成分表示に出てくる名前を、分類とひとことの働きで引けるようにしました。行を開くと、くわしい働きと出典・関連記事が見られます。くわしい成分には個別のページがあります。
説明は日本化粧品技術者会(SCCJ)の化粧品用語集、日本化粧品工業会の解説、および当サイトの各記事にもとづいています。化粧品としてうたえない効能(美白・シワ改善・抗炎症など)は、医薬部外品・医薬品の区分を明記した場合にだけ書いています。
81 成分
全成分表示は配合量の多い順に並ぶため、化粧水や乳液では「水」が先頭に来ることが多い。水溶性の成分はこの水に溶けた形で配合される。
化粧品で「アルコール」といえばエチルアルコール=エタノールのこと。日本化粧品工業会は配合目的として、清浄(皮脂や汚れを浮かす)・殺菌(防腐効果)・収れん・清涼(蒸発するときに熱を奪う)・可溶化(水や油に溶けにくい香料などを溶かす)の5つを挙げている。ベヘニルアルコールやセタノールなど「アルコール」と名のつく固形の油分、防腐剤のフェノキシエタノールはエタノールとは別の成分。
多価アルコールのひとつ。SCCJ用語集によると、多価アルコールの中では比較的おだやかな吸湿性で、グリセリンやDPGに比べて保水性は低いが、粘度が低くさらっとした軽い使用感でべたつきが少ない。クリーム・化粧水などに広く使われるほか、植物エキスの抽出溶媒や香料の保留剤にも使われる。
炭素数3の3価アルコール。SCCJ用語集によると吸水性が高く、保湿作用が高いことから皮膚に対する柔軟・湿潤剤として、また製品ののびやすべりを良くする目的で化粧品全般に使われる。日本化粧品工業会は水溶性の保湿成分(ヒューメクタント)の代表例として挙げている。
SCCJ用語集によると、グリセリンに似た保湿性を示すが吸湿性・粘度が低く、さっぱりした使用感。水溶性で極性物質をよく溶かすため溶解補助剤・可溶化剤にも使われ、抗菌・静菌作用もある。
植物に広く存在する糖アルコール。SCCJ用語集によると、グリセリンに匹敵する吸湿性を持ち、乾燥に対して一定の水分を保つ性質があるが、比較的べたつき感が強い。保湿剤・柔軟剤としてクリーム・化粧水・乳液・ファンデーションなどに配合される。
ポリエチレングリコール。SCCJ用語集によると重合度の異なる高分子の混合物で、数字(平均分子量)が小さいものは液体、大きいものは固体。平均分子量200のものはグリセリンに匹敵する吸湿性を示すが、4,000になるとほとんど吸湿性を示さない。皮膚表面に保護膜をつくって乾燥を防ぐ目的でクリーム・乳液・シャンプーなどに使われる。
もともと真皮にある酸性ムコ多糖類で、真皮の水分保持を担う。SCCJ用語集によると、化粧品には一般にナトリウム塩として配合され、高い粘性と保水性を持つため保湿剤として幅広く使われる。化粧品として肌に塗った場合に働くのは角層までで、真皮のヒアルロン酸を増やすという意味ではない。
「低分子ヒアルロン酸」と呼ばれることが多い。分子量が大きいヒアルロン酸Naは肌の表面にとどまって膜のようにうるおいを抱え、分子量の小さいものは角層のすき間になじむ。役割が違うため組み合わせて配合されることが多い。「低分子だから肌の奥まで届く」わけではなく、化粧品の浸透は角層まで。
出典: 記事「低分子ヒアルロン酸って何が違うの?」
SCCJ用語集によると、天然保湿因子(NMF)の構成成分として角層にも含まれる天然の保湿剤で、白く角化したかかと・ひじ・ひざや荒れた手をしっとりなめらかにする目的でハンドクリームなどに配合される。医薬品の軟膏(尿素軟膏)にも使われる成分で、化粧品と医薬品では区分が異なる。
出典: SCCJ 化粧品用語集「尿素」
2-ピロリドン-5-カルボン酸ナトリウム。SCCJ用語集によると、角化の過程でフィラグリンの分解により生じたグルタミン酸からつくられるNMFの重要な保湿成分で、表皮中の97%が角層に存在する。グリセリンと比べても大きな吸湿力が認められ、皮膚に湿潤性・柔軟性を与える。
SCCJ用語集によると、角層のアミノ酸はフィラグリンというタンパク質が分解されて生じ、角層細胞を覆う脂質とともに角層を正常に保つ働きをしている。NMF(天然保湿因子)の中でもっとも多い成分群で、皮膚の乾燥を防ぎ柔軟性に関与する。化粧品にはこのNMFを補う目的で各種アミノ酸が配合される。
SCCJ用語集によると、pH調整剤として使われるほか、収れん効果があるため化粧水・乳液に利用される。角層の天然保湿因子(NMF)にも含まれる成分。
出典: SCCJ 化粧品用語集「乳酸」
角層を「レンガとモルタル」にたとえると、角層細胞がレンガ、細胞間脂質がモルタルで、セラミドはその主成分。表示名は「セラミド3」のような番号から「セラミドNP」のような記号に変わった。「ヒト型セラミド」は業界の呼び名で公的に定義された用語ではない。合成の「セラミド類似成分」は別の表示名になる。
出典: 記事「セラミド、番号から記号へ」
深海ザメの肝油や植物由来のスクワレンを還元して得られる飽和炭化水素。SCCJ用語集によると、流動パラフィンに比べ油性感がなく、化学的安定性・熱安定性に優れ、クリーム・乳液・ヘアオイル・口紅など多くの化粧品に油性原料として使われる。
石油から得られる炭化水素の混合物。SCCJ用語集によると、流動パラフィン(液体)・パラフィン(固体)と同じ石油由来で、半固形であることが特徴。化学的に不活性で油性感を与えるため、クリームやメークアップ化粧品に使われ、医薬品では軟膏の基剤として広く使われる。
流動パラフィンともいう。SCCJ用語集によると、炭素数15〜35程度の飽和炭化水素の混合物で、無色透明・無臭の液体。不活性で皮膚への吸収性が弱いため、クレンジングクリーム・クレンジングオイルの主成分に使われるほか、乳液・クリームやメークアップ化粧品の油相原料として広く使われる。
ホホバの種子から採る液体ろう。SCCJ用語集によると、他の植物油脂に比べ酸化安定性に優れ、皮膚になじみやすくさっぱりした使用感で、クリーム・乳液・口紅などに使われる。
SCCJ用語集によると、主成分は高級脂肪酸と高級アルコールのエステル。粘着性・成形性に優れ、製品の強度と柔軟性を高め、油脂やろう、着色料の均一な分散を助けるため、口紅などスティック状化粧品の油相原料に使われる。
ヒツジの毛から得た脂肪様物質を精製したもの。SCCJ用語集によると、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルからなり、コレステロールなどのステロール類を含む。エモリエント性に優れ、クリーム・メークアップ化粧品・ヘアケア化粧品などに使われる。
SCCJ用語集によると、パーム油などから得られる白色鱗片状の高級脂肪酸で、化粧品ではクリーム・乳液・口紅などの油相原料として使われるほか、界面活性剤やエステル類の製造原料になる。
「アルコール」と名がつくがエタノールとは別の成分で、日本化粧品工業会は「固形の油分で、製品を固化させたり粘性を高めたりする目的で使用」と説明している。SCCJ用語集によると、セタノールは乳化安定助剤として優れ、クリーム・乳液に配合され、ステアリルアルコールも乳化安定助剤として添加される。
酸とアルコールが結合した油。SCCJ用語集によると、化粧品では高級アルコールと高級脂肪酸から合成されるものが一般的で、ミリスチン酸イソプロピルなどが例。エモリエント剤・溶剤・光沢付与剤・湿潤剤などの用途で使われる。トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルのようなグリセリンとの脂肪酸エステルも同じ仲間。
メチルポリシロキサンともいう。SCCJ用語集によると、はっ水性があり水や汗による化粧くずれを防ぐ効果、油分のべたつき感を抑えて軽い使用感を与える効果、他の成分の皮膚や頭髪上での広がりを助ける効果があり、スキンケア・ヘアケアなど幅広い化粧品に配合される。
高級アルコールの硫酸エステル塩で、SCCJ用語集は「陰イオン性界面活性剤の代表的なもの」とし、油汚れに対して優れた洗浄力を示しクリーミーな泡を与えるため、洗浄・起泡剤としてシャンプー・洗顔クリーム・歯磨きなどに配合されると説明している。
SCCJ用語集によると、ソルビタンと脂肪酸がエステル結合した安定性・安全性の高い親油性界面活性剤で、食品添加物としても認可されている。親水性の乳化剤と組み合わせて優れた水中油(O/W)型エマルションをつくり、乳化剤・乳化安定剤・分散剤・難溶性物質の溶解助剤として使われる。
親水基が電離しない非イオン界面活性剤。SCCJ用語集は代表例として(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどを挙げている。日本界面活性剤工業会の整理では、非イオン型は乳化・可溶化に向くタイプ。
キサントモナス属の菌がブドウ糖などを発酵させてつくる多糖類を精製した天然のガム質。SCCJ用語集によると、他の天然ガム質より分子量が高く低濃度でも高粘度で、耐酸性・耐塩性・耐熱性に優れ、化粧品・歯磨き・シャンプー・食品などの増粘剤に使われる。
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩。SCCJ用語集によると、カルシウム・マグネシウム・鉄・銅などの金属イオンと安定な錯体をつくり、微量混入する鉄などによって化粧品が酸化・変色するのを防ぐ。石けんでは水中のカルシウム・マグネシウムによる沈殿を防ぐ目的でも配合される。
SCCJ用語集「金属封鎖剤」の項に、化粧品のpHを調整するために配合されるクエン酸や酒石酸にも金属封鎖剤としての作用がある、と記載されている。クエン酸(酸)とクエン酸Na(塩)を組み合わせて、狙ったpHで安定させる。
SCCJ用語集によると、抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンで、化粧品中では酸化されやすいため酢酸エステルなどのエステル体として用いられる。なお「抗酸化」は化粧品の効能56項目にはなく、肌への抗酸化効果を化粧品でうたうことはできない。
SCCJ用語集によると、香料は天然香料(精油など)・合成香料・調合香料に大別され、数では合成香料が圧倒的に多い。化粧品の全成分表示では、複数の香料成分をまとめて「香料」と表示できる(日本化粧品工業会の全成分表示ガイドライン)。
出典: SCCJ 化粧品用語集「香料」
パラオキシ安息香酸エステル。SCCJ用語集は「化粧品用の防腐剤としてほとんどの商品群に使用されている」とし、非常に広範囲の微生物に有効で、サリチル酸や安息香酸に比べ毒性ははるかに低く皮膚刺激や過敏症も少ないと説明している。防腐剤は化粧品基準で配合できる量に上限がある(日本化粧品工業会)。
SCCJ用語集によると、わずかに芳香のある無色〜淡黄色の液体で、殺菌作用がありグラム陰性菌にとくに有効。殺菌・防腐効果に優れ、シャンプーやクリームなどに使われる。名前に「エタノール」とつくが、日本化粧品工業会が説明するとおりエタノール(エチルアルコール)とは別の成分。
二酸化チタン。SCCJ用語集によると、屈折率が高く白色顔料として広く使われるほか、超微粒子酸化チタンは400nm以下の波長を吸収するため紫外線防御力に優れ、日焼け止め化粧品に用いられる。日本化粧品工業会は紫外線散乱剤の例として酸化亜鉛とともに挙げている。
SCCJ用語集によると、紫外線散乱性・光触媒性などの機能があり、紫外線防御剤や消臭・殺菌剤として用いられ、白色性・透明性に優れるため白色顔料やUVケア化粧品にも使われる。
SCCJ用語集「紫外線防御」の項では、UVB吸収剤として現在もっとも使用されているのがケイ皮酸誘導体のパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルで、UVB領域(312nm付近)に高い吸収能をもつ液状の吸収剤として国内のUVケア化粧品のほとんどに配合されている、と説明されている。
SCCJ用語集「紫外線防御」の項で、UVA吸収剤としてもっとも使用されているのが4-t-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタンと説明されている。
医薬部外品の有効成分として「シワを改善する」「肌あれを防ぐ」「メラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ」の3方向で承認例がある。同じ成分でも化粧品(薬用でない製品)に配合されている場合、これらの効能はうたえない。
出典: 記事「ナイアシンアミドが「シワ」と「美白」の両方に使える理由」
レチニルエステル⇄レチノール⇄レチナール→レチノイン酸という変換の順番で、最後のレチノイン酸が活性型。レチノイン酸(トレチノイン)は厚生労働省の事務連絡で「医薬品の成分」とされ、日本の化粧品には配合できない。「シワを改善する」とうたえるのは医薬部外品のみ。
出典: 記事「レチノール、レチナール、レチノイン酸。何が違って…」
アスコルビルグルコシド・リン酸アスコルビルMg・3-O-エチルアスコルビン酸は水溶性、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)は油溶性、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)は両親媒性。化粧品の表示名称と医薬部外品の表示名称が異なるため、同じ成分でもパッケージで書き方が変わる。
ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル など)のページを見る →
出典: 記事「ビタミンC誘導体、種類が多すぎ問題。」
グルタミン酸・システイン・グリシンからなる。注射・点滴(「白玉点滴」)や錠剤は医薬品、化粧品に配合されたものは化粧品の効能の範囲。同じ成分名でも、飲む・打つ・塗るで法律上の扱いがまったく違う。
出典: 記事「「白玉点滴」のグルタチオン、化粧品に入っているものとは…」
ポリデオキシリボヌクレオチドの略。美容医療の注射は肌の内部に直接入れる医療行為で、化粧品が働きかけられるのは角層まで。同じ成分名でも、できることは同じにならない。
出典: 記事「PDRNって結局なに?」
韓国の「マデカソル」は医薬品・医薬部外品として扱われる薬で、化粧品のシカとは別物。化粧品で「鎮静」はうたえない(効能56項目にない)。EMAの資料はセリ科植物に過敏症のある人を禁忌に挙げており、植物由来だから安心とは限らない。
ツボクサエキス、マデカッソシド、アジアチコシドのページを見る →
出典: 記事「「シカ」って結局なに?」
ドクダミは生薬「十薬」として日本薬局方に収載されているが、化粧品の成分としての扱いとは分けて考える。「鎮静系」はマーケティング上のまとめ方で、化粧品で「鎮静」はうたえない。
出典: 記事「ドクダミ、白樺…「シカと同じ鎮静系」とまとめられがちな植物」
止血剤・のどの薬・肝斑の飲み薬(第1類医薬品)・美白の医薬部外品と、ひとつの成分に4つの顔がある。化粧品に配合されていても、美白の効能はうたえない。
出典: 記事「トラネキサム酸、なぜ「止血剤」が「美白」に?」
同じ成分でも国と区分で立場が変わる。日本の化粧品としては整肌の範囲までで、「ニキビを防ぐ」「美白」はうたえない。
出典: 記事「アゼライン酸、海外では「薬」なのに日本では「化粧品」」
水溶性のため化粧水など軽い剤形に配合しやすい。「誘導体だから親成分と同じ効果」とは限らず、別の分子として見るのが安全。
出典: 記事「アゼロイルジグリシンKとアゼライン酸、何が違う?」
SCCJ用語集によると、カンゾウより抽出される成分で、化粧品には皮膚炎の抑制や肌荒れの改善を目的にカリウム塩やアンモニウム塩が配合される。ただし化粧品(薬用でない製品)で「肌あれを防ぐ」「抗炎症」をうたうことはできず、それらは医薬部外品の効能。
SCCJ用語集によると、無味無臭の白色結晶性粉末で、ウシの羊膜の分泌液中に発見されたことからこの名がついた。誘導体のアラントインクロルヒドロキシアルミニウム(アルクロキサ)は制汗剤などにも使われる。化粧品(薬用でない製品)で抗炎症をうたうことはできない。
ジプロピレングリコール。SCCJ用語集によると、べたつきの少ない無色透明の粘性のある保湿剤で、製品ののびをよくするために柔軟剤としても広く化粧品に用いられる。水やアルコールとよく混ざる。
SCCJ用語集によると、2分子のブドウ糖が結合した非還元性の二糖で、キノコ・酵母・昆虫などに存在し、昆虫では不凍剤の役割を果たす。デンプンから酵素で製造され、化粧品では保湿の目的で配合される。
SCCJ用語集によると、牛や豚の骨・皮を酸・アルカリ・酵素で加水分解して得られるコラーゲンの分解物で、肌の保湿や毛髪に柔軟性を与える目的で配合される。真皮のコラーゲンを増やす成分ではなく、化粧品の浸透は角層まで。
SCCJ用語集によると、乳酸発酵した液から菌体や高分子物質を除いて得られる液で、乳酸・グルコース・アミノ酸・ペプチドなどを含む。保湿作用やpH調節作用があり、皮膚の水分を保持し、弱酸性を維持する目的で配合される。
SCCJ用語集「パントテン酸」によると、皮膚においても重要なビタミンで、化粧品にはパントテン酸カルシウム塩のほか、還元した形のパンテニルアルコール(パンテノール)として利用される。育毛剤やヘアトニック、肌荒れ用のクリームなどに配合される。
SCCJ用語集によると、オリーブの果実を圧搾して得た不乾性油で、オレイン酸などの不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸のトリグリセリド。酸化されにくくエモリエント効果があるため、クリーム・マッサージオイルなどに広く用いられる。
SCCJ用語集によると、動物細胞に広く分布する環状アルコールで、主にラノリンから分別・精製される。皮膚では角層細胞間脂質として含まれており、それを補うためにクリーム・乳液にエモリエント剤として用いられるほか、乳化の安定性を高める乳化助剤としても使われる。
SCCJ用語集によると、グリセリンのヒドロキシル基に脂肪酸をエステル結合させた物質で、非イオン性界面活性剤として使われる。モノグリセリン脂肪酸エステルには親油型と、他の界面活性剤を加えて親水性を高めた自己乳化型がある。
SCCJ用語集「リン脂質」によると、天然のリン脂質の混合物を総称してレシチンと呼び、親水部と親油部をもつ両親媒性の構造のため乳化作用を示す。天然レシチンは酸化に弱いため、不飽和分をなくした水素添加レシチンがリポソーム製剤用や乳化剤として化粧品に用いられる。
カルボキシビニルポリマー。SCCJ用語集によると、アクリル酸を重合した陰イオン性の高分子で、アルカリ剤で中和すると水に溶けて増粘する白色粉末。天然系に比べ温度による粘度変化や耐微生物性に優れ、増粘剤・分散剤・ゲル化剤として乳液など多くの化粧品に使われる。
SCCJ用語集によると、含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする白色粉末で、滑石を微粉砕・精製したもの。粒子は薄片状で、マイカやセリサイトに比べ不透明で白色度が高く、粉白粉やファンデーションに配合される。
出典: SCCJ 化粧品用語集「タルク」
SCCJ用語集によると、マイカ(雲母)は含水ケイ酸アルミニウムカリウムの淡灰色粉末で、薄片状で表面がなめらか、弾性に富み皮膚への付着性がよいため体質顔料として広く使われる。絹雲母から得られるセリサイトはより微細で、感触がなめらかで透明感に優れる。
出典: SCCJ 化粧品用語集「マイカ」
二酸化ケイ素、無水ケイ酸ともいう。SCCJ用語集によると、水や有機溶媒に溶けない白色の合成無機粉体で、表面のシラノール基により水や液状物質を吸収・吸着する。ファンデーションでは体質顔料として感触向上、滑り感、吸水吸油性や毛穴を目立たなくする効果があり、液状製剤の固形化などにも使われる。
SCCJ用語集によると、天然の含水ケイ酸アルミニウムで、白色〜類白色の粘土鉱物。マイカやタルクが中性〜アルカリ性なのに対し、カオリンは中性〜酸性を示す。板状の結晶は皮膚への付着性がよく、吸油性・吸水性をもつため、油や水の吸収性に優れた体質顔料として用いられる。
SCCJ用語集によると、赤色のべんがら(酸化鉄(III))、黄酸化鉄、黒酸化鉄があり、いずれも耐光性・耐熱性・耐薬品性に優れた顔料。ファンデーション、アイシャドー、ネイルエナメルなどメークアップ化粧品の色材として使われる。
SCCJ用語集によると、コケモモやナシなどの葉に含まれるヒドロキノンの配糖体で、「メラニンの生成をおさえしみ・そばかすを防ぐ」効能の美白用医薬部外品主剤として承認されている。作用はチロシナーゼの拮抗阻害。1990年以降の美白化粧品ブームの先駆けとなった成分。化粧品(薬用でない製品)では美白をうたえない。
SCCJ用語集によると、麹かびの発酵液に含まれる成分で、「メラニンの生成をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」効果が承認された美白化粧品(医薬部外品)の有効成分。チロシナーゼの活性中心である銅イオンをキレートして活性を抑える。
SCCJ用語集によると、医薬部外品主剤として有効性が承認されている美白剤の一つで、イチゴ・リンゴ・ユーカリなどに広く存在するポリフェノール。チロシナーゼの活性に関わる銅イオンを取り込む(キレート)ことで活性を阻害する。
SCCJ用語集によると、レゾルシンの誘導体で、「メラニンの生成をおさえしみ・そばかすを防ぐ」効能で有効性が承認された医薬部外品主剤。チロシナーゼの拮抗阻害に加え、関連酵素TRP-1も直接阻害する。
SCCJ用語集によると、「メラニンの生成をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」効果が承認された美白化粧品(医薬部外品)の有効成分。エンドセリンがメラノサイトの増殖やメラニン産生を活性化する作用を抑えることで、メラニン生成抑制効果を示す。
SCCJ用語集「ビタミン」によると、水溶性で抗酸化作用をもつビタミンで、真皮のコラーゲン線維の合成に関わるアミノ酸の生合成に関与する。ビタミンC自身が不安定なため、リン酸マグネシウム塩や配糖体などの誘導体が開発され、肌荒れや日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ目的で使われている。
SCCJ用語集「ヒドロキシ酸」によると、AHAは具体的にはグリコール酸や乳酸が主で、角層表面のデスモソームを分解したり不要な角層を剥離させることが報告されている。濃度(10%以下)やpHに注意が必要で、角層剥離によりバリア機能や水分保持機能が低下するため前後の処置を欠くとトラブルも多い。化粧品基準に配合上限の規定はない。
SCCJ用語集によると、殺菌防腐作用と角層溶解作用をもつ薬物で、医薬品では角層溶解剤(うおの目の絆創膏、角化症の軟膏など)に使われる。化粧品基準では別表第3(防腐剤)に「サリチル酸 0.20」(100g中の最大配合量g)と定められている。
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン。化粧品基準 別表第4「2 化粧品の種類により配合の制限がある成分」に収載され、洗い流すものは上限なし、洗い流さないもの5.0、粘膜に使用されることがあるもの5.0(100g中g)。SCCJ用語集「サンプロテクター」は、ベンゾフェノン誘導体をUVA・UVB両方の領域に吸収効果をもつ吸収剤として挙げている。
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
サリチル酸オクチル。化粧品基準 別表第4「2 化粧品の種類により配合の制限がある成分」に収載。上限は洗い流すもの10、洗い流さないもの10、粘膜に使用されることがあるもの5.0(100g中g)。
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
2-シアノ-3,3-ジフェニルプロパ-2-エン酸2-エチルヘキシルエステル。化粧品基準 別表第4「1 すべての化粧品に配合の制限がある成分」に収載され、上限は100g中10g。
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
2,4,6-トリス[4-(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン。化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの5.0、洗い流さないもの5.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの3.0、洗い流さないもの3.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのページを見る →
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル。化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの10.0、洗い流さないもの10.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルのページを見る →
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
2,2'-メチレンビス(6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール)。化粧品基準 別表第4「2」に収載。上限は洗い流すもの10.0、洗い流さないもの10.0、粘膜に使用されることがあるものは配合不可(空欄)。
メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールのページを見る →
出典: 厚生労働省「化粧品基準」別表第4
該当する成分が見つかりませんでした。別の言葉で探してみてください。