この記事でわかること
- ノンコメドジェニックの本当の意味
- 表示に添える注意書きの決まり
- 合わないと感じたときの考え方
ニキビが気になるときに「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれていると、これならニキビができないのかな、と期待しますよね。
結論から言うと、「ノンコメドジェニックテスト済み」は、ニキビのもとができにくいかを調べた表示で、ニキビができないという保証ではありません。表示は選ぶ目安にして、合うかどうかは自分の肌で確かめましょう。
「テスト済み」は、できにくさを調べた表示で、できない保証ではない
ノンコメドジェニックは、ニキビのもと、つまり毛穴のつまりを作りにくいという意味です。表示するときは、「全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。」と添える決まりがあります。
この注意書きは近くに同じくらいの大きさで書き、うたい文句にもしません。日本皮膚科学会のニキビの治療ガイドラインは、こうした化粧品を選ぶ配慮を「選択肢の一つ」としてあげています。
「テスト済み」は、選ぶときの目安になる印と考えておきましょう。
ニキビは、皮脂・毛穴の出口・菌が重なってできる
テスト済みでもニキビができることがあるのは、ニキビが化粧品だけで決まるものではないからです。ニキビは、毛穴の出口がふさがり、中に皮脂がたまることから始まり、ホルモンで皮脂が増えることや、菌も関わります。
テストで調べるのは、枠で囲んだ「出口がふさがる」ところを、その化粧品が起こしにくいかです。
増える
ふさがる
たまる
赤くなる
だから「つまりにくい」と聞くとニキビができないように感じますが、テストでわかるのは、その化粧品がつまりを作りにくいかまでです。くわしくはテスト済み表示の記事へ。
表示は目安にして、合うかは自分の肌で確かめる
表示は選ぶ目安にして、使って毛穴のつまりが増えるなら製品を変えます。ニキビのもとになりやすいとされる成分を含む製品でも、製品としてはつまりを作らないことがある、という結果もあり、肌に合うかは使ってみて決まるからです。
化粧品で言えるのは、洗顔料の「洗浄によりニキビ、アセモを防ぐ」まで。医薬部外品は「にきびを防ぐ」までです。赤いニキビが続くなら皮膚科の治療の話です。
表示は入り口、決め手は自分の肌の反応です。
まとめ
- ノンコメドジェニックはニキビのもとのできにくさを調べた表示
- 「全ての方に発生しないわけではない」と添える決まりがある
- ニキビは皮脂・毛穴の出口・菌も関わり、化粧品だけで決まらない
表示を目安に選び、合うかどうかは自分の肌で確かめましょう。
よくある質問
「ノンコメドジェニックテスト済み」なら、ニキビはできませんか?
できないという保証ではありません。ニキビのもとである毛穴のつまりができにくいかを調べた、という表示です。
表示の近くにある小さな注意書きは何ですか?
表示するときに添える決まりの一文です。「全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。」と、近くに同じくらいの大きさで書きます。
ニキビがある人は、どんな化粧品を選べばいいですか?
低刺激性でノンコメドジェニックなものが選ぶ目安です。日本皮膚科学会のガイドラインも、この配慮を選択肢の一つとしてあげています。赤いニキビが続くなら皮膚科へ。
この記事で参照した情報
- 化粧品公正取引協議会 施行規則 別表4-2「テスト済みに関する用語」
- 日本化粧品工業会「化粧品等の適正広告ガイドライン」(2020年版)
- 日本化粧品工業会 適正広告研究部会「『化粧品等の適正広告ガイドライン』について」(京都府掲載資料)
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」
- Draelos ZD, DiNardo JC. A re-evaluation of the comedogenicity concept. J Am Acad Dermatol 2006;54(3):507-512
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年 薬食発0721第1号)
- 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」別表「医薬部外品の効能効果の範囲」