この記事でわかること
- 冷水で毛穴が引き締まるのか
- 熱いお湯で洗うと肌に起きること
- すすぎで大切なのは回数か
冷水のほうが毛穴が引き締まる、熱いお湯のほうがすっきり落ちる、といろいろ聞いて、洗顔の水は何がいいのか迷いますよね。
結論から言うと、洗顔の水は、熱いお湯を避けた水かぬるま湯が基本です。冷水にしても毛穴の形は変わらず、すすぎは回数より残さないことが大切です。よく言われる3つの誤解を、順に見ていきましょう。
冷水で洗っても、毛穴の形は変わらない
冷たい水で洗っても、毛穴の形が変わるわけではありません。毛穴が目立つ主な原因は、皮脂の多さ、まわりのはりの低下、毛穴そのものの大きさとされ、水の冷たさで変わるものではないからです。
たとえば収れん化粧水でも、化粧品で言えるのは一時的に「肌をひきしめる」までです。くわしくは毛穴の開きの記事へ。
毛穴のために、わざわざ冷水にしなくて大丈夫です。
熱いお湯は、洗浄成分の刺激を強めることがある
熱いお湯ほどよく落ちる、とは考えないほうが安心です。お湯が熱いと、洗浄成分の肌への刺激が強まることがあるからです。
たとえば、洗浄成分を溶かした水の温度が高いほど、肌への刺激が大きくなったという結果があります。洗顔に何℃という公的な決まりはないので、熱いと感じないくらいを目安にしましょう。
熱いお湯を避けて洗い、生え際やあごまで洗顔料を残さず流します。
ぬるま湯
洗う
すすぐ
図の順に、水かぬるま湯で洗って、残さずすすぐのが基本です。
すすぎは回数より、洗顔料を残さないこと
すすぎは回数より、洗顔料を残さないことが大切です。洗浄成分は、すすいだあとも肌の表面に残ることがあるからです。
生え際やあご、フェイスラインは、とくに残りやすい所です。日本皮膚科学会も、にきびのある人に十分な水で洗い流すよう勧めています。くわしくは洗顔料の使い方の記事へ。
何回かより、生え際まで流せたかを意識しましょう。
まとめ
- 冷水で毛穴の形は変わりません
- 熱いお湯は避けて、水かぬるま湯で洗います
- すすぎは回数より、生え際まで残さないことです
洗ったあとに赤みやひりつきが続くときは、皮膚科に相談しましょう。
よくある質問
冷水で洗顔すると毛穴は引き締まりますか?
毛穴の形が変わるわけではありません。毛穴が目立つ主な原因は、皮脂の多さやまわりのはりの低下などです。
洗顔は熱いお湯でもいいですか?
熱いお湯は避けて、水かぬるま湯で洗いましょう。水の温度が高いほど、洗浄成分による刺激が強まったという結果があります。
洗顔のすすぎは何回すればいいですか?
回数より、生え際やあご、フェイスラインまで洗顔料を残さず流すことが大切です。
この記事で参照した情報
- Berardesca E, et al. Effects of water temperature on surfactant-induced skin irritation. Contact Dermatitis 1995;32(2):83-87
- Walters RM, et al. Cleansing Formulations That Respect Skin Barrier Integrity. Dermatol Res Pract 2012;2012:495917
- Lee SJ, et al. Facial Pores: Definition, Causes, and Treatment Options. Dermatol Surg 2016;42(3):277-285
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「にきび Q18」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「収れん」
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)