- 成分表示の名前
- DNA-Na
- 入っている理由
- 肌を整え、うるおいを与えるため
- 安全性のめやす
- バラの花エキスや精油などは、かぶれを起こさないよう処方されていれば、今の使い方と濃度で安全と評価されています。香りの成分によるかぶれに注意します
この記事でわかること
- ローズPDRNがどんな成分か
- エイジングケアの話で出る理由
- 化粧品として言える範囲
「サケの代わりにバラから」とうたうローズPDRN。エイジングケアの話でよく見かけますが、何の成分で、どこまで期待していいのか気になりますよね。
結論から言うと、ローズPDRNはバラの細胞から取ったDNAのかけらに付けられた呼び名で、決まった成分名ではありません。化粧品として言えるのは「肌を整える」などの範囲です。
ローズPDRNは、バラの細胞から取ったDNAのかけら
ローズPDRNは、バラの細胞を育ててDNAを取り出し、細かく切ったものなどの呼び名です。花びらをしぼったものではありません。
ローズPDRNの原料のひとつができるまでで、成分表ではサケ由来と同じ「DNA-Na」になります。
細胞を
育てる
取り出す
切る
表示名
成分表には「ローズPDRN」という名前は出てこず、サケ由来のPDRNと同じ名前で書かれます。成分表を見ても、バラ由来かサケ由来かはわからないと覚えておきましょう。
エイジングケアの話で出るのは、サケ由来のPDRNが医薬品だから
ローズPDRNがエイジングケアの話で出るのは、もとのサケ由来のPDRNが、医薬品として研究されてきた成分だからです。
ただし、ローズPDRNとサケ由来のPDRNは、原料もDNAのかけらの長さも違う別の成分です。バラ由来のDNAのかけらでは、表皮の細胞や皮膚片に紫外線などのストレスを与えたとき、酸化によるストレスがおさえられたという結果があります。
サケ由来の医薬品としての働きは、ローズPDRNにそのまま当てはめないのが安心です。くわしくはローズPDRNの記事へ。
化粧品として言えるのは「肌を整える」などの範囲
ローズPDRNの化粧品で言えるのは、「肌を整える」「肌のキメを整える」「肌にはりを与える」などの範囲です。化粧品の効能は、国が定めた56項目に限られるからです。
業界の広告ガイドラインでも、細胞、ターンオーバー、老化防止といった言葉は化粧品では使えないとされています。肌を整える化粧品のひとつとして選びましょう。
まとめ
- バラの細胞から取ったDNAのかけらの呼び名です
- 成分表では、サケ由来と同じ名前で書かれます
- 化粧品として言えるのは「肌を整える」などの範囲です
名前の響きより、肌を整える化粧品のひとつとして選びましょう。
よくある質問
ローズPDRNはサケのPDRNと同じ効果がありますか?
原料もDNAのかけらの長さも違う別の成分なので、医薬品として使われてきたサケ由来のPDRNの働きを、そのまま当てはめることはできません。化粧品として言えるのは「肌を整える」などの範囲です。
ローズPDRNは成分表にどう書かれますか?
サケ由来のPDRNと同じ名前で書かれます。成分表を見ても、バラ由来かサケ由来かはわかりません。
ヴィーガンのローズPDRNなら魚アレルギーでも安心ですか?
魚アレルギーの主な原因は魚のたんぱく質なので、植物由来のDNAは魚のたんぱく質を避けたい人の選択肢にはなります。ただ、魚アレルギーがある人は、使う前に医師に相談してください。
この記事で参照した情報
- 韓国特許 KR102682941B1「バラ植物細胞からのPDRN生産方法」(出願2023年8月、登録2024年7月)
- Cavagnino A, et al. Rose-Derived Polydeoxyribonucleotide (Rose PDRN). Curr Issues Mol Biol 2025;47(12):971
- Kim HJ, et al. Plant-Derived Polynucleotides/Polydeoxyribonucleotides in Skin Biomaterials. J Funct Biomater 2026;17(7):351
- Squadrito F, et al. Pharmacological Activity and Clinical Use of PDRN. Front Pharmacol 2017;8:224
- Cermakova E, et al. Parvalbumin: A Major Fish Allergen and a Forensically Relevant Marker. Genes 2023;14(1):223
- CIR(米国 化粧品成分評価委員会)「Safety Assessment of Rosa damascena-Derived Ingredients as Used in Cosmetics」(最終報告案 2022年2月)
- 大韓化粧品協会(KCIA) 成分辞典「ソジウムDNA」
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)
- 日本化粧品工業会「化粧品等の適正広告ガイドライン」(2020年版)解説資料(京都府サイト掲載)