使い方と選び方やさしい解説

BBクリームとCCクリームの違いをやさしく解説!隠すしくみと色を整えるしくみとは?

あるコスメオタク・2026.10.18・更新 2026.10.21・使い方と選び方

BBクリームとCCクリーム、売り場で並んでいると、何が違うのか、自分にはどちらが合うのか迷いますよね。

結論から言うと、BBは肌の欠点を「隠す」こと、CCは肌の色のかたよりを「整える」ことに重きをおいた呼び名です。ただし公的な定義はないので、選ぶときは名前より、パッケージ裏の表示と成分表で中身を見るのが確実です。

BBは「隠す」、CCは「整える」に重きをおいた呼び名

BBは肌の欠点を隠すもの、CCは肌の色を整えるもの、という意味あいで使われることが多い呼び名です。どちらも、肌に色をのせてベースメイクに使うクリームで、違うのは色の欠点へのあつかい方です。

BBは「隠す」、CCは「整える」に重きをおいた呼び名です。

BBクリーム

しみや色むらを覆って隠す

CCクリーム

赤みやくすみの色みを整える

ベースメイクには、小じわや毛穴などの形を補う働き、しみやそばかす、にきびあと、くすみなどの色の欠点を調整する働き、透明感やつやを演出する働きがあります。BBもCCも、このうちの色の欠点をあつかう化粧品で、上から覆って見えなくするか、色みをやわらげて目立たなくするかという方向の違いが、2つの名前の差です。

「BB」「CC」は英語の言葉の頭文字をとった呼び名ですが、もとの言葉にはいくつかの言い方があり、意味はひとつに決まっていません。名前の文字だけで、中身の働きまで決めつけないことが大切です。

BBとCCに公的な定義はなく、表示は化粧下地かファンデーション

BBもCCも、パッケージの表示では「化粧下地」か「ファンデーション」のどちらかです。表示のルールで決められた化粧品の種類に、BBクリームやCCクリームという区分がないからです。

化粧品のパッケージには、何の化粧品かを示す種類別名称の欄があります。決められた種類別名称の一覧には、メイク用として「ファンデーション」「化粧下地」「おしろい」などが並びますが、「BBクリーム」「CCクリーム」はありません。色で肌を整える「コントロールカラー」という区分もなく、表示の決まりはBBクリームの記事でくわしく取り上げています。

つまり、同じCCクリームという名前でも、化粧下地として表示されたものと、ファンデーションとして表示されたものがありえます。化粧下地は、ファンデーションやおしろいを塗る前に肌を整える化粧品で、ファンデーションは、しみやそばかすなどを隠して肌を美しく見せる化粧品です。

使い方を決めるのは、BBかCCかより、下地とファンデーションのどちらなのかです。

隠すは白い粉で覆い、整えるは反対の色で打ち消す

隠すしくみは粉が光をはね返して下を覆うこと、整えるしくみは反対の色を重ねて色みを打ち消すことです。しみや赤みは、肌の色が部分的に違って見えている状態なので、その見え方を上から変えるやり方が2つあるのです。

覆うと下の色が見えなくなり、反対の色を重ねると色みがやわらぎます。

隠すBBの考え方 整えるCCの考え方 しみ・色むら 光はね返る 白い粉 赤み 緑 やわらぐ +›

BBの考え方に近い「隠す」では、顔料が光を反射したり散らしたりして下を覆い隠します。この力を隠ぺい力といい、代表は光を強く曲げる酸化チタンの粉です。肌の色は、黄や赤の酸化鉄などの色の粉で合わせていて、色の粉の種類は色材の記事にまとめています。

ただ、覆う力の強い粉が多いと、仕上がりは不自然になりがちです。ベースメイクは以前は隠す力の高い顔料を多く使っていましたが、いまは素肌の質感を生かし、光の性質で欠点を目立たなくする方向に進んでいます。よく隠れることと自然に見えることは、ときに引っぱり合う関係です。

CCの考え方に近い「整える」では、コントロールカラーと同じく、ファンデーションだけでは補正しきれない肌の色のかたよりを、補色の関係を使って整えます。たとえば赤みに緑を重ねると色みが打ち消し合い、赤が目立ちにくくなります。化粧下地も、色材とパール剤を入れると、肌の色を補う働きを持たせられます。

どちらのしくみでも、肌の色そのものが変わるわけではありません。重ねた粉や色で見え方が変わるだけなので、落とせばもとに戻ります。

成分表では、白い粉の位置を見る。色の成分は順不同

隠す力の手がかりは、成分表の中の酸化チタンや酸化亜鉛などの白い粉の位置です。日本の全成分表示は配合量の多い順に書く決まりなので、上のほうにある成分ほど多めに入っていると読めるからです。

白い粉が成分表の上のほうにあれば、白い粉が多めに入っていると考えられます。ただし、1%以下の成分と色をつける成分は順不同で書いてよい決まりです。酸化鉄などの色の成分は、うしろにあっても少ないとは限りません。どこからが1%以下かも書かれないので、位置は同じ製品の中で見るのが基本です。

同じ酸化チタンでも、粒の大きさで役目が変わります。粒がとても小さくなると透明に近づき、隠す力は小さくなります。化粧下地では、紫外線を防ぐために超微粒子の酸化チタンを入れることもあるので、成分名だけでは、隠すためか紫外線を防ぐためかまでは見分けられません。

BBかCCかは成分表ではわかりませんが、白い粉がどのあたりにあるかを見れば、隠す力の目安になります。

重ねるときは混ぜずに1品ずつ。SPFは足し算しない

BBやCCをほかの化粧品と重ねるときは、混ぜずに1品ずつ塗ります。化粧品は本来混ぜずに使うもので、混ぜるとそれぞれの働きがそこなわれる可能性があるからです。

種類別名称が化粧下地のBBやCCは、ファンデーションの前に塗るものです。ファンデーションと表示されたものは、それ自体がファンデーションの役目をします。手のひらでほかの製品と混ぜる使い方は、使い方の欄に書かれていなければ避けましょう。

SPFやPAが表示されたBB・CCは、日焼け止めと同じ測り方と表示のルールにそっています。SPFはおもに紫外線B波で肌が赤くなる日やけを防ぐ効果、PAは紫外線A波を防ぐ効果の目安で、PAは4段階です。化粧品として言える効果は「日やけを防ぐ」「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」の範囲です。

下地とファンデーションの両方にSPFがあっても、数値は製品ごとに測ったもので、足し算はできません。量が少なすぎたりムラがあったりすると思わぬ日やけをすることもあるので、十分な量をムラなく塗り、こまめに化粧直しをすることが大切です。日焼け止めと重ねるときの順番は、日焼け止めと下地の順番の記事を参考にしてください。

化粧もちがよいものほど、メーク落としで落とす

BBもCCも色の粉を肌にのせるメイクなので、1日の終わりには落とします。化粧もちがよいものほど、メーク落としを使いましょう。化粧もちをよくするために、汗や皮脂と混ざりにくく、肌に密着しやすい成分が使われることがあり、そうした製品は落としにくくなるからです。

シリコーン系やフッ素系の油分、膜をつくる樹脂などがその例です。汗や水に強いメイクは、石けんや洗顔フォームなど水で洗う洗顔料だけでは、完全には落とせないものもあります。クレンジングの多くは、メイクの油汚れを製品の油に溶かしこんで落とします。

専用のクレンジングをすすめる製品もあるので、落とし方は使い方の欄で確かめましょう。

選ぶときは、名前より悩み・表示・成分表で

選ぶときは、まず何を目立たなくしたいかを決め、そのあとで裏の表示と成分表を見ます。名前の意味あいは向きを教えてくれますが、中身は製品ごとに違うからです。

名前のBB・CCは入り口で、決め手は裏の表示と成分表です。

悩みを
決める
種類別名称
を見る
成分表を
見る
落とし方
を見る

しみや色むらを覆いたいなら隠す力を重視したもの、赤みやくすみなど色のかたよりが気になるならCCのように色を整えるものが候補です。種類別名称の欄で化粧下地かファンデーションかを確かめると、手持ちの化粧品との組み合わせも決めやすくなります。そのうえで、成分表の白い粉の位置、SPFとPAがその日の場面に合っているか、落とし方の指示を見ます。

初めて使う製品が肌に合わないと感じたら使うのをやめ、赤みやかゆみが続くときは皮膚科に相談しましょう。迷ったら、名前は入り口、決め手は裏の表示と覚えておけば大丈夫です。

まとめ

BBとCCは、名前を見れば向きがわかり、裏を見れば中身がわかる化粧品です。手元の1本の種類別名称の欄と成分表の上のほうを、一度見てみてください。

よくある質問

BBクリームとCCクリームの違いは?

隠すか整えるか、重きのおき方が違います。BBは肌の欠点を隠すこと、CCは肌の色のかたよりを整えることに重きをおいた呼び名です。公的な定義はなく、隠す力や色は製品ごとに違います。

BBクリームとCCクリームはどっちがカバー力が高い?

名前だけでは決まりません。隠す力は、酸化チタンなど光をはね返す白い粉の量や粒の大きさで変わります。成分表の上のほうに白い粉があるかを、選ぶときの手がかりにしましょう。

CCクリームは化粧下地?ファンデーション?

製品によってどちらかに分かれます。パッケージの種類別名称の欄で、化粧下地かファンデーションかがわかります。化粧下地と表示されたものは、ファンデーションの前に塗ります。

BBクリームとCCクリームは重ねて使える?

重ねるときは、混ぜずに1品ずつ塗ります。化粧品は本来混ぜずに使うもので、混ぜると働きがそこなわれる可能性があります。SPFは製品ごとの値なので、重ねても足し算にはなりません。

BBクリームやCCクリームはクレンジングが必要?

汗や水に強いものは、メーク落としで落としましょう。耐水性の高いメイクは、石けんや洗顔フォームだけでは完全に落とせないものもあります。製品の使い方の欄にある落とし方も確かめてください。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

ひとことメモ:仕上がりや使用感には個人差があります。記載内容はブランドが公表している情報、および実際に使用した際の内容に基づくものです。

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