成分辞典1分でわかる

1分でわかるアルギニン|化粧品に入っている理由と安全性

あるコスメオタク・2026.10.15・更新 2026.10.21・成分解説
成分表示の名前
アルギニン
入っている理由
肌にうるおいを与えるため(保湿)、pHを整えるため
安全性のめやす
アメリカの専門家委員会は、アミノ酸の仲間について今の使い方と濃度なら安全と結論づけています

この記事でわかること

  • アルギニンが化粧品でしている2つの役目
  • アルギニンが多く入っている製品
  • 評価機関が出している安全性の結論

成分表で見かけるアルギニン。サプリで聞く名前なので、化粧品に入っているとどんな意味があるのか、気になりますよね。

結論から言うと、アルギニンは肌にうるおいを与えたり、化粧品のpHを整えたりするために入っているアミノ酸です。食品にも含まれる、身近な成分です。

アルギニンは、保湿とpHを整えるために入っている

アルギニンは、保湿とpHを整える2つの役目で使われるアミノ酸です。

肌の乾燥は、いちばん外側の角層から水分が逃げて起きます。角層の細胞の中で水を抱えている天然保湿因子は、その大半がアミノ酸とその仲間で、角層ではアルギニンから尿素もつくられます。アルギニンは、このアミノ酸の仲間として、肌にうるおいを与える保湿の役目で使われます。

アルギニンは、角層で水を抱える天然保湿因子と同じアミノ酸の仲間として、うるおいを与えます。

使う前 乾いて、水分が逃げる 使ったあと アミノ酸の仲間が水を抱える 角層 表皮 真皮

水に溶けるとアルカリ性に傾く性質もあるので、pHを整える目的でも使われます。髪の静電気をおさえる役目もあります。うるおい成分とのつながりはPCA-Naの記事へ。

化粧水や美容液など、つけたままの製品に多い

アルギニンは、化粧水や美容液など、つけたままの製品で多く使われています。シャンプーなどのヘアケアにも入ります。

成分表では、ほかのアミノ酸と並んで書かれることがよくあります。1%以下の成分は順番を入れかえてよい決まりなので、並びから量は読めません。くわしくは成分表の見方の記事へ。

今の使い方と濃度なら、安全と結論づけられている

アミノ酸でも、肌に危なくないか気になる人は多いと思います。アメリカの化粧品成分の専門家委員会は、アルギニンを含むアミノ酸の仲間について、今の使い方と濃度であれば安全と結論づけています。

ただし、どんな成分でも肌に合わないことはあります。赤みやかゆみが出たら、使うのをやめましょう。食品やサプリとしてとる話は、化粧品とは分けて考えます。

まとめ

成分表でアルギニンを見たら、うるおいやpHのための成分と考えましょう。

よくある質問

アルギニンは、化粧品で何のために入っているのですか?

肌にうるおいを与える保湿と、pHを整えるためです。水に溶けるとアルカリ性に傾く性質があり、髪の静電気をおさえる役目でも使われます。

アルギニンは、肌に危険な成分ですか?

今の使い方と濃度なら安全と、アメリカの化粧品成分の専門家委員会が結論づけています。ただし、肌に合わないときは使うのをやめましょう。

サプリのアルギニンと、化粧品のアルギニンは同じ話ですか?

分けて考えるのがよいとされます。化粧品では肌の表面で保湿やpHを整える役目で、食品やサプリとしてとる話とは目的も使い方もちがいます。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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