この記事でわかること
- 妊娠中に避ける成分として挙がるもの
- 医薬品のレチノイドと化粧品の違い
- 授乳中と、迷ったときの相談先
妊娠がわかると、いつもの化粧品をこのまま使っていいのか、急に心配になりますよね。
結論から言うと、避ける成分はあります。米国皮膚科学会は、妊娠中に避ける成分にレチノイドの仲間を挙げています。ほかに気になる成分は、かかりつけの産婦人科や皮膚科で相談すれば大丈夫です。
避ける成分に挙がるのは、レチノイドの仲間
米国皮膚科学会が妊娠中に避ける成分に挙げるのは、レチノイドです。ビタミンAの仲間で、処方薬だけでなく、店で買えるレチノール入りのスキンケアも含めています。
同じ一覧には、肌の色を明るくするハイドロキノンもあります。高濃度のサリチル酸や精油などは、皮膚科医と相談し、使う回数を控えめにする成分です。まずはレチノイドの仲間を避けると覚えておきましょう。
医薬品のレチノイドは、妊婦には使わない薬
飲み薬も化粧品も、同じレチノールの仲間なら同じなのか迷いますよね。飲み薬のトレチノインや、ニキビの塗り薬のアダパレンは医薬品のレチノイドで、日本の添付文書で妊婦には使わない薬です。
化粧品のレチノールは、医薬品とは別の区分です。それでも米国皮膚科学会は避ける一覧に入れているので、妊娠中に使うかは自分で決めず、医師に相談しましょう。くわしくはレチノールの記事で解説しています。
授乳中や肌の変化は、医師に伝えて相談する
授乳中に塗り薬を使うかは、医師が判断します。アダパレンでは、治療と母乳の利点を比べて、授乳を続けるか検討するとされます。薬を使っているなら、授乳中だと伝えましょう。
妊娠中はホルモンの変化で、肝斑やニキビが出ることもあります。化粧品は、次の順番で考えると迷いません。
妊娠中・授乳中に化粧品を使うときの、迷わないための順番です。
見る
医師に相談
どおり使う
やめる
化粧品は製品の注意書きに従い、異常が出たらやめて相談を。乳頭のケアはラノリンの記事で解説しています。
まとめ
- 米国皮膚科学会は、妊娠中にレチノイドやハイドロキノンを避ける成分に挙げる
- 飲み薬・塗り薬の医薬品のレチノイドは、日本でも妊婦には使わない
- 化粧品は注意書きに従い、迷う成分は医師に相談する
気になる成分は、ひとりで悩まず、かかりつけの産婦人科や皮膚科で相談してみてください。
よくある質問
妊娠中にレチノールの化粧品を使ってもいい?
自分で決めず、医師に相談しましょう。米国皮膚科学会は、店で買えるレチノール入りのスキンケアも、妊娠中に避ける成分に挙げています。
飲み薬のレチノイドと化粧品のレチノールは何が違う?
飲み薬や塗り薬は医薬品で、化粧品とは区分が違います。日本では、飲み薬のトレチノインや塗り薬のアダパレンは妊婦には使わない薬です。化粧品は製品の注意書きに従い、迷ったら相談しましょう。
授乳中のスキンケアで気をつけることは?
薬を使っているなら、授乳中だと医師に伝えましょう。塗り薬のアダパレンでは、治療と母乳の利点を比べて授乳を続けるか検討するとされます。化粧品は注意書きに従い、異常があればやめて相談しましょう。
この記事で参照した情報
- American Academy of Dermatology. Dermatologist-approved pregnancy skin care (2025年6月26日更新)
- ディフェリンゲル0.1% 添付文書・インタビューフォーム(2023年1月改訂の電子添文に基づく)
- PMDA 医療用医薬品情報「ベサノイドカプセル10mg」(トレチノイン)
- Dennis C-L, Jackson K, Watson J. Interventions for treating painful nipples among breastfeeding women. Cochrane Database Syst Rev 2014, Issue 12(CD007366)