- 成分表示の名前
- グリコール酸、乳酸など
- 入っている理由
- 古い角質をはがれやすくするため(角質ケア)
- 安全性のめやす
- うるおいを守る力が下がりやすいため、濃度10%以下に抑えpHに注意する必要があるとされています
この記事でわかること
- フルーツ酸が角質にしていること
- ごわつきが起きるしくみと、フルーツ酸が向く理由
- 化粧品と皮膚科のピーリングの違い
角質ケアの化粧品でよく見るフルーツ酸(エーエイチエー)。酸と聞くと、肌に塗って大丈夫なのか少し心配になりますよね。
結論から言うと、フルーツ酸は、古い角質をはがれやすくして、ごわつく肌を滑らかにする目的で使われる酸の仲間です。化粧品では、少ない量で使われています。
フルーツ酸は、古い角質をはがれやすくする酸
フルーツ酸は、角層の細胞どうしをつなぐ留め具をゆるめて、いらない角質をはがれやすくする酸です。
乳酸やリンゴ酸などの酸をまとめた呼び名で、化粧品でおもに使うのはグリコール酸と乳酸です。フルーツやワインに含まれるので、この名前があります。肌のいちばん外側の角層では、留め具が細胞どうしをつないでいて、フルーツ酸はこの留め具を分解すると報告されています。
ごわつきに向くのは、残った古い角質をはがれやすくするから
フルーツ酸がごわつきに向くのは、ごわつきのもとになる、残った古い角質をはがれやすくするからです。
角層はふつう、外側から少しずつはがれ落ちます。ところが、乾燥やうるおいのバランスの乱れ、年齢によってはがれ落ちがスムーズにいかないと、古い角質が肌の表面に残ります。この余分な角質が、ごわごわした手ざわりやくすみのもとになります。
フルーツ酸は、角層の細胞どうしの留め具をゆるめ、残った古い角質をはがれやすくします。
ただし、角質がはがれると、うるおいを守る力も下がります。そのため濃さは10%以下にし、酸性の強さにも注意が必要とされています。乾燥しやすい肌では、とくに控えめに使いましょう。
化粧品で言えるのは「肌を滑らかにする」などまで
フルーツ酸入りの化粧品で言えるのは、「肌のキメを整える」「肌を滑らかにする」などの範囲です。化粧品の効能は、国が決めた文言の中で言う決まりだからです。
「角質を溶かす」とは書けません。皮膚科のピーリングは10〜30%の高い濃さで、化粧品は数%以内の少ない量です。同じ成分でも、別物と考えましょう。くわしくは3つの酸のちがいの記事で解説しています。
まとめ
- フルーツ酸はグリコール酸や乳酸などの酸の仲間
- 角質の留め具をゆるめ、残った古い角質をはがれやすくする
- 化粧品で言えるのは「肌を滑らかにする」などの範囲
乾燥しやすい肌では、濃さと使う回数に気をつけましょう。
よくある質問
フルーツ酸とは、どんな成分ですか?
乳酸やグリコール酸などの酸をまとめた呼び名です。フルーツやワイン、サワーミルクなどに含まれ、古い角質をはがれやすくする目的で使われます。
化粧品のフルーツ酸と、皮膚科のピーリングは同じですか?
同じ成分でも、濃さが違う別物です。皮膚科では10〜30%の高い濃さの液を使い、化粧品のピーリング剤は数%以内の少ない量です。ピーリングは、仕事として行えば医業にあたるとされています。
フルーツ酸を使うときの注意はありますか?
濃さと使う回数に気をつけましょう。角質がはがれる分、うるおいを守る力も下がりやすいので、乾燥しやすい肌ではとくに注意が必要です。