成分辞典1分でわかる

1分でわかるバクチオールの効果|シワの話で出る理由

あるコスメオタク・2026.10.13・更新 2026.10.21・成分解説
成分表示の名前
バクチオール
入っている理由
シワのケア目的で配合(化粧品で言えるのは乾燥による小ジワまで)
安全性のめやす
成分表示名称リストに載っていますが、効果や安全性が承認されたという意味ではありません

この記事でわかること

  • バクチオールがどんな成分か
  • シワが肌のどこで起きていて、なぜシワの話で出るのか
  • レチノールとの立場の違い

「植物性レチノール」と紹介されるバクチオール。レチノールと同じようにシワに働くのか、代わりに使えるのか、気になりますよね。

結論から言うと、バクチオールはレチノールの代わりではなく、立場の違う化粧品の成分です。化粧品としてシワについて言えるのは、「乾燥による小ジワを目立たなくする」までです。

バクチオールは、植物が由来とされる化粧品の成分

バクチオールは、植物から取れるとされる化粧品の成分です。由来とされる植物は、マメ科のオランダビユで、生薬の名前では補骨脂(ほこつし)といいます。

医薬部外品の有効成分ではなく、成分表に書く名前が決まっている化粧品の成分です。名前が決まっていることは、効果や安全性が認められたという意味ではありません。

シワの話で出るのは「植物性レチノール」と紹介されるから

バクチオールがシワの話で出るのは、「植物性レチノール」「レチノールの代わり」として紹介されることが多いからです。ただ、シワが起きる場所を見ると、言えることの違いがわかります。

浅い小ジワは、角層が乾いてできます。深いシワは、紫外線や年齢によって、真皮でハリを支える線維が衰え、表面の溝が深く刻まれてできます。

深いシワが刻まれるまでの流れで、ハリを支える線維は角層よりずっと下の真皮にあります。

紫外線や
年齢
線維が
衰える
ハリが
失われる
溝が深く
刻まれる

化粧品が働くのは角層までなので、言えるのは乾燥による小ジワの範囲です。「しわを改善する」効能が国に認められているのは、医薬部外品の有効成分のレチノールで、バクチオールはそうではありません。

研究の結果がよくても、言えるのは乾燥による小ジワまで

研究の結果がよくても、バクチオールの化粧品で言えるのは「乾燥による小ジワを目立たなくする」までです。研究の結果と、製品がうたえる効能は別のものだからです。

たとえば、バクチオール0.5%のクリームを顔に使うと、シワの面積と色むらが減り、レチノール0.5%のクリームとの差は小さく、皮むけやヒリつきはレチノールより少なかったという結果があります。それでも「乾燥による小ジワを目立たなくする」と書けるのは、決められた試験で確かめた製品だけです。

「目立たなくする」と「改善する」では、言えることがそもそも違うと覚えておきましょう。

まとめ

レチノールとは立場の違う成分として、製品に書かれた効能の範囲で選びましょう。くわしくは、バクチオールの記事で解説しています。

よくある質問

バクチオールはレチノールの代わりになりますか?

同じ立場の成分ではありません。「しわを改善する」効能で国の承認を受けているのは、医薬部外品の有効成分のレチノールのほうです。

バクチオールの化粧品でシワについて言えることは?

「乾燥による小ジワを目立たなくする」までです。これをうたうにも、効果を確かめる試験が必要です。

バクチオールは何の植物から取れますか?

由来植物とされるのは、マメ科のオランダビユです。生薬の名前は補骨脂(ほこつし)で、生薬には成熟した種子が使われます。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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