- 成分表示の名前
- 4-n-ブチルレゾルシノール(ルシノール)
- 入っている理由
- メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐため(医薬部外品の有効成分)
- 安全性のめやす
- 国が承認した医薬部外品の有効成分ですが、人の試験で少数に軽い赤みやかゆみの報告があります
この記事でわかること
- ルシノールが、しみのできる流れのどこで働くか
- 成分表のどこに、どの名前で出るか
- 人の試験で報告された安全性のめやす
「ルシノール配合」と書かれた薬用の美容液を見ても、成分表にその名前が見当たらず、何の成分なのか迷いますよね。
結論から言うと、ルシノールは、しみ・そばかすを防ぐために入っている医薬部外品の有効成分です。成分表では、4-n-ブチルレゾルシノールという名前で書かれます。
ルシノールは、メラニンができるところでしみを防ぐ有効成分
ルシノールは、メラニンが作られるところに働いて、しみ・そばかすを防ぐ成分です。医薬部外品の有効成分として、「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」効能が認められています。
しみは、紫外線を浴びて作られたメラニンという色の粒が、まわりの細胞に渡されてたまることでできます。ルシノールは、この流れの入り口に近い、メラニンを作る酵素の働きをおさえるとされています。
ルシノールは、枠で囲んだ「メラニンができる」ところで働きます。
浴びる
できる
渡される
しみになる
メラニンができるところをおさえるので、できてしまったしみをなくすのではなく、これからのしみを防ぐ成分です。紫外線を浴びることが流れの始まりなので、日焼け止めと一緒に使いましょう。しみができる流れはメラニンの記事でくわしく解説しています。
成分表では、有効成分の欄に4-n-ブチルレゾルシノールと出る
ルシノールは、成分表では有効成分の欄に、4-n-ブチルレゾルシノールという化学名で出ます。ルシノールは、国内の化粧品会社が開発した成分につけられた名前だからです。
入っているのは、「薬用」と書かれた美容液やクリームなどの医薬部外品です。医薬部外品の成分表は、有効成分とその他の成分に分かれています。
探すときは、まず「薬用」の表示と、有効成分の欄を見ましょう。
国が承認した成分で、合わないときはやめて相談する
ルシノールは、国が有効性と安全性を審査したうえで承認した医薬部外品の有効成分です。それでも、肌に合うかどうかは人によって違います。
人の試験では、少数の人に軽い赤みやかゆみが出て、自然におさまったと報告されています。名前が似たレゾルシンとは別の成分です。
肌に合わないと感じたら、使うのをやめて皮膚科で相談しましょう。
まとめ
- ルシノールは、しみ・そばかすを防ぐ医薬部外品の有効成分
- メラニンを作る酵素の働きをおさえ、これからのしみを防ぐ
- 成分表では4-n-ブチルレゾルシノールと書かれる
選ぶときは、「薬用」の表示と有効成分の欄を見ましょう。ほかの有効成分はしみを防ぐ成分の国別事情の記事へ。
よくある質問
ルシノールは、何のために入っている成分ですか?
しみ・そばかすを防ぐための、医薬部外品の有効成分です。認められている効能は「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」で、メラニンを作る酵素の働きをおさえるとされています。
成分表にルシノールという名前がないのはなぜですか?
ルシノールは成分につけられた名前で、成分表には化学名で書かれるためです。医薬部外品の有効成分の欄に、4-n-ブチルレゾルシノールと出ています。
ルシノールでかぶれることはありますか?
人の試験で、少数の人に軽い赤みやかゆみが出て、自然におさまったと報告されています。肌に合わないと感じたら、使うのをやめて皮膚科で相談しましょう。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「ルシノール」
- Huh SY, et al. The efficacy and safety of 4-n-butylresorcinol 0.1% cream for the treatment of melasma: a randomized controlled split-face trial. Ann Dermatol 2010;22(1):21-25
- 厚生労働省「いわゆる薬用化粧品中の有効成分リストについて」(平成20年12月25日 薬食審査発第1225001号)
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年 薬食発0721第1号)