- 成分表示の名前
- シア脂
- 入っている理由
- 肌の上でとけて水分の蒸発を防ぎ、肌をやわらげるため
- 安全性のめやす
- 米国の専門家パネルが今の使われ方と濃度で安全と結論し、人のパッチテストでもかぶれは起きていません
この記事でわかること
- シアバターがどんな脂か
- シアバターが乾燥を防ぎ、肌をやわらげるしくみ
- 化粧品として言える効果の範囲
シアバターはハンドクリームやリップでよく見るけれど、固い脂がどうやって乾燥を防ぐのか、顔にも使えるのか気になりますよね。
結論から言うと、シアバターの効果は、肌の上でとけて油の膜になり、水分が逃げるのを防いで肌をやわらげることです。手や唇など、乾きやすいところのケアによく使われます。
シアバターは、肌の温かさでとける植物の脂
シアバターは、室温では固く、肌にのせると温かさでとける植物の脂です。アフリカに育つシアの木の種からとれ、成分表では「シア脂」と書かれます。
とけてなめらかに広がるので、ハンドクリームやリップ、ボディクリームによく入っています。
乾燥に向くのは、油の膜で水分を守り、肌をやわらげるから
シアバターが乾燥に向くのは、肌の表面に薄い油の膜をつくり、角層の水分を逃がしにくくするからです。
肌のいちばん外側の角層は、表面をおおう皮脂膜などでうるおいを守っています。油分が足りないと水分が外へ逃げて、角層が乾いてガサつきます。
シアバターは肌の上でとけて油の膜になり、水分を逃がしにくくして肌をやわらげます。
シアバターの膜が水分の蒸発を防ぎ、肌をやわらかく保ちます。この働きをエモリエントといいます。唇には皮脂の膜がないので、油分でふたをするケアが向いています。
化粧品として言えるのは「肌を柔らげる」「皮膚の乾燥を防ぐ」まで
シアバターは化粧品の成分で、言えるのは保湿の範囲までです。化粧品の効能は、国が決めた56項目の範囲の中でしか言えないからです。
たとえば「肌を柔らげる」「皮膚にうるおいを与える」「皮膚の乾燥を防ぐ」です。どれも、油の膜で水分を守るしくみにつながります。くわしくはシアバターの記事へ。
乾きやすいところを油の膜で守るための脂として使う、と覚えておけば十分です。
まとめ
- シアバターは、シアの木の種からとれる植物の脂で、成分表では「シア脂」
- 室温では固く、肌の温かさでとけて広がる
- 薄い油の膜で水分を逃がしにくくし、肌をやわらげる
- 皮脂の膜がない唇のケアにも向く
- 化粧品として言えるのは、保湿の範囲まで
手や唇など、乾きやすいところから使ってみましょう。
よくある質問
シアバターは顔に塗っても大丈夫ですか?
今の使われ方と濃度なら、化粧品として安全という評価があります。ニキビが気になる人は、日本皮膚科学会もすすめる「ノンコメドジェニック」と表示された製品を目安に選びましょう。
ナッツアレルギーでもシアバターは使えますか?
シアバターには、アレルギー反応にかかわるたんぱく質がふくまれないという報告があります。それでも反応が絶対に起きないとは言えないので、心配な場合は使う前に医師に相談しましょう。
固いシアバターはどう使えばいいですか?
手のひらで温めて、やわらかくしてから広げます。量や回数に公的な決まりはないので、製品の表示に合わせ、べたつくなら少なめから始めましょう。