成分辞典1分でわかる

1分でわかるソルビトール|化粧品に入っている理由と安全性

あるコスメオタク・2026.10.15・更新 2026.10.21・成分解説
成分表示の名前
ソルビトール
入っている理由
水を引き寄せて肌にうるおいを与えるため(保湿)
安全性のめやす
アメリカの専門家委員会は、今の使い方と濃度なら化粧品に使って安全と結論づけています

この記事でわかること

  • ソルビトールが入っている理由
  • グリセリンとの違い
  • 化粧品と食品、それぞれの見方

成分表でソルビトールを見つけると、糖のような名前だけれど何のために入っているのか、肌に塗って大丈夫なのか気になりますよね。

結論から言うと、ソルビトールは、肌にうるおいを与えるために入っている保湿剤です。糖からつくる「糖アルコール」の仲間で、今の使い方なら化粧品に使って安全と評価されています。

ソルビトールは、水を引き寄せて角層をうるおす保湿剤

ソルビトールは、水を引き寄せて抱え、肌のいちばん外側の角層にうるおいを与える保湿剤です。乾燥は、角層の水分が外へ逃げて足りなくなることで起きるからです。

ソルビトールは、ブドウ糖に水素を結びつけてつくる糖アルコールです。ナナカマドの実など、植物にも含まれています。白い粉で、水によく溶けます。

ソルビトールは水を引き寄せて、角層にうるおいを与えます。

使う前 水分が逃げて、乾く 使ったあと 角層が水分を抱える 角層 表皮 真皮

同じ保湿剤のグリセリンは液体です。ソルビトールは、水を吸ったり手放したりする速さがゆっくりとされています。成分表で見かけたら、角層に水を抱えさせる保湿剤と読んでおけば十分です。しくみは保湿剤の記事で解説しています。

保湿用の製品や顔用の製品、歯みがきに多い

ソルビトールは、保湿用の製品や顔用の製品、ボディソープに多く使われています。アメリカの届け出で、こうした製品に多く使われていました。成分表は多い順に書く決まりなので、量によって前にも後ろにも出ます。

歯みがきにもよく使われ、うるおいを保つほか、甘みや香味をつける役目もあります。口に入る製品なので、肌に塗る化粧品とは分けて見ましょう。

今の使い方と濃度なら、化粧品に使って安全

アメリカの専門家委員会は、今の使い方と濃度なら、化粧品に使って安全と結論づけています。長く使われてきた歴史もふまえた判断とされています。日本の化粧品基準でも、配合が制限される成分には入っていません。

食品では、食品添加物として使われています。たくさん食べると、おなかがゆるくなることがあるとされます。これは食べたときの話で、肌に塗る話とは別です。肌に塗る化粧品としては、心配しすぎなくていい成分です。

まとめ

グリセリンとの比べ方は、グリセリンの記事も参考にしてください。

よくある質問

ソルビトールは、何のために入っていますか?

肌にうるおいを与えるための保湿剤です。水を引き寄せて抱える性質があり、歯みがきでは甘みや香味をつける役目もあります。

ソルビトールとグリセリンは、どう違いますか?

どちらも水を抱える保湿剤ですが、形が違います。グリセリンは液体で、ソルビトールは白い粉です。ソルビトールは、水を吸ったり手放したりする速さがゆっくりとされています。

食品のソルビトールと同じものですか?

同じ名前の成分で、食品では食品添加物として使われています。たくさん食べるとおなかがゆるくなることがあるとされますが、肌に塗る話とは分けて考えるのがよいとされます。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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