この記事でわかること
- そばかすができる2つの原因
- 化粧品・医薬部外品で言える範囲
- そばかすの効能をもつ飲み薬
鼻や頬の小さな茶色い点が気になって、何を使えば目立たなくなるのか迷いますよね。
結論から言うと、そばかすは生まれつきの体質に紫外線が重なってできるもので、化粧品で言えるのは「防ぐ」ところまでです。だから、毎日の紫外線対策がいちばんの基本になります。
そばかすは、体質に紫外線が重なってできる
そばかすの原因は、家族で出やすい体質と、紫外線の2つが重なることです。紫外線を浴びると、肌の中でメラニン=肌の色のもとになる色素が作られるからです。
日焼け止めは、枠で囲んだ入り口の紫外線を減らします。
浴びる
多くできる
たまる
そばかすの肌では、メラニンをつくる細胞の数は増えていません。一部の細胞の働きが活発になり、点のように色がたまります。3歳ごろから出て、思春期にいちばん目立ち、夏の紫外線で濃く、冬には薄くなります。
体質は変えられなくても、入り口の紫外線は減らせます。あざと見分けにくいこともあるので、気になるときは皮膚科で相談しましょう。
化粧品と医薬部外品の役目は、そばかすを「防ぐ」こと
化粧品と医薬部外品の役目は、そばかすを「防ぐ」ことです。認められている効能が、どちらも「防ぐ」までだからです。
まず日焼け止めです。色が濃くなる引き金の紫外線を減らします。化粧品で言えるのは「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」までです。医薬部外品の有効成分には、「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」効能が認められているものがあります。
どちらも、新しくできる色を防ぐ側の効能だと覚えておきましょう。
市販の飲み薬の効能も「やわらげる」まで
そばかすの効能がある市販薬は、ビタミンCとL-システインを主な成分にした飲み薬です。第3類医薬品として、国が効能を認めています。
その効能は、「しみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着」の緩和です。緩和=やわらげることで、「消す」ではありません。トラネキサム酸の飲み薬は肝斑に限られ、そばかすは対象外です。
しばらく飲んでも変化がなければ、医師や薬剤師に相談します。くわしくはそばかすの記事へ。
まとめ
- そばかすは、体質と紫外線が重なってできます
- 夏に濃く、冬に薄くなります
- 化粧品と医薬部外品は、「防ぐ」までです
- 飲み薬の効能は、「やわらげる」です
- トラネキサム酸の飲み薬は、そばかすは対象外です
まずは、毎日の紫外線対策を続けましょう。
よくある質問
そばかすは遺伝しますか?
家族で出やすい体質が関わるとされています。ただし夏に濃く冬に薄くなるように、紫外線も大きく関わります。
そばかすは化粧品で消せますか?
化粧品に、そばかすを消す効能は認められていません。化粧品で言えるのは「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」までです。
そばかすに市販の飲み薬はありますか?
ビタミンCとL-システインを主な成分にした第3類医薬品があります。効能はしみ・そばかすなどの緩和で、消すものではありません。
この記事で参照した情報
- 北海道大学皮膚科 公開教科書PDF 第16章 色素異常症「B. 色素増加を主体とするもの」1. 雀卵斑(p.309)
- MSDマニュアル プロフェッショナル版「色素沈着」(Shinjita Das, 2024年8月更新)
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年 薬食発0721第1号)
- 日本化粧品工業連合会「化粧品等の適正広告ガイドライン 2020年版」(表2 薬用化粧品の効能)
- PMDA 一般用医薬品 添付文書(アスコルビン酸・L-システインを主成分とする第3類医薬品、効能「しみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着」の緩和)
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「アザとホクロ」Q4 太田母斑