商品とブランドやさしい解説

シーエヌピーの成分を解説|プロPシリーズとPブースターの全成分の読み方

あるコスメオタク・2026.10.18・成分解説

シーエヌピーの成分といえばプロポリスですが、日本で売られている化粧水や美容液の成分表で、プロポリスエキスは実際に何番目に書かれているのでしょうか。

プロポリスエキスは、2番目に書かれている商品もあれば12番目の商品もあり、名前にPが付いていても入っていない商品もあります。名前の文字やブランドの説明と、成分表の並びを合わせて見ると、同じブランドの商品どうしの違いがつかみやすくなります。

シーエヌピーの商品名は、シリーズ名、文字、商品の種類でできています。

シーエヌピーの商品名は、シリーズ名・文字・種類の組み合わせ シリーズ名 文字 商品の種類 プロP なし セラム(美容液) プロP なし ミスト(化粧水) プロP なし トナー(化粧水) プロP G セラム(美容液) プロP V セラム(美容液) なし P ブースター(化粧水) 名前に配合の数字はなく、文字の意味も商品ページに説明はありません Pブースターの全成分には、プロポリスエキスが入っていません

シーエヌピーは韓国の皮膚科が母体のブランド。成分は日本の表示で見る

シーエヌピーは、韓国の皮膚科クリニックを母体に、2000年に生まれたスキンケアのブランドです。日本では東京都港区の化粧品会社が国内唯一の正規代理店となり、プロポリスを掲げたプロPシリーズを中心に、化粧水や美容液、クリーム、シートマスクなどを売っています。2024年には、日本限定のGとVの2つのラインがプロPシリーズに加わりました。

この記事で取り上げる6つの商品は、日本ではどれも化粧品として売られています。日本のブランドサイトでは一部の商品に医薬部外品と表示されていますが、ここで見る6つにその表示はありません。同じ名前でも国によって処方が違うことがあるため、2026年10月17日時点の日本の正規代理店の公式通販の全成分をもとに、成分の並びを見ていきます。

名前に数字はなく、プロP・G・V・Pの文字で分かれる

シーエヌピーの商品名には、配合の数字は入っていません。名前は、プロPというシリーズ名と、GやVの文字、商品の種類でできています。この記事で取り上げるプロPの5商品は、どれも全成分にプロポリスエキスがあり、セラムやVセラムの英語の名前にもプロポリスという語が入っています。ただし、G・V・Pの文字が何を表すかは、日本のブランドサイトの商品ページに説明がありません。

文字の代わりに手がかりになるのが、ブランドが説明に使う独自の複合成分の名前です。Gセラムの説明にはナイアシンアミドを指す名前が、Vセラムの説明にはアスコルビルリン酸Naとアスコルビルグルコシドを指す名前が出てきます。ブランドの説明では、Gセラムは肌の油分と水分のバランスの乱れが気になる人向け、Vセラムは乾燥によるくすみが気になる人向けの美容液です。

ブランドの説明に出てくる複合成分の名前と、それが指す成分。

ブランドの複合成分の名前は、成分表では別の名前で書かれる プロポリスの複合成分 12の成分の呼び名 BG 水 プロポリスエキス マデカッソシド ザクロ果実エキス イチジク果実エキス ツルニンジン根エキス メリッサ葉エキス β-グルカン 乳酸桿菌/プロポリス発酵液 1,2-ヘキサンジオール ナイアシンアミド Gセラムの説明に出る名前 指す成分 ナイアシンアミド 成分表では2番目 Vセラムの説明に出る名前 アスコルビルグルコシド 2番目 アスコルビルリン酸Na 5番目 複合成分の名前は成分表に出てこないので、中身は成分表示名で見ます 複合成分の中身はブランドの注記による。濃いピンクは、水やBGなどの成分

プロポリスの複合成分の名前は、12の成分をまとめた呼び名です。ブランドの注記には、プロポリスエキスや乳酸桿菌/プロポリス発酵液のほか、水やBG、1,2-ヘキサンジオールも並んでいます。こうした名前は成分表には出てこないため、何がどの位置にあるかは、成分表の成分表示名で見る必要があります。

プロポリスエキスは2番目から12番目まで。入っていない商品も

プロポリスエキスが成分表の何番目にあるかは、商品によって違います。プロPセラムでは水に次ぐ2番目にあり、全31成分のうち上のほうに位置します。プロPミストでは、水のあとにプロパンジオール、グリセリン、1,2-ヘキサンジオールが並び、プロポリスエキスは5番目です。

プロPトナーでは9番目で、前にはDPGやグリセリンなどの保湿の成分と、5番目のナイアシンアミドがあります。Gセラムでも9番目、Vセラムでは12番目です。ただし、GとVのセラムには、プロポリスエキスとは別に乳酸桿菌/プロポリス発酵液が入っています。こちらはGセラムで5番目、Vセラムで6番目です。

6つの商品で、プロポリスエキスが全成分の何番目にあるか。

プロポリスエキスは、成分表の何番目? 商品 全成分の中の位置 何番目 プロPセラム 2番目 /全31 プロPミスト 5番目 /全24 プロPトナー 9番目 /全38 プロP Gセラム 9番目 /全30 プロP Vセラム 12番目 /全54 Pブースター 全35成分のどこにもない なし プロポリスエキス 乳酸桿菌/プロポリス発酵液 線の左はしが1番目、右はしが最後の成分。日本の正規代理店の公式通販の全成分による

Pブースターの全成分には、プロポリスエキスも乳酸桿菌/プロポリス発酵液もありません。名前はプロPではなくPで、全成分の2番目はグルコノラクトンです。ブランドの説明では、古くなった角質をやさしくケアする導入化粧水とされていて、プロポリスを主役にした商品とは中身の組み立てが違います。

名前にない成分では、ナイアシンアミドとパンテノール、精油が目立つ

ナイアシンアミドは、名前にナイアシンが入っていないプロPトナーにも5番目に入っていて、Vセラムにも7番目にあります。Vセラムの2番目のアスコルビルグルコシドと5番目のアスコルビルリン酸Naは、どちらもビタミンC誘導体と呼ばれる成分です。パルミチン酸アスコルビルもビタミンC誘導体の一つで、Pブースターを除く5つの商品に入っています。

名前にない成分が、6つの商品の全成分の何番目にあるか。

名前にない成分も、何番目かで見る プロP セラム プロP ミスト プロP トナー プロP G セラム プロP V セラム P ブースター ナイアシンアミド 5 番目 2 番目 7 番目 パンテノール 19 番目 12 番目 6 番目 20 番目 6 番目 パルミチン酸アスコルビル 29 番目 24 番目 11 番目 10 番目 13 番目 マデカッソシド 13 番目 14 番目 12 番目 18 番目 ニオイテンジクアオイ花油 23 番目 15 番目 20 番目 29 番目 24 番目 グルコノラクトン 21 番目 2 番目 パンテノール・パルミチン酸アスコルビル・精油は、6つのうち5つに 濃いピンクは5番目まで。空欄は、その商品の全成分に入っていない成分

パンテノールとニオイテンジクアオイ花油も、6つのうち5つの商品に入っています。パンテノールはGセラムとPブースターで6番目、トナーで12番目にあり、プロPセラムには入っていません。ニオイテンジクアオイ花油は植物の精油で、ミストでは15番目、Vセラムでは29番目にあり、トナーにだけ入っていません。

ザクロ果実エキス、メリッサ葉エキス、イチジク果実エキス、ツルニンジン根エキスの4つは、プロPのセラム、トナー、G・Vのセラムで近い位置にまとまって書かれています。どれもプロポリスの複合成分の注記に入っている成分です。また、角質ケアの話で出てくる酸の仲間も入っていて、Pブースターの2番目と、ミストの21番目にあるグルコノラクトン、ミストの22番目のラクトビオン酸がそれにあたります。

ナイアシンアミドやビタミンC誘導体は、医薬部外品では有効成分として使われることもある成分です。ただし、ここで取り上げた商品は化粧品なので、医薬部外品として国が認めた効能はうたえません。化粧品として言える範囲の目的で入っている成分として読むのが正確です。

成分表は上のほうが多い順、1%以下は順不同。香料はトナーだけ

成分表は製品の中の分量が多い順に書く決まりですが、1%以下の成分と着色剤は、互いに順不同で書いてよいことになっています。しかも、どこからが1%以下なのかは表示されません。プロポリスエキスの2番目や5番目は多く入っていると読めますが、後ろのほうの成分どうしは、順番から量を比べることはできません。

プロPトナーの全成分の上位と、成分表の並び順の読み方。

プロPトナーの成分表で見る、並び順の読み方 プロPトナー 全38成分 1 水 2 DPG 3 グリセレス-26 4 グリセリン 5 ナイアシンアミド 6 プロパンジオール 7 1,2-ヘキサンジオール 8 BG 9 プロポリスエキス 10 ハチミツエキス 38 香料(最後) 上のほうは、分量の多い順 1番目から順に多く入っている 1%以下と着色剤は、順不同 どこからが1%以下かは 表示に書かれない 香料は、一語でまとめて書ける 使用量の目安は0.01〜0.5% トナーでは38番目、最後に書かれる 注記には、合成香料は不使用とある 6つの商品のうち、全成分に香料と書かれているのはトナーだけです

6つの商品のうち、全成分に香料と書かれているのはプロPトナーだけです。トナーでは38番目、いちばん最後に香料があり、すぐ下の注記には合成香料と合成着色料は使っていないとあります。香料には天然から取るものと化学合成でつくるものがあり、全成分表示ではどちらも香料の一語で書かれます。使用量の目安は0.01〜0.5%とされています。

同じ名前の商品でも、国によって処方や並びが違うことがあります。日本で買う商品は、日本のパッケージや正規代理店の公式通販の成分表で確かめるのが確実です。プロポリスはかぶれの原因として知られる成分です。気になる人は、プロポリスエキスと乳酸桿菌/プロポリス発酵液の両方を成分表で確かめましょう。

まとめ

名前の文字やブランドの説明は入り口、成分表の並びは中身の手がかりです。両方を合わせて見ると、同じシリーズの商品どうしの違いがつかみやすくなります。

よくある質問

シーエヌピーのプロPセラムのプロポリスエキスは何番目ですか?

全成分の2番目で、水の次に書かれています。日本の正規代理店の公式通販の全成分では31の成分があり、ミストでは5番目、トナーでは9番目と、商品によって位置が違います。

シーエヌピーのPブースターにプロポリスは入っていますか?

全成分にプロポリスエキスは入っていません。乳酸桿菌/プロポリス発酵液もなく、2番目はグルコノラクトンです。名前もプロPではなくPです。

プロP GセラムとVセラムの成分の違いは何ですか?

2番目の成分が違います。Gセラムはナイアシンアミド、VセラムはビタミンC誘導体のアスコルビルグルコシドが2番目です。ブランドの説明では、Gは油分と水分のバランス、Vは乾燥によるくすみが気になる人向けの美容液です。

シーエヌピーの化粧水に香料は入っていますか?

6つのうち、香料の表示はプロPトナーだけです。トナーでは全成分の最後の38番目に香料があり、注記には合成香料は使っていないとあります。ミストやPブースターには香料の表示はなく、植物の精油が入っています。

成分表の後ろのほうにある成分は、少ししか入っていないのですか?

順番だけでは比べられません。成分表は分量の多い順ですが、1%以下の成分と着色剤は順不同で書いてよく、どこからが1%以下かも表示されないためです。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

ひとことメモ:仕上がりや使用感には個人差があります。記載内容はブランドが公表している情報、および実際に使用した際の内容に基づくものです。

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