- 成分表示の名前
- トコフェロール
- 入っている理由
- 製品の油分が酸化して傷むのを防ぐため(酸化防止剤)
- 安全性のめやす
- かぶれの報告はまれとされ、化粧品基準にトコフェロール類の配合量の上限はありません
この記事でわかること
- トコフェロールが化粧品に入る理由
- 「血行」のイメージの出どころ
- 化粧品と飲み薬で言えることの違い
成分表にトコフェロールを見つけると、ビタミンEだから血行によさそう、と思いますよね。
結論から言うと、化粧品のトコフェロールは、製品の油が酸化して傷むのを防ぐために入っている成分です。「血行」は、飲む医薬品の効能の話です。トコフェロールは、ビタミンEの別名です。
トコフェロールは、製品の油が傷むのを防ぐ成分
トコフェロールは、化粧品の中の油を守るために入っています。化粧品の油は、空気にふれると酸化=さびるように傷むことがあるからです。
油の酸化は、空気中の酸素によって少しずつ進みます。傷んだ油は、安全性の問題にもつながりえます。ビタミンEは油になじむビタミンで、酸化のもとになる不安定な分子をつかまえて、油の酸化が進むのを抑えます。
トコフェロールは、枠で囲んだ「油が酸化する」ところを抑えます。
にふれる
酸化する
傷む
肌に働くというより、製品を守る裏方です。成分表の最後のほうによく書かれています。
「血行によい」は、飲む医薬品の効能から来ている
ビタミンEの「血行によい」というイメージは、飲む医薬品の効能から来ています。化粧品で言えることとは、別の話です。
化粧品のビタミンEで、「血行」はうたえません。化粧品の広告では、「抗酸化成分」という配合目的も認められていません。
「血行」と聞いたら、飲む薬の話と分けて考えましょう。
ビタミンEの飲み薬には「末梢循環障害」の効能がある
ビタミンEの医療用の飲み薬には、効能の一つに「末梢循環障害」があります。
体の先のほうの血のめぐりの病気で、しもやけや手足の冷えも含まれます。これは飲む薬の話で、化粧品の話ではありません。くわしくはトコフェロールの記事へ。
まとめ
- トコフェロールはビタミンEの別名です
- 化粧品では、製品の油の酸化を防ぐために入ります
- 「血行」は飲む医薬品の効能で、化粧品ではうたえません
成分表の最後に見つけたら、油を守る裏方だと思い出しましょう。
よくある質問
トコフェロールは何のために化粧品に入っていますか?
製品の油分が酸化して傷むのを防ぐためです。肌に働くというより、製品を守る裏方の成分です。
トコフェロール入りの化粧品で血行はよくなりますか?
化粧品のビタミンEで「血行」はうたえません。「末梢循環障害」などの効能は、医療用の飲み薬の話です。
トコフェロールとビタミンEは同じですか?
トコフェロールはビタミンEの別名です。化粧品で「トコフェロール」と書かれているのは、ほとんどがα-トコフェロールです。