この記事でわかること
- 成分表で香料とエタノールを探す理由
- 「低刺激」「テスト済み」表示の意味
- 初めての化粧水の試し方
肌がゆらぎやすいと、新しい化粧水を選ぶたびに、また赤くなったらどうしようと迷いますよね。
結論から言うと、見るのは、香料とエタノールの有無、「低刺激」などの表示の意味、そして試し方の3つです。敏感肌は病名ではなく、公的な定義もないので、自分の肌を基準に選びます。
見るのは、成分表・表示・試し塗りの3か所
成分表、表示、試し塗りの3か所を順に見れば、選ぶときの迷いが減ります。
1つめは成分表です。香料は、化粧品によるかぶれの原因でいちばん多い原料です。エタノールは、体質によって赤くなる人がいます。
2つめは「低刺激」「アレルギーテスト済み」の表示です。どちらも、すべての人に合うという意味ではありません。3つめは、初めての製品を二の腕の内側などで小さく試すことです。
表示はめやす、最後に決めるのは自分の肌での試し塗りです。
合わない成分は、人によって違う
どの成分で肌が反応するかは、人によって違います。かぶれには、刺激で起こるものとアレルギーで起こるものがあり、アレルギーのほうは、体が成分を一度覚えたあと、次にふれたときに出るからです。
アレルギーのかぶれは、体が覚えた成分にだけ出るので、反応する成分は人によって違います。
ふれる
覚える
ふれる
出る
だから、だれにとっても悪い成分を探すより、自分が合わなかった成分を見つけるほうが役に立ちます。
合わなかった化粧水と成分表を比べて、同じ成分を探す
合わなかった化粧水があれば、成分表を並べて、同じ成分に印をつけます。重なった成分が、次に避ける候補になります。香料は中身が「香料」の一語で書かれるので、どの香りかまではわかりません。成分表の読み方も参考にしてください。
化粧品で言えるのは「うるおいを与える」などまでです。赤みが出たら使うのをやめ、製品を残して皮膚科へ。原因はパッチテストで調べられます。
まとめ
- 成分表で香料・エタノールの有無を見る
- 「低刺激」「テスト済み」は安全の保証ではない
- 反応する成分は人によって違う
- 初めての製品は二の腕の内側で小さく試す
- 赤みが出たら製品を残して皮膚科へ
合わなかった成分のメモが、次の一本を選ぶいちばんの手がかりになります。
よくある質問
敏感肌の化粧水は、成分表のどこを見ればいいですか?
まずは香料とエタノールが入っているかを見ます。香料は化粧品によるかぶれの原因でいちばん多い原料で、エタノールは体質によって赤くなる人がいます。ただ、どちらもだれにでも合わないわけではありません。
「低刺激」「アレルギーテスト済み」なら安心ですか?
安全の保証ではありません。低刺激の化粧品でも、肌質に合わなければトラブルになることがあります。テスト済みの表示には、すべての人にアレルギーが起こらないわけではない、という注意を近くに書く決まりがあります。
初めての化粧水は、どうやって試せばいいですか?
二の腕の内側など目立たない場所に、小さく塗って様子を見ます。これは自分でできる確認で、皮膚科で受けるパッチテストとは別のものです。赤みやかゆみが出たら使うのをやめましょう。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「敏感肌」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「低刺激性化粧品」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「アルコール感受性」
- 日本皮膚科学会「接触皮膚炎診療ガイドライン2020」(日皮会誌130(4):523-)
- 厚生省医薬安全局監視指導課長通知「化粧品の全成分表示の表示方法等について」(平成13年3月6日 医薬監麻発第220号)
- 化粧品公正取引協議会「化粧品の表示に関する公正競争規約の運用基準」
- 国民生活センター『国民生活』2025年9月号「化粧品を選ぶ前に知っておきたい知識 最終回 化粧品を安全に選ぶには」
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年 薬食発0721第1号)