この記事でわかること
- ターンオーバーが速くなる・遅くなる原因
- 「28日周期」の数字の意味
- 化粧品でできることの範囲
「ターンオーバーが乱れると肌に悪い」と聞くけれど、何が乱れていて、何を使えばいいのか迷いますよね。
結論から言うと、ターンオーバーは速ければよいのではなく、一定のリズムが大事です。化粧品でできるのは、角層のうるおいを保つことです。
ターンオーバーは、炎症で速くなり、年齢で遅くなる
ターンオーバーは、炎症で速くなり、年齢で遅くなります。どちらにずれても、角層の状態が乱れます。
ターンオーバーは、表皮=肌の表面側の細胞が、下から上へ入れ替わる流れです。細胞はいちばん下の基底層で生まれ、押し上げられて角層になり、やがて垢としてはがれ落ちます。
化粧品が働くのは、枠で囲んだ角層のところまでです。
生まれる
上げられる
なる
はがれる
基底層から角層までは約4週間で、「28日」はここから来た目安です。はがれるまで入れると、約6週間です。
外からの刺激で炎症が起きると速くなり、未熟な細胞が表面に出ます。年をとると遅くなり、古い角層が厚く残りやすくなります。速さより、一定のリズムが大事なのです。
化粧品で選ぶなら、角層のうるおいを保つもの
化粧品で選ぶなら、角層のうるおいを保つものです。化粧品が働けるのは、角層までだからです。
角層のうるおいのもと、セラミドや天然保湿因子は、ターンオーバーの途中でつくられます。リズムが乱れると、乾燥やごわつきにつながります。一方、ターンオーバーが始まる基底層は、化粧品が届かない深さです。
だから化粧品では、角層のうるおいを補って、肌を整えるのが手入れの中心になります。
化粧品で言えるのは「肌を整える」まで
「ターンオーバーを早める化粧品」があるのか、気になる人も多いと思います。化粧品で言えるのは、「肌を整える」「皮膚をなめらかにする」までです。
これは、国が化粧品に認めた効能の文言です。「ターンオーバーを促進する」は、化粧品の効能にありません。化粧品の働きは、角層までだからです。
うたい文句より、角層のうるおいを保てるかで選びましょう。くわしくはターンオーバーの記事で解説しています。
まとめ
- ターンオーバーは、表皮の細胞が入れ替わる流れです
- 「28日」は目安で、はがれるまでだと約6週間です
- 炎症で速くなり、年齢で遅くなります。速さより一定のリズムが大事です
- 化粧品でできるのは、角層のうるおいを保つことです
数字にとらわれず、角層のうるおいを保つことから始めましょう。
よくある質問
ターンオーバーは本当に28日周期ですか?
28日は目安です。基底層から角層までが約4週間で、はがれるまで入れると約6週間になります。
ターンオーバーは速いほうがいいですか?
速いほどよいわけではありません。炎症で速くなると、未熟な細胞が表面に出て、バリアが弱くなります。
化粧品でターンオーバーを早められますか?
ターンオーバーを促進する働きは、化粧品の効能にありません。化粧品でできるのは、角層のうるおいを保ち、肌を整えることです。