この記事でわかること
- ニキビができるしくみと、洗顔の回数
- ニキビがあっても保湿してよいか
- 食べ物とニキビの関係の考え方
ニキビができると、何度も洗ったほうがいいのか、保湿はやめたほうがいいのか、迷いますよね。
結論から言うと、ニキビは洗うほど減るものでも、保湿で増えるものでもありません。よく聞く3つの誤解を、皮膚科の学会の資料で確かめます。
洗うほど減る、は誤解。洗顔は1日2回でいい
洗顔は1日2回が勧められています。ニキビは汚れからではなく、皮脂と毛穴の出口から始まるからです。
皮脂が多く出て、毛穴の出口がつまると、毛穴の中に皮脂がたまります。これがニキビのもとです。中で菌が増えると、赤いニキビになります。
ニキビは、皮脂と毛穴の出口から始まります。
多く出る
つまる
増える
ニキビに
だから、ニキビは不潔だからできるものではありません。強くこすったり何度も洗ったりすると、炎症が起きてかえって悪化します。やさしく1日2回が目安です。洗い方は洗顔料の使い方へ。
保湿で増える、は誤解。乾燥するなら保湿していい
保湿するとベタついて、ニキビが増えそうな気がしますよね。でも、乾燥する肌なら、保湿してかまいません。ニキビの治療で肌が乾くときも、保湿が勧められているからです。
選ぶ目安は「ノンコメドジェニック」の表示です。コメド、つまりニキビのもとをつくりにくい、という意味の言葉です。化粧水などの基礎化粧も、してかまいません。
乾くなら、表示を目安に選んで保湿するのが正解です。
食べ物は、一律にがまんしなくていい
ニキビのために、チョコなど特定の食べ物を一律にがまんする必要はありません。学会の治療ガイドラインは、食べ物を一律に制限することを勧めていないからです。
ただ、食べたあとにニキビが増えると感じる食べ物があるなら、一人ひとりで、食べ物と肌の様子の関係を見て対応するのが望ましいとされています。
気になるときは、自分で決めつけず皮膚科で相談しましょう。
まとめ
- ニキビは、皮脂と毛穴の出口から始まります
- 洗顔は1日2回。洗いすぎはかえって悪化のもとです
- 乾燥するなら保湿してかまいません
- 選ぶ目安はノンコメドジェニックの表示です
- 特定の食べ物を一律にがまんしなくていいです
医薬部外品で言えるのは「にきびを防ぐ」までで、治療は皮膚科の薬の役目です。
よくある質問
ニキビは何度も洗えば減りますか?
減りません。洗顔は1日2回が勧められています。強くこすったり何度も洗ったりすると、炎症が起きてかえって悪化します。
ニキビがあるときは保湿しない方がいいですか?
乾燥するなら、保湿してかまいません。治療で肌が乾くときも保湿が勧められていて、ノンコメドジェニックの表示が選ぶ目安になります。
チョコレートを食べるとニキビができますか?
チョコレートなど特定の食べ物を、一律にがまんする必要はありません。学会のガイドラインは、食べ物を一律に制限することを勧めていません。食べたあとに増えると感じるなら、皮膚科で相談しましょう。