成分辞典1分でわかる

「セラミド配合」はどれも同じ?成分表で見る名前の違い

あるコスメオタク・2026.10.16・更新 2026.10.21・成分解説

この記事でわかること

  • セラミドが角層でしていること
  • ヒト型・疑似・植物由来・動物由来の表示名
  • 成分表でセラミドを見つけるコツ

「セラミド配合」と書かれた化粧品はたくさんあって、どれも同じなのか、何を見て選べばいいのか迷いますよね。

結論から言うと、「セラミド配合」の中身は製品ごとに違い、その違いは成分表の名前でわかります。まずは、セラミドが肌でしていることから見ていきましょう。

セラミドは、角層のすき間を埋めて水分を逃がさない

セラミドは、角層の細胞のすき間を埋めて、水分を逃がしにくくする脂です。

肌のいちばん外側の角層では、細胞のすき間を細胞間脂質という脂が埋めています。その約50%をしめるのがセラミドです。この脂が減ると、すき間から水分が逃げて、肌が乾きやすくなります。

セラミドは、角層の細胞のすき間を埋める脂を補い、水分を逃がしにくくします。

使う前 脂が減り、水分が逃げる 使ったあと セラミドで、水分を保つ 角層 表皮 真皮

化粧品のセラミドは、この脂を補って、乾燥を防ぐ保湿の成分です。

ヒト型は「セラミドNP」のように記号つきの名前

ヒト型セラミドは、成分表で「セラミドNP」「セラミドAP」「セラミドEOP」のように、後ろに記号がつきます。人の肌のセラミドと同じ形をめざして、つくられたものです。

記号は、セラミドをつくる2つの部品の組み合わせです。くわしくはセラミドの種類の記事で解説しています。「ヒト型」は業界の呼び名で、公的に決められた言葉ではありません。

疑似・植物・動物由来は「セラミド」の文字がないこともある

疑似・植物由来・動物由来のセラミドは、名前に「セラミド」が入らないことがあります。成分表には、成分ごとに決まった表示名称で書かれるからです。

疑似セラミドは、似た働きをめざして設計した別の成分で、「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」などと書かれます。植物由来は「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「グルコシルセラミド」など、動物由来は「ウマスフィンゴ脂質」などの名前です。

名前で見つけて、種類だけで優劣は決めない

どれがいちばんいいのか、知りたくなりますよね。まず成分表でここまでの名前を見つけ、種類だけで優劣は決めないのがコツです。働き方は、処方全体や配合量でも変わるからです。

成分表は多い順に並びますが、1%以下は順不同です。位置だけでは、量はわかりません。並び方は成分表の読み方でまとめています。区分は化粧品で、言えるのは「うるおいを与える」「乾燥を防ぐ」までです。

名前で入っているかを確かめる道具として、成分表を使いましょう。

まとめ

乾燥が気になるときは、成分表の名前で中身を確かめてみてください。

よくある質問

成分表に「セラミドNP」とあれば、ヒト型セラミドですか?

ヒト型と呼ばれることが多い名前です。「ヒト型」は業界の呼び名で、人の肌のセラミドと同じ形をめざしてつくったものを指します。

名前に「セラミド」がなくても、セラミドの仲間のことはありますか?

あります。疑似セラミドや植物・動物由来のものは、「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」「ウマスフィンゴ脂質」などの名前で書かれます。

どの種類のセラミドがいちばんよいですか?

種類だけで優劣は決まりません。処方全体の設計や配合量によっても変わり、化粧品として言えるのは「うるおいを与える」「乾燥を防ぐ」までです。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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