この記事でわかること
- 肌断食で何をやめるかによる違い
- 皮膚科が保湿をどう扱っているか
- 減らすなら何から見直すか
肌を休ませる「肌断食」がいいと聞くと、スキンケアをやめてみたほうがいいのか迷いますよね。
結論から言うと、「肌断食」は、まとめて肌にいいとは言えません。何をやめるかで答えが変わり、減らす意味があるのは洗いすぎで、保湿はやめないのが皮膚科の考え方です。
減らす意味があるのは洗いすぎで、保湿はやめない
肌断食で見直す意味があるのは洗いすぎで、保湿は続けます。日本皮膚科学会の手引きは、肌が乾く皮脂欠乏症に保湿剤を塗ることを強くすすめているからです。
肌断食に決まった定義はなく、洗顔料・保湿・メイクのどれをやめるかは人それぞれです。いっぽうで、洗いすぎやこすり洗いは、乾燥の原因に挙げられています。
減らすなら、保湿ではなく洗いすぎのほうです。
やめるだけで、肌が自然に戻るとは限らない
スキンケアをやめるだけで、肌が自然にうるおうわけではありません。乾燥の原因は、洗い方のほかにもあるからです。
肌のいちばん外側の角層は、皮脂の膜や天然保湿因子で、自分でもうるおいを保っています。天然保湿因子は、肌にもともとある保湿成分です。洗いすぎると、これが流れ出て角層が乾きます。そのため「与えずに休ませるとよい」と言われます。
見直す意味があるのは、枠で囲んだ「洗いすぎ・こすり洗い」のところです。
こすり洗い
流れ出る
乾く
ただ、年齢や冬の乾いた空気、冷暖房でも、うるおいは減ります。見直すのは洗いすぎのところだけで、保湿まで休む理由にはなりません。
やめるなら、一度に全部ではなく洗い方から見直す
減らすなら、一度に全部やめるのではなく、洗いすぎやこすり洗いから見直します。うるおいが流れ出る入り口を減らせるからです。
たとえば、乾燥が強いところは、洗浄料をなるべく使わないほうがよいとされます。保湿は続け、メイクをした日は落としてから寝ます。化粧品で言えるのは「皮膚の乾燥を防ぐ」まで。保湿の量と回数は乾燥肌の記事へ。
つっぱる・粉をふく・赤みやかゆみが出たら、元のケアに戻します。続くときは皮膚の病気のこともあるので、皮膚科へ相談しましょう。
まとめ
- 肌断食に決まった定義はなく、何をやめるかで答えが変わる
- 見直す理由があるのは洗いすぎ・こすり洗い
- 皮膚科の手引きは、乾く肌に保湿剤を塗ることを強くすすめている
- 乾燥の原因は年齢や乾いた空気にもあり、やめても戻るとは限らない
- メイクをした日は落として寝る。赤みが出たら元のケアに戻す
肌が荒れたときは続けるケアと休むケアを分けて、「やめる」より「減らす」から始めましょう。
よくある質問
肌断食をすると、肌は自然にうるおうようになりますか?
そうなるとは限りません。洗いすぎを減らすことには理由がありますが、年齢や冬の乾いた空気、冷暖房でもうるおいは減るため、やめれば戻るわけではありません。
肌断食で保湿をやめてもいいですか?
保湿はやめないほうがよいでしょう。日本皮膚科学会の手引きは、肌が乾く皮脂欠乏症に保湿剤を塗ることを強くすすめています。
肌断食中に、赤みやかゆみが出たらどうすればいいですか?
元のケアに戻し、続くなら皮膚科で相談しましょう。つっぱる、粉をふくといった乾燥のサインが出たときも、保湿を再開します。