- 成分表示の名前
- グリシルグリシン
- 入っている理由
- 肌にうるおいを与え、キメを整えるため(保湿)
- 安全性のめやす
- 医薬部外品の有効成分ではなく、化粧品の成分として配合されています
この記事でわかること
- グリシルグリシンがどんな成分か
- 毛穴の話で出る理由
- 化粧品で言える効果の範囲
グリシルグリシンは毛穴の話でよく見かけますが、どんな成分で、毛穴に向くのか気になりますよね。
結論から言うと、グリシルグリシンは、アミノ酸のグリシンが2つつながったうるおいの成分です。毛穴の目立ちを調べる研究から見つかったので、毛穴の話でもよく出てきます。
グリシルグリシンは、角層のうるおいを保つ成分
グリシルグリシンは、化粧品では角層のうるおいを保つ成分として入っています。角層の細胞の中では、天然保湿因子が水を抱えていて、その主な材料がアミノ酸だからです。
グリシルグリシンは、アミノ酸のグリシンが2つつながった、とても小さな成分です。グリシンは、肌がもともと持つうるおい成分に多いアミノ酸です。
グリシルグリシンは、角層のうるおいを保つ成分として化粧品に入っています。
乾きやすい角層に、うるおいを保たせる成分です。「薬用」の有効成分ではなく、化粧品の成分として入っています。
毛穴の話で出るのは、毛穴の研究から見つかった成分だから
グリシルグリシンが毛穴の話で出るのは、毛穴の目立ちを調べる研究の中で見つかった成分だからです。
毛穴が気になる人向けの化粧品で、この名前を見かけることが多いのはこのためです。うるおいの成分と毛穴の研究、2つの顔があると知っておくと、成分表を見たときに迷いません。
目立つ毛穴が小さくなった、という結果がある
グリシルグリシンには、目立つ毛穴が小さくなったという研究の結果があります。グリシルグリシンを配合した溶液を顔に塗ると、目立つ毛穴が小さくなりました。
ただし、化粧品の効能に「毛穴」という言葉はありません。化粧品で言えるのは「肌のキメを整える」「肌をひきしめる」などの範囲です。
毛穴が気になるときは、キメを整えるうるおいの成分として取り入れる、と考えるとちょうどいいです。くわしくはグリシルグリシンの記事へ。
まとめ
- グリシンが2つつながった、うるおいの成分です
- 毛穴の研究から見つかり、目立つ毛穴が小さくなったという結果があります
- 化粧品で言えるのは「キメを整える」などの範囲です
毛穴とうるおい、両方の顔を知っておくと選びやすくなります。
よくある質問
グリシルグリシンで毛穴は目立たなくなりますか?
目立つ毛穴が小さくなったという研究の結果はあります。ただ、化粧品の効能として言えるのは「肌のキメを整える」「肌をひきしめる」などの範囲です。
グリシルグリシンは保湿にも使えますか?
使えます。化粧品では、角層のうるおいを保つ成分として入っています。
グリシルグリシンは薬用化粧品の有効成分ですか?
有効成分ではありません。化粧品の成分として配合されています。
この記事で参照した情報
- 資生堂 研究開発「IFSCC Congress 2006 第24回 大阪大会 最優秀賞(ポスター発表)」
- Iida T, et al. Glycylglycine decreases the size of conspicuous facial pores: Single-blinded half areas of face-applied study. J Dermatol. 2009;36(2):120-123
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「天然保湿因子」
- 米山薬品工業「グリシルグリシン」製品情報
- 厚生労働省「いわゆる薬用化粧品中の有効成分リストについて」(平成20年12月25日 薬食審査発第1225001号)
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)