- 成分表示の名前
- イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール)
- 入っている理由
- 化粧品では菌やカビが増えるのを抑えるため(防腐)。医薬部外品では有効成分
- 安全性のめやす
- 化粧品基準で洗い流さないものは100gあたり0.10gまでと上限がありますが、塗り薬でかぶれた例がまれに報告されています
この記事でわかること
- 化粧品と医薬部外品での役目の違い
- どんな製品に多く、成分表のどこに出るか
- 化粧品基準の上限と、かぶれの報告
成分表で「イソプロピルメチルフェノール」という長い名前を見つけると、何のために入っているのか、肌に悪くないのか気になりますよね。
結論から言うと、化粧品では中身に菌やカビが増えるのを抑える防腐剤で、医薬部外品では効能のもとになる有効成分です。使ってよい量の上限も、国の基準で決まっています。
化粧品では、中身を守る防腐剤
化粧品のイソプロピルメチルフェノールは、中身を守るための防腐剤です。ふたを開けて使ううちに、指や空気から菌が入り、そのままでは中で増えてしまうからです。
イソプロピルメチルフェノールは、枠で囲んだ「菌やカビが増える」ところを抑えます。
開ける
菌が入る
増える
傷む
この成分は、入ってきた菌やカビが増えるところを抑えて、最後まで同じ状態で使えるようにしています。フェノールの仲間で、略してIPMP、別名シメン-5-オールとも呼ばれます。
化粧品で見かけたら、中身を守るために入っている成分と読んでおけば十分です。
医薬部外品では、効能のもとになる有効成分
医薬部外品では、イソプロピルメチルフェノールは効能のもとになる有効成分です。医薬部外品は、国が成分と効能を認めた製品なので、同じ成分でも役目が変わります。
たとえば薬用石けんでは「皮膚の清浄・殺菌・消毒」「体臭・汗臭及びにきびを防ぐ」、薬用歯みがきでは「歯肉(齦)炎の予防」「口臭の防止」という効能の有効成分になります。薬用の洗顔料や化粧水、クリームにも使われます。
医薬部外品なら成分表の「有効成分」の欄に分けて書かれます。化粧品では全成分の中に入り、量が少ないので後ろのほうに出ることが多いです。どの欄にあるかで、役目を見分けられます。
量には上限があり、赤みが出たらやめる
イソプロピルメチルフェノールは、使ってよい量の上限が国の化粧品基準で決められた成分です。化粧品に使ってよい防腐剤の一覧に載っていて、洗い流さないものと粘膜に使うものは100gあたり0.10gまで、洗い流すものは上限なしです。
ただ、市販の塗り薬でかぶれた例が、国内でまれに報告されています。上限の範囲で使われていても、肌に合うかどうかは人によって違います。
赤みやかゆみが出たら使うのをやめ、皮膚科で相談しましょう。
まとめ
- 化粧品では、菌やカビが増えるのを抑える防腐剤
- 医薬部外品では有効成分として、有効成分の欄に書かれる
- 化粧品基準で、洗い流さないものは100gあたり0.10gまで
同じ成分でも、化粧品か医薬部外品かで役目が変わります。医薬部外品のしくみは、医薬部外品の記事で解説しています。
よくある質問
イソプロピルメチルフェノールは何のために入っていますか?
化粧品では、菌やカビが増えるのを抑える防腐剤です。医薬部外品では、薬用石けんや薬用歯みがきなどの有効成分として、国が認めた効能のもとになります。
成分表で「有効成分」の欄に書かれているのはなぜですか?
その製品が医薬部外品で、有効成分として入っているためです。医薬部外品では、有効成分をほかの成分と分けて書きます。化粧品では全成分の中に書かれます。
イソプロピルメチルフェノールは肌に悪いですか?
決められた量の範囲で使われています。化粧品基準では、洗い流さないものは100gあたり0.10gまでと上限があります。ただ、市販の塗り薬でかぶれた例がまれに報告されているので、赤みやかゆみが出たら使うのをやめて皮膚科で相談しましょう。
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