商品とブランドやさしい解説

エチュードの成分を解説|スンジョンとフィクシングティントの全成分の読み方

あるコスメオタク・2026.10.18・成分解説

エチュードの成分が気になって、スンジョンの化粧水やクリーム、フィクシングティントの成分表を見ても、どこを見ればよいのかはわかりにくいものです。日本で売られている6つの商品の成分表を、並び順から読んでみます。

スンジョンの5つのスキンケアには、パンテノールとマデカッソシドが共通して入っていて、パンテノールは5番目から7番目にあります。一方、フィクシングティントは11色で全成分が違い、どの色にも香料が入っています。

この記事で取り上げる6つの商品と、全成分の数。

この記事で見る、エチュードの6つの商品 シリーズ名・商品名 商品の種類 全成分の数 スンジョン トナー(化粧水) 15 スンジョン モイストエマルジョン(乳液) 24 スンジョン ホイップクレンザー(洗顔料) 14 スンジョン シートマスク 15 スンジョン ハイドロクリーム(クリーム) 28 フィクシングティント リップ(全11色) 色ごとに34〜39 スンジョンの名前には、配合の数字も成分の名前も入っていません 全成分の数は、日本の公式通販の全成分ページによる。2026年10月17日に確認

エチュードの成分は日本の表示で見る。1985年に韓国で生まれたブランド

エチュードは、1985年に韓国でメイクアップのブランドとして生まれ、1990年に韓国の大手化粧品会社のグループに入りました。日本には2011年に進出し、いまは東京都渋谷区の化粧品会社が販売しています。メイクのほかに、スンジョンという名前のスキンケアのシリーズがあり、化粧水、乳液、洗顔料、シートマスク、クリームが日本の公式通販に並んでいます。

この記事で取り上げる6つの商品は、日本ではどれも化粧品として売られています。全成分のページに、医薬部外品の表示はありません。スンジョンのトナー、乳液、洗顔料、クリームは、ブランドの公式情報では2021年7月2日に発売されました。同じ名前でも国によって処方が違うことがあるため、2026年10月17日時点の日本の公式通販の全成分をもとに見ていきます。

名前に数字はない。pH5.5はトナーの説明に出てくる数字

スンジョンの商品名は、シリーズ名と商品の種類でできていて、配合の数字も成分の名前も入っていません。スンジョンという語が何を表すかも、日本の公式通販やブランドの公式情報には説明がありません。名前の代わりに手がかりになるのが、ブランドの商品説明に出てくる言葉と数字です。

ブランドの説明では、スンジョン トナーは素肌に近いpH5.5の弱酸性で、アルコールを使っていない化粧水とされ、保湿成分としてオウゴン根エキスの名前が挙がっています。モイストエマルジョンの説明には保湿成分のスクワランが、ハイドロクリームの説明には水分・保湿成分を92%配合という数字が出てきます。

ブランドの説明に出てくる言葉と、成分表で見えること。

ブランドの説明の言葉と、成分表で見えること ブランドの説明 日本の成分表で見えること トナー pH5.5の弱酸性 pHは成分表に書かれない トナー アルコールを使っていない エタノールは全15成分になし トナー 保湿成分のオウゴン根エキス 全15成分の7番目 モイストエマルジョン 保湿成分のスクワラン 全24成分の7番目 左はアットコスメの公式商品情報のブランドの説明。右は日本の公式通販の全成分による

pH5.5は、成分表からは確かめられない数字です。成分表に書かれるのは成分の名前と並びだけで、pHや配合の%は書かれません。一方、オウゴン根エキスはトナーの全15成分のうち7番目、スクワランは乳液の全24成分のうち7番目にあり、トナーの成分表にはエタノールもありません。クリームの92%も、ハイドロクリームの成分の並びからは確かめられない、ブランドの公表値です。

パンテノールは5番目から7番目、マデカッソシドは8番目から13番目

スンジョンの5つの商品には、どれもパンテノールとマデカッソシドが入っています。パンテノールは、トナーで5番目、乳液で6番目、洗顔料とシートマスクとクリームで7番目にあります。肌の中でビタミンB5に変わるとされる成分で、化粧品ではうるおいを保つ目的で入ります。くわしくはパンテノールの記事にまとめています。

5つの商品の、パンテノールとマデカッソシドの位置。

パンテノールとマデカッソシドは、成分表の何番目? スンジョンの商品 全成分の中の位置 何番目 トナー 5・11 /全15 モイストエマルジョン 6・12 /全24 ホイップクレンザー 7・11 /全14 シートマスク 7・8 /全15 ハイドロクリーム 7・13 /全28 パンテノール マデカッソシド 線の左はしが1番目、右はしが最後の成分。日本の公式通販の全成分による

マデカッソシドは、ツボクサに含まれる成分のひとつで、シカと呼ばれる成分の仲間です。位置はシートマスクで8番目、トナーと洗顔料で11番目、乳液で12番目、クリームで13番目です。どの商品でも、パンテノールのほうがマデカッソシドより前に書かれています。

5つの商品は、上のほうの組み立ても似ています。1番目はどれも水で、そのあとにグリセリンやプロパンジオール、DPGといった保湿の成分が続きます。洗顔料では5番目と6番目に、汚れを落とす成分のラウリルグルコシドとココイルグルタミン酸2Naがあり、乳液とクリームでは4番目に油分が入っています。

名前にない成分では、チャ葉エキスとツボクサ葉エキスが目立つ

チャ葉エキスは、お茶の葉のエキスで、トナー、乳液、洗顔料ではそろって8番目、クリームでは9番目にあります。オウゴン根エキスはトナーで7番目、クリームで8番目にあり、この2つではお茶とオウゴンのエキスが並んでいます。シートマスクにはチャ葉エキスもオウゴン根エキスもなく、代わりにツボクサ葉エキスが4番目にあります。

ほかの成分が、5つの商品の全成分の何番目にあるか。

ほかの成分も、何番目かで見る トナー 全15 乳液 全24 洗顔料 全14 シートマスク 全15 クリーム 全28 チャ葉エキス 8 番目 8 番目 8 番目 9 番目 オウゴン根エキス 7 番目 8 番目 ツボクサ葉エキス 4 番目 アラントイン 14 番目 14 番目 エチルヘキシルグリセリン 10 番目 11 番目 10 番目 11 番目 11 番目 トコフェロール 14 番目 14 番目 13 番目 26 番目 香料・エタノール・フェノキシエタノール・パラベンは、5つとも入っていない 濃いピンクは5番目まで。空欄は、その商品の全成分に入っていない成分

アラントインが入っているのは、シートマスクとクリームの2つで、どちらも14番目です。エチルヘキシルグリセリンは5つすべてに入っていて、10番目か11番目にあります。洗顔料を除く4つには1,2-ヘキサンジオールも3番目から6番目にあり、どちらも防腐の手助けをする成分です。防腐剤のフェノキシエタノールとパラベンは、5つの商品の全成分のどこにもありません。

香料とエタノールも、5つの商品には入っていません。トナーと乳液のブランドの公式情報には、無香料や無着色の表示もあります。ただし、アレルギーテスト済みという表示は、だれにもかぶれないという意味ではありません。合うかは自分の肌で確かめ、異常が出たら使うのをやめましょう。

フィクシングティントは11色で全成分が違う。共通は上の4つ

フィクシングティントの全成分は、色ごとに別々に書かれています。日本の公式通販の全成分ページには11色が並び、成分の数はダスティベージュの34から、アナログローズとミッドナイトモーヴの39まで違います。全11色で同じ順に並ぶのは、1番目から4番目までです。

1番目は水、2番目はイソドデカン、3番目はジメチコン、4番目は長い名前のクロスポリマーで、ここまではどの色も同じです。5番目と6番目にはBGとジステアルジモニウムヘクトライトがあり、色によって順番が入れ替わります。7番目のリン酸3Caは、全色で同じ位置です。

フィクシングティント11色の、全成分の数と香料の位置。

フィクシングティントは、11色で全成分が違う 1〜4番目は全色で同じ 水・イソドデカン・ジメチコン (ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 色 全成分 香料 色 全成分 香料 アナログローズ 39 30番目 ヴィンテージレッド 37 30番目 メロウピーチ 38 30番目 ジンジャーミルクティー 38 30番目 ミッドナイトモーヴ 39 30番目 ソフトウォルナット 37 31番目 クランベリープラム 37 31番目 ダスティベージュ 34 30番目 ローズブレンディング 38 32番目 サーモンブリック 38 32番目 メランジローズ 38 31番目 各4g。全成分は色ごとに別の表示 香料は全11色の30〜32番目。後ろには主に色の成分が並ぶ 日本の公式通販の全成分ページによる。2026年10月17日に確認

香料は、11色すべての30番目から32番目にあります。スンジョンの5つの商品には香料がないのに対し、ティントには全色に入っています。香料は中身を書かずに香料の一語でまとめて書いてよく、化粧品への使用量の目安は0.01〜0.5%とされています。

香料のあとには、酸化チタン、酸化鉄、赤202や黄4といった色の成分が並びます。その種類と数は色ごとに違い、ダスティベージュでは酸化チタンと酸化鉄のあとに赤の色素が2つ続くだけですが、アナログローズでは赤202、赤201、黄4、黄5、青1などが並びます。赤202のような番号の意味は、タール色素の記事で解説しています。

成分表は上のほうが多い順、1%以下と色の成分は順不同

成分表は製品の中の分量が多い順に書く決まりですが、1%以下の成分と着色剤は、互いに順不同で書いてよいことになっています。しかも、どこからが1%以下なのかは表示されません。パンテノールの5番目や7番目は上のほうですが、後ろのほうの成分どうしは、順番から量を比べることはできません。

ティントの色の成分が後ろにまとまっているのも、この決まりと関係があります。着色剤は、ほかの成分を多い順に書いたあとに、まとめて順不同で書けるためです。色の成分の並びからは、どの色素が多いかは読めません。香料の30番目という位置からも、量は決められません。

同じ名前の商品でも、国によって処方や並びが違うことがあります。日本の商品でも、名前に文字が加わるなどして商品が新しくなることがあります。手元の商品は、パッケージや日本の公式通販の成分表で確かめるのが確実です。ティントの全成分ページには、唇に異常が出ていないか注意して使い、合わないときは使うのをやめるよう書かれています。

まとめ

名前やブランドの説明は入り口、成分表の並びは中身の手がかりです。スキンケアは商品どうしの共通点、メイクは色どうしの違いに目を向けると、成分表が読みやすくなります。

よくある質問

エチュードのスンジョン トナーの成分は何番目に何がありますか?

全15成分で、パンテノールは5番目です。1番目は水、2番目はプロパンジオール、7番目にオウゴン根エキス、8番目にチャ葉エキス、11番目にマデカッソシドがあります。日本の公式通販の全成分によります。

スンジョンシリーズに共通して入っている成分は何ですか?

パンテノールとマデカッソシドが5つすべてに入っています。パンテノールは5番目から7番目、マデカッソシドは8番目から13番目にあり、どの商品でもパンテノールのほうが前に書かれています。エチルヘキシルグリセリンも5つすべてに入っています。

エチュードのスンジョンに香料は入っていますか?

スンジョンの5つの商品の全成分に、香料はありません。対象はトナー、乳液、洗顔料、シートマスク、クリームです。エタノールやフェノキシエタノール、パラベンも入っていません。一方、フィクシングティントには全11色に香料が入っています。

フィクシングティントの成分は色によって違いますか?

色ごとに全成分が違います。成分の数は34から39までで、全色で同じ順に並ぶのは水、イソドデカン、ジメチコン、クロスポリマーの上の4つです。香料は30番目から32番目、色の成分はその後ろに並びます。

スンジョン トナーのpH5.5は成分表で確かめられますか?

成分表からは確かめられません。成分表に書かれるのは成分の名前と並びだけで、pHや配合の%は書かれないためです。pH5.5の弱酸性は、ブランドの商品説明に出てくる数字です。

この記事で参照した情報

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この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

ひとことメモ:仕上がりや使用感には個人差があります。記載内容はブランドが公表している情報、および実際に使用した際の内容に基づくものです。

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