この記事でわかること
- 酸入りのパッドを成分表で見分ける方法
- こすらずに拭くためのコツ
- 使う回数と、休むタイミング
トナーパッドは手軽で気持ちいいけれど、毎日使っても肌に負担がないのか気になりますよね。
結論から言うと、毎日使えるかは、製品の説明にある回数と、酸が入っているかで決まります。どちらのタイプでも、こすらないことがいちばん大切です。
使い方は、次の流れで考えるとわかりやすいです。
トナーパッドを使うときの流れです。
いるか見る
拭く
回数を守る
日焼け止め
酸が入っているかは、成分表で見分けられる
酸入りかどうかは、成分表のグリコール酸・乳酸・サリチル酸で見分けます。酸は古い角質をはがれやすくするので、入っているかどうかで使い方の注意が変わるからです。
日本に「トナーパッド」という区分はなく、拭き取り化粧水をコットンにしみ込ませた形です。化粧品で言えるのは「肌を整える」「皮膚を清浄にする」までです。
たとえば乳酸は、酸性の強さを整える目的で入っていることもあります。名前が多くて迷う人も多いと思いますが、まずはこの3つの名前があるかを見れば十分です。
拭くときは、肌が動かない軽い力で
気をつけたいのは、成分の種類より、拭く回数と力加減です。パッドは、拭くたびに肌に摩擦がかかる使い方だからです。
たとえば液が少ないコットンは、肌の上ですべりにくく、こすれやすくなります。肌が動かない程度の軽い力で拭きましょう。拭き方は化粧水のつけ方の記事へ。
酸が入っていないパッドでも、こすらないのは同じです。
回数は製品の説明どおり。赤みが出たら休む
回数は製品の使用説明に従い、赤みやヒリつきが出たら、いったん休みます。酸入りは角質がはがれやすくなる分、角層がうるおいを守る力も下がりやすいからです。
たとえば乾燥しやすい肌の人は、毎日ではなく回数を少なめにすると安心です。使ったあとは、保湿と日焼け止めをセットにします。皮膚科で受けるピーリングは、また別の話です。
説明どおりの回数を守り、肌のようすを見ながら使いましょう。くわしくはトナーパッドの記事へ。
まとめ
- 日本に「トナーパッド」という区分はなく、拭き取り化粧水の形です
- 酸入りかは、成分表のグリコール酸・乳酸・サリチル酸で見ます
- 拭くたびに摩擦がかかるので、こすらないことが大切です
- 回数は製品の説明どおり。赤みが出たら休みます
- 使ったあとは保湿と日焼け止めをセットにします
毎日使うかどうかは、製品の説明と自分の肌のようすで決めれば大丈夫です。
よくある質問
トナーパッドは毎日使ってもいいですか?
製品の使用説明にある回数に従います。酸の入ったタイプは、角質がはがれやすくなる分、うるおいを守る力も下がりやすいので、乾燥しやすい肌は回数に注意しましょう。
酸が入っているかは、どこを見ればわかりますか?
成分表のグリコール酸、乳酸、サリチル酸を見ます。ただ乳酸は、酸性の強さを整える目的で入ることもあります。成分表の「BHA」は酸化防止剤のことで、角質ケアの成分ではありません。
トナーパッドをやめたほうがいいのはどんなときですか?
赤みやヒリつきが出たら、いったん休みます。続けるときも、こすらずに拭き、保湿と日焼け止めをセットにしましょう。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「化粧水」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「ヒドロキシ酸/α-ヒドロキシ酸」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「乳酸」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「サリチル酸」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「角層除去」
- 化粧品基準(平成12年9月29日 厚生省告示第331号)
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ケミカルピーリングを受けたのですが、気をつけることがありますか?」
- 日本化粧品工業会 やさしい技術解説「肌の汚れを落とす ―洗浄料―」
- 日本化粧品工業会「化粧品の使用説明書について」
- Hsieh CY, Tsai TF. Friction-aggravated skin disorders—A review of mechanism and related diseases. Dermatitis 2023;34(4):287-296