成分辞典1分でわかる

1分でわかるポストバイオティクスの効果|乾燥・肌荒れに向く理由

あるコスメオタク・2026.10.13・更新 2026.10.21・成分解説
成分表示の名前
ビフィズス菌培養溶解質
入っている理由
肌にうるおいを与えて整えるため(保湿)
安全性のめやす
乳酸桿菌の発酵成分は今の使い方で安全と評価されていますが、ビフィズス菌培養溶解質は対象外で、防腐剤やアルコールも一緒に入ります

「ビフィズス菌」や「ポストバイオティクス」の名前が入った化粧品を見ると、菌を肌に塗って大丈夫なのか、何にいいのか気になりますよね。

結論から言うと、化粧品のポストバイオティクスは菌を育てて壊した成分で、生きた菌は入っていません。肌にうるおいを与えて、乾燥や肌荒れを防ぐ保湿の成分です。

ポストバイオティクスは、生きていない菌からできた成分

ポストバイオティクスは、生きていない菌やその成分からできたものです。生きた菌のプロバイオティクスとは別の言葉です。

化粧品では、ビフィズス菌などを育てて、菌の体を壊した「溶解質」が代表です。成分表では「ビフィズス菌培養溶解質」のように書かれます。

化粧品に入るのは、菌を育てて壊した液で、生きた菌ではありません。

菌を
育てる
菌の体を
壊す
溶解質が
できる
化粧品に
入れる

名前に菌が入っていても、中身は菌を育てて壊した液と覚えておきましょう。

乾燥・肌荒れに向くのは、角層にうるおいを与える成分だから

ポストバイオティクスが乾燥や肌荒れに向くのは、ほかの保湿成分と同じように、角層にうるおいを与える役目で入っているからです。

肌のいちばん外側の角層は、皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質の3つでうるおいを守っています。このバランスが崩れると水分が逃げ、かさつきや肌荒れにつながります。化粧品として言えるのは、「皮膚にうるおいを与える」「肌荒れを防ぐ」などの範囲です。

菌の成分なら肌の菌のバランスが整いそう、と思いますよね。でも、化粧品の効能に菌にふれる言葉はないので、うるおいの範囲の成分として見ておきましょう。

溶解質のクリームで、ざらつきや乾燥が減ったという結果がある

ビフィズス菌の溶解質を10%含むクリームを使うと、顔のざらつきや脚の乾燥が減ったという結果があります。

ただ、菌からできた成分だから肌にやさしい、というわけではありません。製品には防腐剤やアルコールも入るので、赤みやかゆみが出たら使うのをやめましょう。くわしくはポストバイオティクスの記事へ。

ポストバイオティクスは、乾燥や肌荒れを防ぐ保湿の成分のひとつとして選びましょう。

まとめ

成分表で「溶解質」を見たら、菌を育てて壊した保湿の成分と読みましょう。

よくある質問

菌入りの化粧品では、菌が生きたまま肌に届きますか?

化粧品の菌の成分に、生きた菌は入っていません。溶解質や発酵液は、菌を壊したり滅菌したり、取り除いたりしたものです。

プロバイオティクスとポストバイオティクスはどう違いますか?

生きた菌か、生きていない菌やその成分かの違いです。化粧品の溶解質や発酵物は、ポストバイオティクスの考え方に近い成分です。

菌からできた成分なら、敏感肌でも安心ですか?

菌からできた成分だから肌にやさしい、とは言えません。製品には防腐剤やアルコールも入るので、全成分を見て、赤みやかゆみが出たら使うのをやめましょう。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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