化粧品の成分早見表

成分表示に出てくる名前を、分類とひとことの働きで引けるようにしました。行を開くと、くわしい働きと出典・関連記事が見られます。くわしい成分には個別のページがあります。

説明は日本化粧品技術者会(SCCJ)の化粧品用語集、日本化粧品工業会の解説、および当サイトの各記事にもとづいています。化粧品としてうたえない効能(美白・シワ改善・抗炎症など)は、医薬部外品・医薬品の区分を明記した場合にだけ書いています。

81 成分

水性成分 水 ほとんどの化粧品のベース。成分を溶かし、全体の量と使用感を決める。

全成分表示は配合量の多い順に並ぶため、化粧水や乳液では「水」が先頭に来ることが多い。水溶性の成分はこの水に溶けた形で配合される。

水のページを見る →

出典: 日本化粧品工業会 化粧品の全成分表示記載のガイドライン

水性成分 エタノール エチルアルコール / Alcohol 清涼感を与える。肌をひきしめる(収れん)。汚れを浮かす。成分を溶かす(可溶化)。防腐効果。

化粧品で「アルコール」といえばエチルアルコール=エタノールのこと。日本化粧品工業会は配合目的として、清浄(皮脂や汚れを浮かす)・殺菌(防腐効果)・収れん・清涼(蒸発するときに熱を奪う)・可溶化(水や油に溶けにくい香料などを溶かす)の5つを挙げている。ベヘニルアルコールやセタノールなど「アルコール」と名のつく固形の油分、防腐剤のフェノキシエタノールはエタノールとは別の成分。

エタノールのページを見る →

出典: 日本化粧品工業会「化粧品に使われるアルコール」

水性成分 BG 1,3-ブチレングリコール / Butylene Glycol 保湿。グリセリンよりさらっと軽い。植物エキスの抽出溶媒にも。

多価アルコールのひとつ。SCCJ用語集によると、多価アルコールの中では比較的おだやかな吸湿性で、グリセリンやDPGに比べて保水性は低いが、粘度が低くさらっとした軽い使用感でべたつきが少ない。クリーム・化粧水などに広く使われるほか、植物エキスの抽出溶媒や香料の保留剤にも使われる。

BGのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「1,3-ブチレングリコール」

水性成分 グリセリン Glycerin 保湿の定番。吸水性が高く、肌をやわらかくする。のび・すべりを良くする。

炭素数3の3価アルコール。SCCJ用語集によると吸水性が高く、保湿作用が高いことから皮膚に対する柔軟・湿潤剤として、また製品ののびやすべりを良くする目的で化粧品全般に使われる。日本化粧品工業会は水溶性の保湿成分(ヒューメクタント)の代表例として挙げている。

グリセリンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「グリセリン」

水性成分 PG プロピレングリコール / Propylene Glycol 保湿・柔軟。グリセリンより吸湿性が低くさっぱり。溶解補助・可溶化にも。

SCCJ用語集によると、グリセリンに似た保湿性を示すが吸湿性・粘度が低く、さっぱりした使用感。水溶性で極性物質をよく溶かすため溶解補助剤・可溶化剤にも使われ、抗菌・静菌作用もある。

PGのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「プロピレングリコール」

水性成分 ソルビトール Sorbitol 保湿。グリセリンに匹敵する吸湿性。やや、べたつきがある。

植物に広く存在する糖アルコール。SCCJ用語集によると、グリセリンに匹敵する吸湿性を持ち、乾燥に対して一定の水分を保つ性質があるが、比較的べたつき感が強い。保湿剤・柔軟剤としてクリーム・化粧水・乳液・ファンデーションなどに配合される。

ソルビトールのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ソルビトール」

水性成分 PEG-〇〇 ポリエチレングリコール / PEG 水溶性の高分子。皮膚表面に保護膜をつくり乾燥を防ぐ。水に溶けない成分を分散させる。

ポリエチレングリコール。SCCJ用語集によると重合度の異なる高分子の混合物で、数字(平均分子量)が小さいものは液体、大きいものは固体。平均分子量200のものはグリセリンに匹敵する吸湿性を示すが、4,000になるとほとんど吸湿性を示さない。皮膚表面に保護膜をつくって乾燥を防ぐ目的でクリーム・乳液・シャンプーなどに使われる。

PEG-〇〇のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ポリエチレングリコール」

保湿成分 ヒアルロン酸Na Sodium Hyaluronate 高い保水性(1gで約6Lの水)。肌の表面でうるおいを抱えて保つ。

もともと真皮にある酸性ムコ多糖類で、真皮の水分保持を担う。SCCJ用語集によると、化粧品には一般にナトリウム塩として配合され、高い粘性と保水性を持つため保湿剤として幅広く使われる。化粧品として肌に塗った場合に働くのは角層までで、真皮のヒアルロン酸を増やすという意味ではない。

ヒアルロン酸Naのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ヒアルロン酸」

保湿成分 加水分解ヒアルロン酸 低分子ヒアルロン酸 / Hydrolyzed Hyaluronic Acid 分子量を小さくしたヒアルロン酸。角層のすき間になじむタイプ。

「低分子ヒアルロン酸」と呼ばれることが多い。分子量が大きいヒアルロン酸Naは肌の表面にとどまって膜のようにうるおいを抱え、分子量の小さいものは角層のすき間になじむ。役割が違うため組み合わせて配合されることが多い。「低分子だから肌の奥まで届く」わけではなく、化粧品の浸透は角層まで。

加水分解ヒアルロン酸のページを見る →

出典: 記事「低分子ヒアルロン酸って何が違うの?」

保湿成分 尿素 Urea 角層の天然保湿因子(NMF)の成分。保湿。かかと・ひじ用のクリームなどに。

SCCJ用語集によると、天然保湿因子(NMF)の構成成分として角層にも含まれる天然の保湿剤で、白く角化したかかと・ひじ・ひざや荒れた手をしっとりなめらかにする目的でハンドクリームなどに配合される。医薬品の軟膏(尿素軟膏)にも使われる成分で、化粧品と医薬品では区分が異なる。

尿素のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「尿素」

保湿成分 PCA-Na ピロリドンカルボン酸Na / Sodium PCA 天然保湿因子(NMF)の主要成分。吸湿力が大きい。

2-ピロリドン-5-カルボン酸ナトリウム。SCCJ用語集によると、角化の過程でフィラグリンの分解により生じたグルタミン酸からつくられるNMFの重要な保湿成分で、表皮中の97%が角層に存在する。グリセリンと比べても大きな吸湿力が認められ、皮膚に湿潤性・柔軟性を与える。

PCA-Naのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「2-ピロリドン-5-カルボン酸ナトリウム」

保湿成分 アミノ酸(アルギニン、グリシン、セリン など) 天然保湿因子(NMF)の約40%を占める成分。角層のうるおいと柔軟性に関わる。

SCCJ用語集によると、角層のアミノ酸はフィラグリンというタンパク質が分解されて生じ、角層細胞を覆う脂質とともに角層を正常に保つ働きをしている。NMF(天然保湿因子)の中でもっとも多い成分群で、皮膚の乾燥を防ぎ柔軟性に関与する。化粧品にはこのNMFを補う目的で各種アミノ酸が配合される。

アミノ酸(アルギニン、グリシン、セリン など)のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「アミノ酸」

保湿成分 乳酸 Lactic Acid pH調整剤。収れん作用もある。NMFの成分でもある。

SCCJ用語集によると、pH調整剤として使われるほか、収れん効果があるため化粧水・乳液に利用される。角層の天然保湿因子(NMF)にも含まれる成分。

乳酸のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「乳酸」

保湿成分 セラミドNP、セラミドAP など Ceramide NP / AP / EOP 角層の細胞間脂質の主成分。角層で水分を抱え、バリアの「モルタル」にあたる。

角層を「レンガとモルタル」にたとえると、角層細胞がレンガ、細胞間脂質がモルタルで、セラミドはその主成分。表示名は「セラミド3」のような番号から「セラミドNP」のような記号に変わった。「ヒト型セラミド」は業界の呼び名で公的に定義された用語ではない。合成の「セラミド類似成分」は別の表示名になる。

セラミドNP、セラミドAP などのページを見る →

出典: 記事「セラミド、番号から記号へ」

油性成分 スクワラン Squalane 油性感が少なく、なじみやすい油。酸化しにくく安定。

深海ザメの肝油や植物由来のスクワレンを還元して得られる飽和炭化水素。SCCJ用語集によると、流動パラフィンに比べ油性感がなく、化学的安定性・熱安定性に優れ、クリーム・乳液・ヘアオイル・口紅など多くの化粧品に油性原料として使われる。

スクワランのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「スクワラン」

油性成分 ワセリン Petrolatum 半固形の油。肌の表面を覆って水分の蒸発を防ぐ。化学的に安定。

石油から得られる炭化水素の混合物。SCCJ用語集によると、流動パラフィン(液体)・パラフィン(固体)と同じ石油由来で、半固形であることが特徴。化学的に不活性で油性感を与えるため、クリームやメークアップ化粧品に使われ、医薬品では軟膏の基剤として広く使われる。

ワセリンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ワセリン」

油性成分 ミネラルオイル 流動パラフィン / Mineral Oil 肌に吸収されにくい安定した油。クレンジングの主成分にも。

流動パラフィンともいう。SCCJ用語集によると、炭素数15〜35程度の飽和炭化水素の混合物で、無色透明・無臭の液体。不活性で皮膚への吸収性が弱いため、クレンジングクリーム・クレンジングオイルの主成分に使われるほか、乳液・クリームやメークアップ化粧品の油相原料として広く使われる。

ミネラルオイルのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「流動パラフィン」

油性成分 ホホバ種子油 ホホバ油 / Jojoba Seed Oil 液体のろう。酸化しにくく、さっぱりした使用感。

ホホバの種子から採る液体ろう。SCCJ用語集によると、他の植物油脂に比べ酸化安定性に優れ、皮膚になじみやすくさっぱりした使用感で、クリーム・乳液・口紅などに使われる。

ホホバ種子油のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ホホバ油」

油性成分 ミツロウ Beeswax ミツバチの巣から得るろう。製品に硬さと成形性を与える。

SCCJ用語集によると、主成分は高級脂肪酸と高級アルコールのエステル。粘着性・成形性に優れ、製品の強度と柔軟性を高め、油脂やろう、着色料の均一な分散を助けるため、口紅などスティック状化粧品の油相原料に使われる。

出典: SCCJ 化粧品用語集「みつろう(蜜蝋)」

油性成分 ラノリン Lanolin 羊毛由来の油。エモリエント性(肌をやわらかく保つ)に優れる。

ヒツジの毛から得た脂肪様物質を精製したもの。SCCJ用語集によると、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルからなり、コレステロールなどのステロール類を含む。エモリエント性に優れ、クリーム・メークアップ化粧品・ヘアケア化粧品などに使われる。

ラノリンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ラノリン」

油性成分 ステアリン酸 Stearic Acid 高級脂肪酸。クリーム・乳液の油相原料。石けんや界面活性剤の原料にも。

SCCJ用語集によると、パーム油などから得られる白色鱗片状の高級脂肪酸で、化粧品ではクリーム・乳液・口紅などの油相原料として使われるほか、界面活性剤やエステル類の製造原料になる。

ステアリン酸のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ステアリン酸」

油性成分 セタノール、ステアリルアルコール セチルアルコール / Cetyl Alcohol, Stearyl Alcohol 固形の油分(高級アルコール)。乳化を安定させ、製品にとろみや硬さを出す。

「アルコール」と名がつくがエタノールとは別の成分で、日本化粧品工業会は「固形の油分で、製品を固化させたり粘性を高めたりする目的で使用」と説明している。SCCJ用語集によると、セタノールは乳化安定助剤として優れ、クリーム・乳液に配合され、ステアリルアルコールも乳化安定助剤として添加される。

セタノール、ステアリルアルコールのページを見る →

出典: 日本化粧品工業会「化粧品に使われるアルコール」/ SCCJ「セタノール」

油性成分 エステル油(ミリスチン酸イソプロピル など) Isopropyl Myristate など 軽い感触の合成油。エモリエント剤・溶剤として。

酸とアルコールが結合した油。SCCJ用語集によると、化粧品では高級アルコールと高級脂肪酸から合成されるものが一般的で、ミリスチン酸イソプロピルなどが例。エモリエント剤・溶剤・光沢付与剤・湿潤剤などの用途で使われる。トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルのようなグリセリンとの脂肪酸エステルも同じ仲間。

エステル油(ミリスチン酸イソプロピル など)のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「エステル」

油性成分 ジメチコン Dimethicone シリコーン油。撥水性で化粧くずれを防ぎ、べたつきを抑えて軽い使用感に。

メチルポリシロキサンともいう。SCCJ用語集によると、はっ水性があり水や汗による化粧くずれを防ぐ効果、油分のべたつき感を抑えて軽い使用感を与える効果、他の成分の皮膚や頭髪上での広がりを助ける効果があり、スキンケア・ヘアケアなど幅広い化粧品に配合される。

ジメチコンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ジメチコン」

界面活性剤 ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na Sodium Laureth Sulfate / Sodium Lauryl Sulfate アニオン(陰イオン)界面活性剤。洗浄・泡立ちに優れる。シャンプーや洗顔料に。

高級アルコールの硫酸エステル塩で、SCCJ用語集は「陰イオン性界面活性剤の代表的なもの」とし、油汚れに対して優れた洗浄力を示しクリーミーな泡を与えるため、洗浄・起泡剤としてシャンプー・洗顔クリーム・歯磨きなどに配合されると説明している。

ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「アルキル硫酸エステル塩」

界面活性剤 ソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンオレイン酸 など) Sorbitan Oleate など 非イオン界面活性剤。親油性の乳化剤。乳液・クリームを安定させる。

SCCJ用語集によると、ソルビタンと脂肪酸がエステル結合した安定性・安全性の高い親油性界面活性剤で、食品添加物としても認可されている。親水性の乳化剤と組み合わせて優れた水中油(O/W)型エマルションをつくり、乳化剤・乳化安定剤・分散剤・難溶性物質の溶解助剤として使われる。

出典: SCCJ 化粧品用語集「ソルビタン脂肪酸エステル」

界面活性剤 ポリソルベート、〇〇セス-〇〇(PEG系) Polysorbate 20/60/80, Ceteareth-20 など 非イオン界面活性剤。乳化・可溶化。水と油を混ぜ、香料や油性成分を化粧水に溶かす。

親水基が電離しない非イオン界面活性剤。SCCJ用語集は代表例として(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどを挙げている。日本界面活性剤工業会の整理では、非イオン型は乳化・可溶化に向くタイプ。

出典: SCCJ 化粧品用語集「非イオン性界面活性剤」

増粘・安定化 キサンタンガム Xanthan Gum 天然の増粘剤。少量でとろみがつく。酸・塩・熱に強い。

キサントモナス属の菌がブドウ糖などを発酵させてつくる多糖類を精製した天然のガム質。SCCJ用語集によると、他の天然ガム質より分子量が高く低濃度でも高粘度で、耐酸性・耐塩性・耐熱性に優れ、化粧品・歯磨き・シャンプー・食品などの増粘剤に使われる。

出典: SCCJ 化粧品用語集「キサンタンガム」

増粘・安定化 EDTA-2Na エデト酸二ナトリウム / Disodium EDTA 金属封鎖剤(キレート剤)。微量の金属イオンによる製品の変色・酸化を防ぐ。

エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩。SCCJ用語集によると、カルシウム・マグネシウム・鉄・銅などの金属イオンと安定な錯体をつくり、微量混入する鉄などによって化粧品が酸化・変色するのを防ぐ。石けんでは水中のカルシウム・マグネシウムによる沈殿を防ぐ目的でも配合される。

EDTA-2Naのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩」

増粘・安定化 クエン酸、クエン酸Na Citric Acid / Sodium Citrate pH調整剤。製品のpHを肌に合う範囲に整える。金属封鎖の作用もある。

SCCJ用語集「金属封鎖剤」の項に、化粧品のpHを調整するために配合されるクエン酸や酒石酸にも金属封鎖剤としての作用がある、と記載されている。クエン酸(酸)とクエン酸Na(塩)を組み合わせて、狙ったpHで安定させる。

クエン酸、クエン酸Naのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「金属封鎖剤」

増粘・安定化 トコフェロール、酢酸トコフェロール ビタミンE / Tocopherol, Tocopheryl Acetate ビタミンE。脂溶性の抗酸化成分で、製品中の油分の酸化を防ぐ目的でも配合される。

SCCJ用語集によると、抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンで、化粧品中では酸化されやすいため酢酸エステルなどのエステル体として用いられる。なお「抗酸化」は化粧品の効能56項目にはなく、肌への抗酸化効果を化粧品でうたうことはできない。

トコフェロール、酢酸トコフェロールのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ビタミン」(ビタミンE)

増粘・安定化 香料 Fragrance / Parfum 製品に香りをつける。天然香料・合成香料・調合香料がある。

SCCJ用語集によると、香料は天然香料(精油など)・合成香料・調合香料に大別され、数では合成香料が圧倒的に多い。化粧品の全成分表示では、複数の香料成分をまとめて「香料」と表示できる(日本化粧品工業会の全成分表示ガイドライン)。

香料のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「香料」

防腐剤 メチルパラベン、プロピルパラベン など パラベン / Methylparaben, Propylparaben 防腐剤の代表。広い範囲の微生物に効き、少量で製品を守る。

パラオキシ安息香酸エステル。SCCJ用語集は「化粧品用の防腐剤としてほとんどの商品群に使用されている」とし、非常に広範囲の微生物に有効で、サリチル酸や安息香酸に比べ毒性ははるかに低く皮膚刺激や過敏症も少ないと説明している。防腐剤は化粧品基準で配合できる量に上限がある(日本化粧品工業会)。

メチルパラベン、プロピルパラベン などのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「パラオキシ安息香酸エステル」

防腐剤 フェノキシエタノール Phenoxyethanol 防腐剤。とくにグラム陰性菌に有効。「パラベンフリー」製品でよく使われる。

SCCJ用語集によると、わずかに芳香のある無色〜淡黄色の液体で、殺菌作用がありグラム陰性菌にとくに有効。殺菌・防腐効果に優れ、シャンプーやクリームなどに使われる。名前に「エタノール」とつくが、日本化粧品工業会が説明するとおりエタノール(エチルアルコール)とは別の成分。

フェノキシエタノールのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「フェノキシエタノール」

紫外線防止剤 酸化チタン Titanium Dioxide 紫外線散乱剤。粉体で紫外線をはね返す。白色顔料としても。

二酸化チタン。SCCJ用語集によると、屈折率が高く白色顔料として広く使われるほか、超微粒子酸化チタンは400nm以下の波長を吸収するため紫外線防御力に優れ、日焼け止め化粧品に用いられる。日本化粧品工業会は紫外線散乱剤の例として酸化亜鉛とともに挙げている。

酸化チタンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「二酸化チタン」

紫外線防止剤 酸化亜鉛 Zinc Oxide 紫外線散乱剤。白色性と透明性に優れる。

SCCJ用語集によると、紫外線散乱性・光触媒性などの機能があり、紫外線防御剤や消臭・殺菌剤として用いられ、白色性・透明性に優れるため白色顔料やUVケア化粧品にも使われる。

酸化亜鉛のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「酸化亜鉛」

紫外線防止剤 メトキシケイヒ酸エチルヘキシル オクチノキサート / Ethylhexyl Methoxycinnamate UVB吸収剤。液状で配合しやすく、国内のUVケア化粧品で最も使われる吸収剤。

SCCJ用語集「紫外線防御」の項では、UVB吸収剤として現在もっとも使用されているのがケイ皮酸誘導体のパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルで、UVB領域(312nm付近)に高い吸収能をもつ液状の吸収剤として国内のUVケア化粧品のほとんどに配合されている、と説明されている。

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「紫外線防御」

紫外線防止剤 t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン アボベンゾン / Butyl Methoxydibenzoylmethane UVA吸収剤。UVA領域を吸収する代表的な成分。

SCCJ用語集「紫外線防御」の項で、UVA吸収剤としてもっとも使用されているのが4-t-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタンと説明されている。

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「紫外線防御」

美容成分 ナイアシンアミド ニコチン酸アミド / Niacinamide ビタミンB3の一種。医薬部外品では有効成分としてシワ改善・肌あれ防止・美白の効能が認められている。

医薬部外品の有効成分として「シワを改善する」「肌あれを防ぐ」「メラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ」の3方向で承認例がある。同じ成分でも化粧品(薬用でない製品)に配合されている場合、これらの効能はうたえない。

ナイアシンアミドのページを見る →

出典: 記事「ナイアシンアミドが「シワ」と「美白」の両方に使える理由」

美容成分 レチノール、レチナール Retinol / Retinal ビタミンAの仲間。体内でレチノール→レチナール→レチノイン酸の順に変換される。

レチニルエステル⇄レチノール⇄レチナール→レチノイン酸という変換の順番で、最後のレチノイン酸が活性型。レチノイン酸(トレチノイン)は厚生労働省の事務連絡で「医薬品の成分」とされ、日本の化粧品には配合できない。「シワを改善する」とうたえるのは医薬部外品のみ。

レチノール、レチナールのページを見る →

出典: 記事「レチノール、レチナール、レチノイン酸。何が違って…」

美容成分 ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル など) Ascorbyl Glucoside / 3-O-Ethyl Ascorbic Acid / Ascorbyl Tetraisopalmitate 壊れやすいビタミンCを安定化した成分群。水溶性・油溶性・両親媒性で性格が分かれる。

アスコルビルグルコシド・リン酸アスコルビルMg・3-O-エチルアスコルビン酸は水溶性、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)は油溶性、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)は両親媒性。化粧品の表示名称と医薬部外品の表示名称が異なるため、同じ成分でもパッケージで書き方が変わる。

ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル など)のページを見る →

出典: 記事「ビタミンC誘導体、種類が多すぎ問題。」

美容成分 グルタチオン Glutathione 3つのアミノ酸がつながったトリペプチド。もともと体内にある物質。

グルタミン酸・システイン・グリシンからなる。注射・点滴(「白玉点滴」)や錠剤は医薬品、化粧品に配合されたものは化粧品の効能の範囲。同じ成分名でも、飲む・打つ・塗るで法律上の扱いがまったく違う。

グルタチオンのページを見る →

出典: 記事「「白玉点滴」のグルタチオン、化粧品に入っているものとは…」

美容成分 PDRN ポリデオキシリボヌクレオチド 主にサケ科の魚の精子細胞から抽出されるDNA断片。「塗るサーモン注射」と呼ばれる。

ポリデオキシリボヌクレオチドの略。美容医療の注射は肌の内部に直接入れる医療行為で、化粧品が働きかけられるのは角層まで。同じ成分名でも、できることは同じにならない。

PDRNのページを見る →

出典: 記事「PDRNって結局なに?」

美容成分 ツボクサエキス、マデカッソシド、アジアチコシド Centella Asiatica Extract / Madecassoside / Asiaticoside 「シカ(CICA)」の中身。ツボクサ(Centella asiatica)由来の成分群。

韓国の「マデカソル」は医薬品・医薬部外品として扱われる薬で、化粧品のシカとは別物。化粧品で「鎮静」はうたえない(効能56項目にない)。EMAの資料はセリ科植物に過敏症のある人を禁忌に挙げており、植物由来だから安心とは限らない。

ツボクサエキス、マデカッソシド、アジアチコシドのページを見る →

出典: 記事「「シカ」って結局なに?」

美容成分 ドクダミエキス、シラカバ樹液 Houttuynia Cordata Extract / Betula Platyphylla Japonica Juice 「鎮静系」とまとめられがちな植物成分。ドクダミ科・カバノキ科で、シカ(セリ科)とは別の植物。

ドクダミは生薬「十薬」として日本薬局方に収載されているが、化粧品の成分としての扱いとは分けて考える。「鎮静系」はマーケティング上のまとめ方で、化粧品で「鎮静」はうたえない。

ドクダミエキス、シラカバ樹液のページを見る →

出典: 記事「ドクダミ、白樺…「シカと同じ鎮静系」とまとめられがちな植物」

美容成分 トラネキサム酸 Tranexamic Acid 医薬部外品では美白有効成分(メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ)。化粧品では整肌成分。

止血剤・のどの薬・肝斑の飲み薬(第1類医薬品)・美白の医薬部外品と、ひとつの成分に4つの顔がある。化粧品に配合されていても、美白の効能はうたえない。

トラネキサム酸のページを見る →

出典: 記事「トラネキサム酸、なぜ「止血剤」が「美白」に?」

美容成分 アゼライン酸 Azelaic Acid 海外ではニキビ・酒さの外用薬。日本の市販品は化粧品(整肌成分)。

同じ成分でも国と区分で立場が変わる。日本の化粧品としては整肌の範囲までで、「ニキビを防ぐ」「美白」はうたえない。

アゼライン酸のページを見る →

出典: 記事「アゼライン酸、海外では「薬」なのに日本では「化粧品」」

美容成分 アゼロイルジグリシンK Potassium Azeloyl Diglycinate アゼライン酸の誘導体。最大の違いは水に溶けやすいこと。

水溶性のため化粧水など軽い剤形に配合しやすい。「誘導体だから親成分と同じ効果」とは限らず、別の分子として見るのが安全。

アゼロイルジグリシンKのページを見る →

出典: 記事「アゼロイルジグリシンKとアゼライン酸、何が違う?」

美容成分 グリチルリチン酸2K グリチルリチン酸ジカリウム / Dipotassium Glycyrrhizate 甘草(カンゾウ)由来。医薬部外品では有効成分として配合される。化粧品では整肌成分。

SCCJ用語集によると、カンゾウより抽出される成分で、化粧品には皮膚炎の抑制や肌荒れの改善を目的にカリウム塩やアンモニウム塩が配合される。ただし化粧品(薬用でない製品)で「肌あれを防ぐ」「抗炎症」をうたうことはできず、それらは医薬部外品の効能。

グリチルリチン酸2Kのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「グリチルリチン酸」

美容成分 アラントイン Allantoin SCCJ用語集では抗炎症剤の項に分類される成分。医薬部外品では有効成分として使われる。

SCCJ用語集によると、無味無臭の白色結晶性粉末で、ウシの羊膜の分泌液中に発見されたことからこの名がついた。誘導体のアラントインクロルヒドロキシアルミニウム(アルクロキサ)は制汗剤などにも使われる。化粧品(薬用でない製品)で抗炎症をうたうことはできない。

アラントインのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「アラントイン」

水性成分 DPG ジプロピレングリコール / Dipropylene Glycol べたつきの少ない保湿剤。製品ののびをよくする柔軟剤としても。

ジプロピレングリコール。SCCJ用語集によると、べたつきの少ない無色透明の粘性のある保湿剤で、製品ののびをよくするために柔軟剤としても広く化粧品に用いられる。水やアルコールとよく混ざる。

DPGのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ジプロピレングリコール」

水性成分 トレハロース Trehalose 糖の一種(二糖)。保湿目的で配合される。

SCCJ用語集によると、2分子のブドウ糖が結合した非還元性の二糖で、キノコ・酵母・昆虫などに存在し、昆虫では不凍剤の役割を果たす。デンプンから酵素で製造され、化粧品では保湿の目的で配合される。

トレハロースのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「トレハロース」

保湿成分 加水分解コラーゲン Hydrolyzed Collagen コラーゲンを分解した保湿成分。肌の表面でうるおいを保つ。

SCCJ用語集によると、牛や豚の骨・皮を酸・アルカリ・酵素で加水分解して得られるコラーゲンの分解物で、肌の保湿や毛髪に柔軟性を与える目的で配合される。真皮のコラーゲンを増やす成分ではなく、化粧品の浸透は角層まで。

加水分解コラーゲンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「加水分解コラーゲン」

保湿成分 乳酸桿菌発酵液、乳酸菌培養液 Lactobacillus Ferment など 乳酸菌が発酵した液から菌体を除いたもの。保湿とpH調節。

SCCJ用語集によると、乳酸発酵した液から菌体や高分子物質を除いて得られる液で、乳酸・グルコース・アミノ酸・ペプチドなどを含む。保湿作用やpH調節作用があり、皮膚の水分を保持し、弱酸性を維持する目的で配合される。

乳酸桿菌発酵液、乳酸菌培養液のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「乳酸菌培養液」

保湿成分 パンテノール パンテニルアルコール / Panthenol ビタミンB群(パントテン酸)の仲間。肌荒れ用のクリームやヘアケアに。

SCCJ用語集「パントテン酸」によると、皮膚においても重要なビタミンで、化粧品にはパントテン酸カルシウム塩のほか、還元した形のパンテニルアルコール(パンテノール)として利用される。育毛剤やヘアトニック、肌荒れ用のクリームなどに配合される。

パンテノールのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「パントテン酸」

油性成分 オリーブ果実油 オリーブ油 / Olea Europaea Fruit Oil 酸化されにくい植物油。エモリエント効果。

SCCJ用語集によると、オリーブの果実を圧搾して得た不乾性油で、オレイン酸などの不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸のトリグリセリド。酸化されにくくエモリエント効果があるため、クリーム・マッサージオイルなどに広く用いられる。

オリーブ果実油のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「オリーブ油」

油性成分 コレステロール Cholesterol 角層の細胞間脂質の成分。エモリエント剤・乳化助剤として。

SCCJ用語集によると、動物細胞に広く分布する環状アルコールで、主にラノリンから分別・精製される。皮膚では角層細胞間脂質として含まれており、それを補うためにクリーム・乳液にエモリエント剤として用いられるほか、乳化の安定性を高める乳化助剤としても使われる。

コレステロールのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「コレステロール」

界面活性剤 ステアリン酸グリセリル(グリセリン脂肪酸エステル) Glyceryl Stearate 非イオン界面活性剤。乳液・クリームの乳化剤。

SCCJ用語集によると、グリセリンのヒドロキシル基に脂肪酸をエステル結合させた物質で、非イオン性界面活性剤として使われる。モノグリセリン脂肪酸エステルには親油型と、他の界面活性剤を加えて親水性を高めた自己乳化型がある。

出典: SCCJ 化粧品用語集「グリセリン脂肪酸エステル」

界面活性剤 水添レシチン、レシチン Hydrogenated Lecithin / Lecithin リン脂質。両親媒性で乳化作用があり、リポソーム製剤にも使われる。

SCCJ用語集「リン脂質」によると、天然のリン脂質の混合物を総称してレシチンと呼び、親水部と親油部をもつ両親媒性の構造のため乳化作用を示す。天然レシチンは酸化に弱いため、不飽和分をなくした水素添加レシチンがリポソーム製剤用や乳化剤として化粧品に用いられる。

水添レシチン、レシチンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「リン脂質」

増粘・安定化 カルボマー カルボキシビニルポリマー / Carbomer 合成の増粘剤。アルカリで中和するとゲル状にとろみがつく。温度や微生物に強い。

カルボキシビニルポリマー。SCCJ用語集によると、アクリル酸を重合した陰イオン性の高分子で、アルカリ剤で中和すると水に溶けて増粘する白色粉末。天然系に比べ温度による粘度変化や耐微生物性に優れ、増粘剤・分散剤・ゲル化剤として乳液など多くの化粧品に使われる。

カルボマーのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「カルボキシビニルポリマー」

粉体・色材 タルク Talc 滑石を粉砕した白色の粉。おしろい・ファンデーションの基材。

SCCJ用語集によると、含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする白色粉末で、滑石を微粉砕・精製したもの。粒子は薄片状で、マイカやセリサイトに比べ不透明で白色度が高く、粉白粉やファンデーションに配合される。

タルクのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「タルク」

粉体・色材 マイカ、セリサイト Mica / Sericite 雲母の粉。薄片状で肌へのつきがよく、パール感のある基材。

SCCJ用語集によると、マイカ(雲母)は含水ケイ酸アルミニウムカリウムの淡灰色粉末で、薄片状で表面がなめらか、弾性に富み皮膚への付着性がよいため体質顔料として広く使われる。絹雲母から得られるセリサイトはより微細で、感触がなめらかで透明感に優れる。

マイカ、セリサイトのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「マイカ」

粉体・色材 シリカ 無水ケイ酸 / Silica 合成の白い粉。吸油・吸水性があり、さらっとした感触や毛穴を目立たなくする効果に。

二酸化ケイ素、無水ケイ酸ともいう。SCCJ用語集によると、水や有機溶媒に溶けない白色の合成無機粉体で、表面のシラノール基により水や液状物質を吸収・吸着する。ファンデーションでは体質顔料として感触向上、滑り感、吸水吸油性や毛穴を目立たなくする効果があり、液状製剤の固形化などにも使われる。

シリカのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「二酸化ケイ素」

粉体・色材 カオリン Kaolin 白い粘土鉱物。油や水を吸う体質顔料で、パックやファンデーションに。

SCCJ用語集によると、天然の含水ケイ酸アルミニウムで、白色〜類白色の粘土鉱物。マイカやタルクが中性〜アルカリ性なのに対し、カオリンは中性〜酸性を示す。板状の結晶は皮膚への付着性がよく、吸油性・吸水性をもつため、油や水の吸収性に優れた体質顔料として用いられる。

カオリンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「カオリン」

粉体・色材 酸化鉄 Iron Oxides (CI 77491/77492/77499) 赤・黄・黒の無機顔料。ファンデーションなどの色をつくる。

SCCJ用語集によると、赤色のべんがら(酸化鉄(III))、黄酸化鉄、黒酸化鉄があり、いずれも耐光性・耐熱性・耐薬品性に優れた顔料。ファンデーション、アイシャドー、ネイルエナメルなどメークアップ化粧品の色材として使われる。

酸化鉄のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「べんがら」「黄酸化鉄」「黒酸化鉄」

美容成分 アルブチン Arbutin 医薬部外品の美白有効成分。チロシナーゼの働きを妨げてメラニンの生成を抑える。

SCCJ用語集によると、コケモモやナシなどの葉に含まれるヒドロキノンの配糖体で、「メラニンの生成をおさえしみ・そばかすを防ぐ」効能の美白用医薬部外品主剤として承認されている。作用はチロシナーゼの拮抗阻害。1990年以降の美白化粧品ブームの先駆けとなった成分。化粧品(薬用でない製品)では美白をうたえない。

アルブチンのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「アルブチン」

美容成分 コウジ酸 Kojic Acid 医薬部外品の美白有効成分。麹由来。チロシナーゼの銅をつかまえて働きを抑える。

SCCJ用語集によると、麹かびの発酵液に含まれる成分で、「メラニンの生成をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」効果が承認された美白化粧品(医薬部外品)の有効成分。チロシナーゼの活性中心である銅イオンをキレートして活性を抑える。

コウジ酸のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「コウジ酸」

美容成分 エラグ酸 Ellagic Acid 医薬部外品の美白有効成分。イチゴなどに含まれるポリフェノール。

SCCJ用語集によると、医薬部外品主剤として有効性が承認されている美白剤の一つで、イチゴ・リンゴ・ユーカリなどに広く存在するポリフェノール。チロシナーゼの活性に関わる銅イオンを取り込む(キレート)ことで活性を阻害する。

エラグ酸のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「エラグ酸」

美容成分 ルシノール 4-ブチルレゾルシノール / 4-Butylresorcinol 医薬部外品の美白有効成分(4-n-ブチルレゾルシノール)。

SCCJ用語集によると、レゾルシンの誘導体で、「メラニンの生成をおさえしみ・そばかすを防ぐ」効能で有効性が承認された医薬部外品主剤。チロシナーゼの拮抗阻害に加え、関連酵素TRP-1も直接阻害する。

ルシノールのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ルシノール」

美容成分 カモミラET カミツレ花エキス(有効成分としての名称) 医薬部外品の美白有効成分。メラノサイトへの「つくれ」という指令を抑える。

SCCJ用語集によると、「メラニンの生成をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」効果が承認された美白化粧品(医薬部外品)の有効成分。エンドセリンがメラノサイトの増殖やメラニン産生を活性化する作用を抑えることで、メラニン生成抑制効果を示す。

カモミラETのページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「カモミラET」

美容成分 アスコルビン酸(ピュアビタミンC) Ascorbic Acid そのままのビタミンC。不安定なので、化粧品では誘導体にして使われることが多い。

SCCJ用語集「ビタミン」によると、水溶性で抗酸化作用をもつビタミンで、真皮のコラーゲン線維の合成に関わるアミノ酸の生合成に関与する。ビタミンC自身が不安定なため、リン酸マグネシウム塩や配糖体などの誘導体が開発され、肌荒れや日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ目的で使われている。

アスコルビン酸(ピュアビタミンC)のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ビタミン」(ビタミンC)

美容成分 グリコール酸 Glycolic Acid AHA(α-ヒドロキシ酸)の代表。角層の細胞どうしの接着をゆるめて剥離を促す。

SCCJ用語集「ヒドロキシ酸」によると、AHAは具体的にはグリコール酸や乳酸が主で、角層表面のデスモソームを分解したり不要な角層を剥離させることが報告されている。濃度(10%以下)やpHに注意が必要で、角層剥離によりバリア機能や水分保持機能が低下するため前後の処置を欠くとトラブルも多い。化粧品基準に配合上限の規定はない。

グリコール酸のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「ヒドロキシ酸」

防腐剤 サリチル酸 Salicylic Acid BHA(β-ヒドロキシ酸)。殺菌防腐作用と角層溶解作用。日本の化粧品では100g中0.20gまで。

SCCJ用語集によると、殺菌防腐作用と角層溶解作用をもつ薬物で、医薬品では角層溶解剤(うおの目の絆創膏、角化症の軟膏など)に使われる。化粧品基準では別表第3(防腐剤)に「サリチル酸 0.20」(100g中の最大配合量g)と定められている。

サリチル酸のページを見る →

出典: SCCJ 化粧品用語集「サリチル酸」

紫外線防止剤 オキシベンゾン-3 Oxybenzone / Benzophenone-3 紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系)。化粧品基準で、洗い流さない製品は100g中5.0gまで。

2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン。化粧品基準 別表第4「2 化粧品の種類により配合の制限がある成分」に収載され、洗い流すものは上限なし、洗い流さないもの5.0、粘膜に使用されることがあるもの5.0(100g中g)。SCCJ用語集「サンプロテクター」は、ベンゾフェノン誘導体をUVA・UVB両方の領域に吸収効果をもつ吸収剤として挙げている。

オキシベンゾン-3のページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 サリチル酸エチルヘキシル Ethylhexyl Salicylate / Octisalate 紫外線吸収剤(サリチル酸系)。化粧品基準で100g中10gまで(粘膜用は5.0)。

サリチル酸オクチル。化粧品基準 別表第4「2 化粧品の種類により配合の制限がある成分」に収載。上限は洗い流すもの10、洗い流さないもの10、粘膜に使用されることがあるもの5.0(100g中g)。

サリチル酸エチルヘキシルのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 オクトクリレン Octocrylene 紫外線吸収剤。化粧品基準で100g中10gまで(すべての化粧品)。

2-シアノ-3,3-ジフェニルプロパ-2-エン酸2-エチルヘキシルエステル。化粧品基準 別表第4「1 すべての化粧品に配合の制限がある成分」に収載され、上限は100g中10g。

オクトクリレンのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 ホモサレート Homosalate 紫外線吸収剤(サリチル酸系)。化粧品基準で100g中10gまで。

サリチル酸ホモメンチル。化粧品基準 別表第4「1 すべての化粧品に配合の制限がある成分」に収載され、上限は100g中10g。

ホモサレートのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 エチルヘキシルトリアゾン Ethylhexyl Triazone 紫外線吸収剤(トリアジン系)。化粧品基準で洗い流さない製品は100g中5.0gまで。粘膜用には配合不可。

2,4,6-トリス[4-(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン。化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの5.0、洗い流さないもの5.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。

エチルヘキシルトリアゾンのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン Bis-Ethylhexyloxyphenol Methoxyphenyl Triazine 紫外線吸収剤(トリアジン系)。化粧品基準で100g中3.0gまで。粘膜用には配合不可。

化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの3.0、洗い流さないもの3.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。

ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル Diethylamino Hydroxybenzoyl Hexyl Benzoate 紫外線吸収剤。化粧品基準で100g中10.0gまで。粘膜用には配合不可。

2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル。化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの10.0、洗い流さないもの10.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。

ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

紫外線防止剤 メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール Methylene Bis-Benzotriazolyl Tetramethylbutylphenol 紫外線吸収剤。化粧品基準で100g中10.0gまで。粘膜用には配合不可。

2,2'-メチレンビス(6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール)。化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの10.0、洗い流さないもの10.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。

メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールのページを見る →

出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4

← トップページに戻る