- 成分表示の名前
- BG
- 入っている理由
- うるおいを与え、さらっと軽い使い心地にするため(保湿剤)
- 安全性のめやす
- 今の化粧品での使い方なら安全と評価され、日本の化粧品基準の制限リストにもありませんが、まれにかぶれの報告があります
この記事でわかること
- BGがうるおいを与えるしくみ
- BGとグリセリンの使い心地の違い
- 成分表にBGが多い理由
成分表で毎回のように見かけるBG。何のために入っているのか、肌に悪くないのか、気になりますよね。
結論から言うと、BGの効果は、肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐことです。化粧品の成分表で、とてもよく見かける保湿剤です。
BGは、肌にうるおいを与える保湿剤
BGは、化学の名前をブチレングリコールという保湿剤です。グリセリンと同じ仲間で、水となじむ部分をもっているからです。
BGは、植物エキスを溶かす液としても使われます。そのため、多くの製品の成分表に並んでいます。成分表で見かけたら、うるおいのために入っている保湿剤と読んでおけば十分です。
乾燥に向くのは、角層に水分を抱えさせるから
BGが乾燥に向くのは、肌のいちばん外側の角層に水分を抱えさせるからです。乾燥は、角層から水分が逃げて、うるおいが足りなくなることで起きます。
BGは水となじむ保湿剤で、角層にうるおいを与えます。
BGは水となじむので、水分を抱えて角層にうるおいを与えます。グリセリンよりとろみが少なく、さらっと軽い使い心地です。べたつきも少なめです。
区分は化粧品です。防腐剤ではないので、BGが入っていても防腐剤がいらなくなるわけではありません。
言えるのは、うるおいを与えて乾燥を防ぐところまで
BGで言えるのは、肌にうるおいを与えて、乾燥を防ぐところまでです。化粧品として言える効果の範囲が、ここまでだからです。
水を保つ力は、グリセリンより控えめです。そのかわり、軽く使えるのが持ち味です。軽さならBG、しっとり感ならグリセリン、と考えるとわかりやすいです。くわしくはBGの記事で解説しています。
まとめ
- BGは、うるおいを与える保湿剤
- グリセリンよりさらっと軽い使い心地
- 植物エキスを溶かす液としても入り、防腐剤ではない
まれにかぶれた人の報告もあるので、赤みが出たら使うのをやめましょう。
よくある質問
BGは肌に危険な成分ですか?
今の化粧品での使い方なら、安全という評価が出ています。アメリカの化粧品成分の専門家の委員会が結論づけたものです。ただ、まれにかぶれた人の報告もあります。
BGは防腐剤ですか?
BGは防腐剤ではありません。微生物を抑える働きが見られたのは、化粧品に入る量よりずっと高い濃度のときです。
BGフリーの化粧品のほうが肌にいいのですか?
BGが入っていないほうが肌に良い、という意味ではありません。BGにかぶれると診断された人が、避けるための目印と考えるのが実際的です。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「1,3-ブチレングリコール」
- Cosmetic Ingredient Review. Final report on the safety assessment of butylene glycol, hexylene glycol, ethoxydiglycol, and dipropylene glycol. J Am Coll Toxicol 1985;4(5):223-248(米EPA HERO の書誌・要旨)
- Kinnunen T, Koskela M. Antibacterial and antifungal properties of propylene glycol, hexylene glycol, and 1,3-butylene glycol in vitro. Acta Derm Venereol 1991;71(2)
- 化粧品基準(平成12年9月29日 厚生省告示第331号)
- Aizawa A, Ito A, Masui Y, Ito M. Case of allergic contact dermatitis due to 1,3-butylene glycol. J Dermatol 2014;41(9):815-816