成分辞典1分でわかる

1分でわかるAHA(フルーツ酸)の効果|ごわつき・角質に向く理由

あるコスメオタク・2026.10.13・更新 2026.10.21・成分解説
成分表示の名前
グリコール酸、乳酸など
入っている理由
古い角質をはがれやすくするため(角質ケア)
安全性のめやす
うるおいを守る力が下がりやすいため、濃度10%以下に抑えpHに注意する必要があるとされています

この記事でわかること

  • フルーツ酸が角質にしていること
  • ごわつきが起きるしくみと、フルーツ酸が向く理由
  • 化粧品と皮膚科のピーリングの違い

角質ケアの化粧品でよく見るフルーツ酸(エーエイチエー)。酸と聞くと、肌に塗って大丈夫なのか少し心配になりますよね。

結論から言うと、フルーツ酸は、古い角質をはがれやすくして、ごわつく肌を滑らかにする目的で使われる酸の仲間です。化粧品では、少ない量で使われています。

フルーツ酸は、古い角質をはがれやすくする酸

フルーツ酸は、角層の細胞どうしをつなぐ留め具をゆるめて、いらない角質をはがれやすくする酸です。

乳酸やリンゴ酸などの酸をまとめた呼び名で、化粧品でおもに使うのはグリコール酸と乳酸です。フルーツやワインに含まれるので、この名前があります。肌のいちばん外側の角層では、留め具が細胞どうしをつないでいて、フルーツ酸はこの留め具を分解すると報告されています。

ごわつきに向くのは、残った古い角質をはがれやすくするから

フルーツ酸がごわつきに向くのは、ごわつきのもとになる、残った古い角質をはがれやすくするからです。

角層はふつう、外側から少しずつはがれ落ちます。ところが、乾燥やうるおいのバランスの乱れ、年齢によってはがれ落ちがスムーズにいかないと、古い角質が肌の表面に残ります。この余分な角質が、ごわごわした手ざわりやくすみのもとになります。

フルーツ酸は、角層の細胞どうしの留め具をゆるめ、残った古い角質をはがれやすくします。

使う前 古い角質が残ってごわつく 使ったあと 古い角質がはがれ、なめらか 角層 表皮 真皮

ただし、角質がはがれると、うるおいを守る力も下がります。そのため濃さは10%以下にし、酸性の強さにも注意が必要とされています。乾燥しやすい肌では、とくに控えめに使いましょう。

化粧品で言えるのは「肌を滑らかにする」などまで

フルーツ酸入りの化粧品で言えるのは、「肌のキメを整える」「肌を滑らかにする」などの範囲です。化粧品の効能は、国が決めた文言の中で言う決まりだからです。

「角質を溶かす」とは書けません。皮膚科のピーリングは10〜30%の高い濃さで、化粧品は数%以内の少ない量です。同じ成分でも、別物と考えましょう。くわしくは3つの酸のちがいの記事で解説しています。

まとめ

乾燥しやすい肌では、濃さと使う回数に気をつけましょう。

よくある質問

フルーツ酸とは、どんな成分ですか?

乳酸やグリコール酸などの酸をまとめた呼び名です。フルーツやワイン、サワーミルクなどに含まれ、古い角質をはがれやすくする目的で使われます。

化粧品のフルーツ酸と、皮膚科のピーリングは同じですか?

同じ成分でも、濃さが違う別物です。皮膚科では10〜30%の高い濃さの液を使い、化粧品のピーリング剤は数%以内の少ない量です。ピーリングは、仕事として行えば医業にあたるとされています。

フルーツ酸を使うときの注意はありますか?

濃さと使う回数に気をつけましょう。角質がはがれる分、うるおいを守る力も下がりやすいので、乾燥しやすい肌ではとくに注意が必要です。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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