この記事でわかること
- 目の下のたるみができるしくみ
- アイクリームで言える範囲
- 段差を変えるのは医師の治療
目の下のふくらみや影が気になって、アイクリームでなんとかならないのか迷いますよね。
結論から言うと、目の下のたるみは目を支える脂肪が前にふくらんでできる段差なので、化粧品で小さくすることはできません。アイクリームで言えるのは「はり」「ひきしめ」までで、段差そのものを変えるのは医師の治療です。
目の下のたるみは、脂肪のふくらみとくぼみの段差
目の下のたるみは、脂肪のふくらみと、その下のくぼみの間にできる段差です。影が目立つのは、この段差のためです。
目の玉のまわりには、目を支える脂肪があります。この脂肪が下まぶたの前にふくらむと、下のくぼみとの間に段差ができます。
目を支える脂肪が前にふくらむと、下のくぼみとの間に段差ができ、影が目立ちます。
体質
脂肪が前へ
段差が影に
年齢とともに出やすくなりますが、若い人にも出ます。家族の傾向、たばこ、アレルギー、寝不足も挙げられています。脂肪のふくらみか、水分がたまるむくみかは、医師に見てもらうと確かです。
アイクリームで言えるのは「はり」「ひきしめ」まで
アイクリームでなんとかしたい、と思いますよね。でも、アイクリームで言えるのは「肌にはりを与える」「肌をひきしめる」までです。化粧品が働くのは角層までで、その下の脂肪のふくらみは別の場所の話だからです。
決められた試験をした化粧品なら、「乾燥による小ジワを目立たなくする」とも言えます。ただし、ふくらみが小さくなる意味ではありません。段差そのものを変えるのは、脂肪を取る手術や、くぼみにヒアルロン酸を注入する方法など、医師が行う治療で、どれも合併症があります。
アイクリームは目もとの肌の手入れ、段差は医師に相談、と分けて考えましょう。
年齢とともに、下まぶたの脂肪そのものが増える
目の下のたるみには、脂肪の量の変化が関わっています。体の中を写す検査で目のまわりを調べると、年齢とともに、下まぶたの脂肪そのものが増えていたという結果があります。
脂肪のふくらみなので、マッサージで押し流すものではありません。目もとは強くこすったり叩いたりせず、気になるときは医師に相談しましょう。くわしくは目の下のたるみの記事で解説しています。
まとめ
- たるみは、脂肪のふくらみとくぼみの段差です
- 化粧品で言えるのは、「はり」「ひきしめ」までです
- 段差を変えるのは、医師が行う治療です
目もとは、強くこすらないようにしましょう。
よくある質問
目の下のたるみの原因は何ですか?
目を支える脂肪が前にふくらみ、下のくぼみと段差ができることです。年齢とともに、下まぶたの脂肪そのものが増えていたという結果もあります。
アイクリームで目の下のたるみは解消できますか?
アイクリームでふくらみを小さくすることはできません。化粧品で言えるのは「肌にはりを与える」「肌をひきしめる」などの範囲です。
目の下のたるみはマッサージで取れますか?
ふくらみの正体は目を支える脂肪なので、マッサージで取るものではありません。目もとを強くこすったり叩いたりするのは避けましょう。
この記事で参照した情報
- Murri M, Hamill EB, Hauck MJ, Marx DP. An Update on Lower Lid Blepharoplasty. Semin Plast Surg 2017;31(1):46-50
- UCLA Health プレスリリース「Why do eyelids sag with age? UCLA study answers mystery」(2008年8月26日)
- Mayo Clinic「Bags under eyes - Symptoms and causes」(患者向け情報、2024年11月27日更新)
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年 薬食発0721第1号)
- StatPearls「Lower Lid Transconjunctival Blepharoplasty」(StatPearls Publishing, 2023年7月24日更新)
- D'Amato S, et al. Is the Treatment of the Tear Trough Deformity with Hyaluronic Acid Injections a Safe Procedure? A Systematic Review. Applied Sciences 2021;11(23):11489