この記事でわかること
- 洗顔料だけで落ちる日焼け止めの見分け方
- 汗や水に強いタイプが落ちにくい理由
- UV耐水性の★と落としやすさの関係
メイクをしない日、日焼け止めだけならクレンジングなしで洗顔料だけでいいのか、迷いますよね。
結論から言うと、洗顔料だけで落ちるかどうかは、製品によって違います。見分ける手がかりは、容器に書かれた落とし方の表示です。
「洗顔料で落とせる」と書かれた製品は、洗顔料だけでいい
「洗顔料で落とせる」「石けんで落ちる」と書かれた製品は、表示どおり洗顔料で落としてかまいません。その製品の落とし方として書かれた説明だからです。
反対に、汗や水に強いタイプは、水性の洗顔料だけでは落としきれない場合があります。専用のクレンジングが用意された製品もあります。表示は、その製品の書き方に従うのが基本です。
汗や水に強いタイプは、洗顔料では膜が残りやすい
汗や水に強い日焼け止めが洗顔料で落ちにくいのは、水をはじく油やポリマーで膜を作っているからです。ポリマーは、小さな単位が長くつながった成分のことです。
汗や水に強い日焼け止めは、膜が水をはじくので、油となじむクレンジングで落とします。
油の膜
では残る
で落とす
泡で洗う洗顔料は、こうした強い油汚れを落としきるのが苦手です。実際に、耐水性の日焼け止めは、泡の洗顔料で洗うと、クレンジングオイルより多く残ったという結果があります。水をはじく膜には、油となじむクレンジングが向いています。
表示がなく汗や水に強いなら、クレンジングを使う
まず容器の使い方や注意書きで、落とし方の表示を見ます。表示がなく汗や水に強いタイプなら、クレンジングを使うのが無難です。2回目の洗顔はダブル洗顔の記事へ。
UV耐水性の★は、水に触れたあとも効果が保たれる目安で、落としやすさの表示ではありません。化粧品の洗浄料で言えるのは「皮膚を清浄にする」まで。こすり洗いや洗いすぎは乾燥のもとになることがあるので、やさしく落としましょう。
まとめ
- 洗顔料で落ちるかは製品ごとに違う
- 「石けんで落ちる」などの表示は、その製品の説明に従う
- 汗や水に強いタイプは、水をはじく膜で洗顔料では残りやすい
- 表示がなく汗や水に強いなら、クレンジングを使う
- UV耐水性の★は、落としやすさの目安ではない
迷ったら、まず手元の日焼け止めの落とし方を読み直しましょう。
よくある質問
日焼け止めは、洗顔料だけで落ちますか?
製品によって違います。「洗顔料で落とせる」などの表示があればそれに従い、汗や水に強いタイプで表示がなければ、クレンジングを使うのが無難です。
「石けんで落ちる」と書かれた日焼け止めは、クレンジングなしでいいですか?
はい、表示どおり石けんや洗顔料で落としてかまいません。その製品のための説明なので、ほかの日焼け止めには当てはめずに、製品ごとに表示を確かめましょう。
UV耐水性の★が多いほど、落としにくいのですか?
★の数は落としにくさの目安ではありません。水に触れたあとも効果が保たれるかの表示で、洗浄料での落ちやすさは製品ごとに違います。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品工業会「化粧品Q&A」日やけ止めやメークアップを落とすには専用のクレンジングは必要ですか?
- 日本化粧品工業会「UV耐水性の表示に関するQ&A」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「ウォータープルーフ」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「洗顔料」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「ダブル洗顔」
- Chen W, et al. The optimal cleansing method for the removal of sunscreen: Water, cleanser or cleansing oil? J Cosmet Dermatol 2020;19(1):180-184
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)
- 日本皮膚科学会「皮脂欠乏症診療の手引き2021」(日皮会誌131(10):2255-2270)