この記事でわかること
- ピーリング中に日焼けしやすい期間
- 日焼けしやすくなるしくみ
- 日焼け止めと回数の守り方
ピーリングをした肌は日焼けしやすいと聞いて、いつまで、どのくらい気をつければいいのか不安になりますよね。
結論から言うと、AHAなどの酸でピーリングしている間と、やめてから1週間ほどは、日焼けしやすくなります。朝の日焼け止めと、製品に書かれた回数を守れば大丈夫です。
使っている間とやめて1週間は、日焼けしやすい
AHAを使っている間とやめて1週間は、紫外線で赤くなりやすい状態が続きます。酸で角層がはがれやすくなっているからです。
たとえば、グリコール酸10%を塗り続けると、紫外線で赤くなりやすさが18%上がり、やめて1週間で元に戻ったという結果があります。アメリカの食品医薬品局も、AHA入りの化粧品に、使っている間とやめて1週間は紫外線を防ぐよう促す表示を勧めています。
気をつける期間はやめて1週間まで、と覚えておきましょう。濃さの話はAHAの濃さの記事へ。
角層が薄くなると、紫外線を受けやすくなる
ピーリングで角層が薄くなると、紫外線から肌を守る力が小さくなります。
肌のいちばん外側の角層は、外からの刺激から肌を守っている層です。ピーリングは、この角層をはがれやすくするお手入れです。濃い酸で角層が薄くなると、守る力が小さくなり、紫外線のダメージも受けやすくなります。
ピーリングで日焼けしやすくなるまでの流れで、酸が働くのは枠で囲んだところです。
ピーリング
薄くなる
受けやすい
しやすい
角質がはがれて肌がなめらかになるぶん、紫外線には弱くなっていると考えておきましょう。
夜に使う日も、朝の日焼け止めを欠かさない
ピーリングを夜に使う日も、朝の日焼け止めは欠かせません。日焼けしやすさは、塗った翌日以降も続くからです。
夜に使えば昼の紫外線は関係ない、と思いますよね。でも、気をつける期間は使っている間ずっとと、やめて1週間です。日焼け止めは、顔には液状なら1円硬貨1個分を2回重ね、2〜3時間おきに塗り直します。くわしくは日焼け止めの塗り方へ。
ピーリングは製品の回数の目安を守り、赤みが出たら休みます。化粧品で言えるのは「肌のキメを整える」までで、皮膚科のピーリングは別の話です。回数を守って、日焼け止めとセットで使いましょう。
まとめ
- AHAを使っている間とやめて1週間は、日焼けしやすい
- グリコール酸10%で、紫外線で赤くなりやすさが18%上がったという結果がある
- 角層が薄くなると、紫外線のダメージを受けやすくなる
- 夜に使う日も、朝の日焼け止めは欠かせない
- 製品の回数の目安を守り、赤みが出たら休む
回数を守り、日焼け止めとセットで使いましょう。
よくある質問
ピーリングをすると、日焼けしやすくなりますか?
AHAを使っている間は、日焼けしやすくなります。グリコール酸10%を塗り続けると、紫外線で赤くなりやすさが18%上がったという結果があります。
ピーリングをやめたら、すぐ元に戻りますか?
やめてから1週間ほどは、日焼けしやすい状態が続きます。その間も、日焼け止めや服で紫外線を防ぎましょう。
夜に使えば、日焼け止めはいりませんか?
夜に使う日も、朝の日焼け止めは必要です。日焼けしやすさは、使っている間とやめて1週間まで続くためです。
ピーリング中は、日焼け止めをどのくらい塗ればいいですか?
顔には、液状なら1円硬貨1個分を2回重ねて塗ります。そのうえで、2〜3時間おきに塗り直しましょう。
この記事で参照した情報
- U.S. FDA「Alpha Hydroxy Acids」
- U.S. FDA「Guidance for Industry: Labeling for Cosmetics Containing Alpha Hydroxy Acids」(2005年1月)
- Kaidbey K, et al. Topical glycolic acid enhances photodamage by ultraviolet light. Photodermatol Photoimmunol Photomed 2003(抄録)
- EU 消費者向け化粧品・非食品に関する科学委員会(SCCNFP)AHAに関する見解の更新 SCCNFP/0799/04(2004年5月25日採択)
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「ケミカルピーリング」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「角層」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「サンスクリーン剤の使い方」
- 日本化粧品工業会「紫外線の防ぎ方」
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)