この記事でわかること
- 白ニキビができる2つの原因
- 白ニキビに強くすすめられる薬
- 医薬部外品・市販薬で言える範囲
肌にできた白い小さなふくらみ。白ニキビかなと思っても、つぶしていいのか、何を使えばいいのか迷いますよね。
結論から言うと、白ニキビは、毛穴の出口が閉じたまま中に皮脂がたまった、ニキビのいちばん初めの段階です。自分でつぶさず、早めに手を打つのが大切です。
白ニキビは、皮脂の多さと毛穴の出口の詰まりでできる
白ニキビの原因は、皮脂が多いことと、毛穴の出口が詰まることの2つです。出口がふさがると、皮脂が外へ出られずに毛穴の中にたまり、白か肌色の小さなふくらみになります。
白ニキビは、皮脂が多いことと毛穴の出口の詰まりが重なってでき、進むと赤いニキビになります。
多い
詰まる
になる
赤くなる
毛穴の中は皮脂が多く、酸素が少ない場所です。そこでアクネ菌=どの毛穴にもいる菌が増えると、赤いニキビに進みます。
ニキビは、不潔だからできるものではありません。月経前やホルモンの変化、毛穴をふさぐ化粧品もきっかけになります。原因の場所は、毛穴の中と、その出口です。
向くのは皮膚科の塗り薬。医薬部外品は「にきびを防ぐ」まで
白ニキビに向くのは、皮膚科で出すアダパレンと過酸化ベンゾイルの塗り薬です。どちらも医師の処方が必要な医薬品で、毛穴に皮脂が詰まった段階に使う薬として、学会がすすめているからです。
薬局で買える市販のニキビ薬は、第2類医薬品が中心で、効能は「にきび」などです。いっぽう医薬部外品で言えるのは「にきびを防ぐ」までで、化粧品は治療のためのものではありません。
白ニキビが多く続くときは、皮膚科で相談するのが近道です。
皮膚科の学会は、3つの塗り薬を強くすすめている
日本の皮膚科の学会のガイドラインでは、白ニキビなどの面皰に、3つの塗り薬を強くすすめています。面皰とは、毛穴に皮脂が詰まったもののことです。
アダパレン、過酸化ベンゾイル、その2つを合わせた塗り薬で、どれも推奨度Aです。くわしくは白ニキビの記事へ。
白ニキビの段階でも、皮膚科の塗り薬がいちばんの選択肢です。
まとめ
- 白ニキビは、ニキビのいちばん初めの段階です
- 原因は皮脂の多さと毛穴の出口の詰まりです
- 強くすすめられる薬は、皮膚科の処方薬です
- 医薬部外品で言えるのは「にきびを防ぐ」までです
- 不潔だからできるのではなく、自分でつぶさないのが大切です
つぶさず、こすらず、やさしい洗顔を続けましょう。
よくある質問
白ニキビの原因は何ですか?
皮脂が多いことと、毛穴の出口が詰まることの2つです。不潔だからできるのではありません。
白ニキビは潰していいですか?
自分でつぶすことはすすめられていません。皮脂を出しきれず、かえって炎症が悪化することがあります。
白ニキビに市販薬は効きますか?
市販のニキビ薬は第2類医薬品が中心で、効能は「にきび」などです。白ニキビに強くすすめられているのは、皮膚科で出すアダパレンや過酸化ベンゾイルの塗り薬です。
この記事で参照した情報
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q3 にきびは、どうしてできますか?
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q18 不潔だからにきびができるのですか?洗顔方法は?
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q23 潰すのはどうしていけないのですか?
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」(日皮会誌133(3):407-450)
- MSDマニュアル プロフェッショナル版「尋常性ざ瘡」(Jonette E. Keri, 2024年4月改訂)
- PMDA 一般用医薬品添付文書「エプールアクネクリーム」(万協製薬、第2類医薬品)
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年 薬食発0721第1号)