この記事でわかること
- 額や鼻に皮脂が多い理由
- 場所ごとに分けるお手入れ
- 季節で変わる肌のタイプ
おでこや鼻はテカるのに、ほおはつっぱる。脂性肌用と乾燥肌用、どちらに合わせればいいのか迷いますよね。
結論から言うと、混合肌は、額や鼻はテカるのに、ほおは乾く肌です。どちらか1つに合わせず、場所ごとにお手入れを分けるのが基本です。
混合肌は、額と鼻に皮脂腺が多いから起きる
混合肌は、顔の場所によって、皮脂をつくる皮脂腺の数が違うことで起きます。
額と小鼻のまわりは、皮脂腺が多く、大きい場所です。1平方センチに400〜900個あり、ふつうの場所の100個以下よりずっと多いのです。いっぽう、ほおは皮脂が少なく、乾きやすい場所です。
同じ顔の中で、皮脂の出方がこれだけ違う。だから、テカりと乾燥が同時に起きるのです。
お手入れは、洗う場所と保湿する場所を分ける
混合肌のお手入れは、皮脂の多い所はしっかり洗い、乾く所はうるおすように分けます。ほおは、もともと皮脂が少なく、乾きやすいからです。
同じ洗顔料でも、洗う場所に差をつけ、乾きやすいほおは乳液やクリームで守ります。
よく洗う
やさしく
クリーム
洗顔では額や鼻、小鼻を念入りに洗い、ほおはやさしく洗います。乾きやすいほおには、保湿効果の高い乳液やクリームで乾燥を防ぎます。
選ぶときの目安は、効能の言葉です。「薬用」の化粧水や乳液は医薬部外品で、認められた効能のひとつに「油性肌」があります。ふつうの化粧品で言えるのは、皮膚を清浄にする、水分や油分を補い保つ、などの範囲です。
皮脂の量は季節で変わり、夏がいちばん多い
一度決めた肌のタイプは、ずっと同じだと思いますよね。でも皮脂の量は季節で変わり、夏がもっとも多くなるという結果があります。
額や鼻と、ほおの肌のタイプが季節によって食い違うことが、混合肌と感じる状態に近いこともわかっています。皮脂の量は年齢でも動きます。
だから、季節の変わり目に、お手入れの分け方を見直しましょう。くわしくは混合肌の記事で解説しています。
まとめ
- 混合肌は、額や鼻はテカり、ほおは乾く肌です
- 額と鼻は、皮脂腺が多い場所です
- 皮脂の多い所はしっかり洗い、ほおは洗いすぎず、うるおします
- 「油性肌」の効能は、薬用=医薬部外品の言葉です
- 皮脂の量は季節で変わり、夏がいちばん多くなります
まずは、額とほおを触って確かめてみましょう。
よくある質問
混合肌とはどんな肌ですか?
額や鼻はべたつくのに、ほおは乾くなど、場所で皮脂の出方が違う肌です。顔全体で皮脂が多いのに乾く肌を指すこともあります。
混合肌の洗顔はどうすればいいですか?
額や鼻、小鼻を中心に洗い、ほおは洗いすぎないのが基本です。同じ洗顔料でも、どこに時間をかけるかで差をつけられます。
肌のタイプは季節で変わりますか?
変わります。皮脂の量は季節で変わり、夏がもっとも多くなるという結果があります。ときどき見直すとよいでしょう。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「脂腺」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「Tゾーン」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「Uゾーン」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「乾燥型脂性肌」
- Youn SW, et al. Regional and seasonal variations in facial sebum secretions: a proposal for the definition of combination skin type. Skin Res Technol 2005;11(3):189-195
- 厚生労働省「医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について」(平成29年9月29日 薬生監麻発0929第5号)
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)