この記事でわかること
- 化粧品の成分表でのPDRNの名前
- 化粧品で言える範囲と注射のちがい
- 化粧品と注射、それぞれの選び方
PDRNの化粧品を見かけると、医療機関の注射と同じようなものなのか、塗るだけで近いことができるのか、気になりますよね。
結論から言うと、同じPDRNという名前でも、化粧品と注射は別の話です。化粧品は肌を整える範囲、注射は医療機関で医師が行う医療です。
化粧品のPDRNは、角層で肌を整える成分
化粧品のPDRNは、肌を整える成分のひとつです。塗るものが届くのは、肌のいちばん外側の角層までだからです。
成分表には「PDRN」とは書かれず、DNA-Naや加水分解DNAなどの名前で並びます。言えるのは「肌を整える」「皮膚にうるおいを与える」などの範囲です。
化粧品のPDRNは、角層をうるおして整えるものと考えておきましょう。
注射は、肌の内側に直接入れる医療
PDRNの注射は、医師が行う医療行為です。もとのPDRNは注射の薬として使われてきた成分で、海外では薬として認められ、注射の処方薬もあるからです。
注射は、角層を通らずに肌の内側に直接入れます。塗る化粧品とは届く場所が違うので、塗っても注射と同じになるわけではありません。
化粧品は成分表の名前と位置、由来を見て選ぶ
化粧品は、成分表でDNA-Naなどの名前を探し、どこに並んでいるかを見ます。成分表は多く入っている順に並ぶので、後ろのほうなら量はごくわずかです。
化粧品を選ぶときは、名前・位置・由来の順に見ます。
名前を探す
見る
確かめる
サケ由来かどうかは成分表ではわからないので、魚アレルギーが気になる人は販売元に確かめましょう。注射を考えるなら、効果だけでなくリスクや副作用も聞き、その場で決めないのが安心です。由来のちがいはPDRNの種類の記事で解説しています。
まとめ
- 化粧品の成分表ではDNA-Naなどと書かれる
- 化粧品で言えるのは「肌を整える」などの範囲
- 注射は医師が行う医療で、塗るものとは別の話
化粧品の選び方は、PDRNのくわしい記事で紹介しています。
よくある質問
PDRNの化粧品を塗れば、注射と同じですか?
同じではありません。注射は肌の内側に直接入れる医療行為で、塗る化粧品が届くのは角層までです。化粧品で言えるのは「肌を整える」などの範囲です。
成分表に「PDRN」と書いてありません。入っていないのですか?
PDRNは成分表に書く名前ではありません。日本の成分表では、DNA-Naや加水分解DNAなどの名前で書かれます。
魚アレルギーでもPDRNの化粧品を使えますか?
サケ由来の原料もあるので、使う前に由来を見ておきましょう。成分表ではサケ由来か植物由来か区別できないため、販売元に由来をたずね、心配なときは医師に相談してください。
この記事で参照した情報
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)
- Squadrito F, et al. Pharmacological Activity and Clinical Use of PDRN. Front Pharmacol 2017;8:224
- Laurent AE, et al. From Polydeoxyribonucleotides (PDRNs) to Polynucleotides (PNs): Bridging the Gap Between Scientific Definitions, Molecular Insights, and Clinical Applications of Multifunctional Biomolecules. Biomolecules 2025;15(1):148
- Arora G. Polynucleotides and polydeoxyribonucleotides in dermatology – A narrative review. J Cutan Aesthet Surg 2026;19:17-28
- 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」