この記事でわかること
- 寝不足が見た目や肌の水分に出ること
- 寝る時刻より大事な、眠る長さの目安
- 寝不足の日に化粧品でできること
寝不足の次の日に鏡を見ると、肌の調子が気になりますよね。「22時〜2時に寝ないと肌に悪い」とも聞くので、寝る時刻まで気にしてしまう人も多いと思います。
結論から言うと、寝不足が見た目に出るのは本当ですが、大事なのは寝る時刻より眠る長さです。
寝不足は、くまや顔色に出る
寝不足が肌の見た目に出るのは本当です。眠りが足りないと、顔の見え方や、角層の水分の保ちやすさに差が出るからです。
一晩眠らずに過ごしたあとの顔は、くまが濃く、顔色が青白く見られたという結果があります。また、眠りの質がよくない人ほど、肌から水分が逃げやすく、傷ついた角層が元に戻るのもゆっくりだったという結果もあります。
角層は、皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質の3つでうるおいを保っています。水分が逃げやすいのは、この守りがゆるんでいる状態です。眠りの差は、見た目にも肌の水分にも表れます。
「22時〜2時」より、眠る長さを目安にする
寝る時刻より、眠る長さを目安にしましょう。国の睡眠ガイドが目安にしているのは、時刻ではなく睡眠の長さだからです。
徹夜の翌朝に顔が変わるのは、多くの人が体験していますよね。そこから「22時〜2時は肌のゴールデンタイム」という言われ方も広まりました。一方、厚生労働省の睡眠ガイドが示すのは、高校生は8〜10時間、大人は6時間以上という長さです。
寝るのが少し遅くなった日も、長さを確保できれば十分です。
眠る長さを確保して、くまはメイクで隠す
まず眠る長さを確保し、見た目はメイクで整えます。化粧品は、眠りの代わりにはならないからです。
寝不足が気になるときは、時刻より長さを確保し、見た目はメイクで整えます。
確保する
メイクで隠す
続けば医師へ
化粧品で言えるのは「肌荒れを防ぐ」「皮膚の乾燥を防ぐ」まで。目の下のくまはメイクで隠せます。肌荒れが続くときや、眠れない日が続くときは、医師に相談しましょう。
眠りで整え、メイクで隠す。この分担で考えると気持ちが楽になります。
まとめ
- 寝不足は、くまや顔色として見た目に出る
- 眠りの質がよくないと、肌から水分が逃げやすい
- 大事なのは、寝る時刻より眠る長さ
- 目安は高校生8〜10時間、大人6時間以上
- 化粧品は眠りの代わりにならない。くまはメイクで隠せる
まずは、眠る長さを確保するところから始めましょう。
よくある質問
寝不足だと、肌の見た目は変わりますか?
変わって見えます。一晩眠らずに過ごしたあとの顔は、くまが濃く、顔色が青白く見られたという結果があります。
22時〜2時に寝ないと、肌に悪いのですか?
寝る時刻より、眠る長さを目安にしましょう。厚生労働省の睡眠ガイドが勧めているのは、高校生は8〜10時間、大人は6時間以上という睡眠の長さです。
寝不足の肌は、化粧品でカバーできますか?
化粧品は眠りの代わりにはなりません。化粧品で言えるのは「肌荒れを防ぐ」「皮膚の乾燥を防ぐ」までで、くまはメイクで隠すことができます。
この記事で参照した情報
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「ノンレム睡眠」
- Sundelin T, et al. Cues of Fatigue: Effects of Sleep Deprivation on Facial Appearance. Sleep 2013;36(9):1355-1360
- Oyetakin-White P, et al. Does poor sleep quality affect skin ageing? Clin Exp Dermatol 2015;40(1):17-22
- Vrcek I, Ozgur O, Nakra T. Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment. J Cutan Aesthet Surg 2016;9(2):65-72
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)