商品とブランドやさしい解説

アヌアの成分を解説|ドクダミ・アゼライン酸・PDRNシリーズの全成分の読み方

あるコスメオタク・2026.10.06・成分解説

アヌアの化粧水や美容液には、ドクダミやアゼライン酸、PDRNといった成分の名前と、77や15のような数字が入っていますが、名前の成分は実際にどのくらい入っているのでしょうか。

名前に入っている成分は、成分表の1番目に書かれているものもあれば、20番目より後ろに書かれているものもあります。名前の数字はブランドが示している数字なので、成分表の並びと合わせて見ると、商品の中身がつかみやすくなります。

アヌアの商品名は、名前に入っている成分、数字、商品の種類でできています。

アヌアの商品名は、成分の名前・数字・種類の組み合わせ 名前に入っている成分 数字 商品の種類 ドクダミ + ヒアルロン 77 スージングトナー アゼライン酸 15 インテンスカーミングセラム PDRN + ヒアルロン酸 カプセル100 セラム レチノール + ナイアシン 0.3 リニューイングセラム 名前の成分がどのくらい入っているかは、成分表の並びで見ます 数字の意味は、どれもブランドの説明によるものです

アヌアは、2019年に韓国で発売されたスキンケアのブランド

アヌアは、韓国の株式会社ザ・ファウンダーズが2019年に発売したスキンケアのブランドです。韓国の報道では、代表的な商品として、ドクダミを77%使ったとされるトナーや、ドクダミのクレンジングオイル、ドクダミ77のパッドが挙げられています。日本では東京都渋谷区の会社が販売業者となって公式通販サイトで売っていて、ドクダミのほか、アゼライン酸、PDRN、ナイアシンアミド、レチノールなどの成分名を掲げた商品が並んでいます。

この記事で取り上げる7つの商品は、日本ではどれも化粧品として売られています。同じ名前の商品でも国によって処方や成分の並びが違うことがあるため、ここでは2026年10月5日時点の日本の公式通販サイトの全成分の表示をもとに、名前の成分が何番目にあるかを見ていきます。

77・15・0.3は配合の数字、カプセル100は配合量ではない

商品名の数字は、どれもブランドの説明による数字です。ブランドの説明では、ドクダミ77ヒアルロン スージングトナーの77は、ドクダミのエキスを77%使っていることを表し、そのエキスは成分表でドクダミ花/葉/茎水と書かれる成分だと注記されています。アゼライン酸15 インテンスカーミングセラムの15は、アゼライン酸を15%配合していることを表すとされています。

数字がすべて配合量というわけではありません。PDRNヒアルロン酸 カプセル100セラムの100は配合量ではなく、目に見えない小さなカプセルの中に全成分が100%入っていることを表すとされています。アヌアレチノール0.3ナイアシン リニューイングセラムの0.3は、リポソームにしたレチノールを含む原料を0.3%配合しているという意味で、そのうち純粋なレチノールは0.11%とされています。

商品名の数字が表すもの。どれもブランドの説明による数字です。

名前の数字が表すもの 77 ドクダミ77ヒアルロン トナー ドクダミのエキスを77% 成分表ではドクダミ花/葉/茎水 15 アゼライン酸15 セラム アゼライン酸を15% 成分表では3番目 カプセル100 PDRNヒアルロン酸 セラム 配合量ではない 小さなカプセルに全成分が100% 0.3 レチノール0.3ナイアシン レチノールを含む原料を0.3% 純粋なレチノールは0.11% どれもブランドの説明による数字です 日本の成分表には、配合量の%は書かれません

日本の成分表には配合量の%は書かれないため、こうした数字を成分表から確かめることはできません。また、アゼライン酸は海外では15%のジェルが薬として使われていますが、日本で売られているこのセラムは化粧品で、15という数字が同じでも薬と同じ扱いにはなりません。

名前の成分は、1番目から21番目まで位置が違う

名前に入っている成分が成分表の何番目にあるかは、商品によって大きく違います。ドクダミ77ヒアルロン スージングトナーでは、ドクダミ花/葉/茎水が水よりも前の1番目にあり、名前のヒアルロンにあたるヒアルロン酸Naは18番目です。桃70ナイアシン セラムでも、モモ果実水が1番目、ナイアシンアミドが3番目と名前の成分が上位にあります。アゼライン酸15 インテンスカーミングセラムのアゼライン酸は、水とPGに次ぐ3番目で、14番目にはサリチル酸も入っています。

名前に入っている成分が、日本の公式通販サイトの全成分の何番目にあるか。

名前に入っている成分は、成分表の何番目? 商品 名前の成分と、全成分の何番目か ドクダミ77 トナー ドクダミ花/葉/茎水 1番目 ヒアルロン酸Na 18番目 アゼライン酸15 セラム アゼライン酸 3番目 PDRN カプセル100セラム 加水分解ヒアルロン酸 5番目 DNA-Na 21番目 レチノール0.3ナイアシン ナイアシンアミド 3番目 レチノール 18番目 ドクダミ クレンジングオイル ドクダミエキス 18番目 桃70ナイアシン セラム モモ果実水 1番目 ナイアシンアミド 3番目 5番目まで 6番目より後ろ 日本の公式通販サイトの全成分の表示による順番(2026年10月5日)

一方、PDRNヒアルロン酸 カプセル100セラムでは、加水分解ヒアルロン酸が5番目にあり、PDRNは成分表ではDNA-Naという名前で21番目に書かれています。アヌアレチノール0.3ナイアシン リニューイングセラムでは、ナイアシンアミドが3番目、レチノールが18番目です。

ドクダミの書き方も商品で違います。トナーではドクダミ花/葉/茎水ですが、ドクダミ ポアコントロール クレンジングオイルではドクダミエキスという名前で18番目にあり、上位は油と乳化剤が占めています。レチノールのセラムにもドクダミエキスが64番目に入っていて、同じドクダミでも、成分名と位置は商品ごとに見る必要があります。

名前にない成分では、ナイアシンアミドやパンテノールが目立つ

名前に出てこない成分にも、ほかの商品と共通するものがあります。ビタミンB3の仲間のナイアシンアミドは、名前にナイアシンが入っていないPDRNヒアルロン酸 カプセル100セラムでも7番目にあります。ダークスポットセラムは名前に成分名が入っていない商品ですが、3番目のナイアシンアミドに続いて、4番目にトラネキサム酸、8番目にアルブチン、13番目にα-アルブチンが並び、後半には3-O-エチルアスコルビン酸も入っています。

名前にない成分が、それぞれの商品の全成分の何番目にあるか。

名前にない成分も、何番目かで見る ドクダミ77 トナー アゼライン酸15 セラム PDRN カプセル100 ダーク スポット レチノール 0.3ナイアシン ナイアシンアミド 7 番目 3 番目 3 番目 トラネキサム酸 4 番目 アルブチン 8 番目 グリチルリチン酸2K 11 番目 17 番目 23 番目 パンテノール 15 番目 9 番目 38 番目 ツボクサエキス 6 番目 57 番目 グリチルリチン酸2Kとパンテノールは、3つの商品に共通 点線は名前に入っている成分。空欄は、この記事で順番を取り上げていない組み合わせ

グリチルリチン酸2Kとパンテノールは、トナー、アゼライン酸のセラム、レチノールのセラムの3つに共通して入っています。グリチルリチン酸2Kはトナーで11番目、アゼライン酸のセラムで17番目、レチノールのセラムで23番目にあり、パンテノールはそれぞれ15番目、9番目、38番目です。アゼライン酸のセラムでは、ツボクサエキスも6番目にあります。

ナイアシンアミドやトラネキサム酸、グリチルリチン酸2Kは、医薬部外品では有効成分として使われることもある成分です。ただし、ここで取り上げた商品は化粧品なので、医薬部外品として国が認めた効能はうたえません。化粧品として言える範囲の目的で入っている成分として読むのが正確です。

成分表は上のほうが多い順、1%以下は順不同

成分表は配合量の多い順に並べる決まりですが、1%以下の成分と着色剤は順不同で書いてよいことになっています。しかも、どこからが1%以下なのかは表示されません。そのため、上位の成分は多く入っていると読めますが、18番目のレチノールや21番目のDNA-Naのような後ろのほうの成分は、順番から量の多い少ないを比べることはできません。

クレンジングオイルの全成分の上位と、成分表の並び順の読み方。

クレンジングオイルの成分表で見る、並び順の読み方 ドクダミ ポアコントロール クレンジングオイル 1 パルミチン酸エチルヘキシル 2 テトラオレイン酸ソルベス-30 3 セスキオレイン酸ソルビタン 4 トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 5 アボカド油脂肪酸ブチル 6 香料 7 ヒマワリ種子油 8 マカデミア種子油 9 オリーブ果実油 10 ホホバ種子油 18 ドクダミエキス 上のほうは、配合量の多い順 1番目から順に多く入っている 1%以下と着色剤は、順不同 どこからが1%以下かは 表示に書かれない 香料は、一語でまとめて書ける 配合量の目安は0.01〜0.5% このオイルでは6番目 後ろのほうは、順番で量を比べない 名前のドクダミエキスは18番目。上位は油と乳化剤が占めています

香料の位置も、読むときの手がかりになります。香料は中身を書かずに香料の一語でまとめて書いてよく、化粧品への配合量の目安は0.01〜0.5%とされています。ドクダミ ポアコントロール クレンジングオイルでは香料が6番目、桃70ナイアシン セラムでは16番目にあり、どちらも末尾ではありません。香料がこの位置にあっても香りの成分が多いとは限らず、1%以下は順不同で書けるので、そのあたりからすでに配合量の順ではないことも考えられます。

同じ名前の商品でも、日本と韓国やアメリカでは処方や並びが違うことがあり、韓国では一部の商品が機能性化粧品という韓国の区分で売られています。日本で買う商品は、日本のパッケージや公式通販サイトの成分表で確かめるのが確実です。

まとめ

名前の数字は入り口、成分表の並びは中身の手がかりです。両方を合わせて見ると、同じブランドの商品どうしの違いがつかみやすくなります。

よくある質問

アヌアのドクダミ77の77は何の数字ですか?

ブランドの説明では、ドクダミのエキスを77%使っていることを表す数字です。そのエキスは成分表ではドクダミ花/葉/茎水と書かれ、トナーの全成分の1番目にあります。

アヌアのPDRNは成分表でどう書かれていますか?

DNA-Naという名前で書かれています。PDRNヒアルロン酸 カプセル100セラムでは、日本の公式通販サイトの全成分の21番目にあります。

カプセル100の100は配合量ですか?

配合量ではありません。ブランドの説明では、目に見えない小さなカプセルの中に全成分が100%入っていることを表す数字とされています。

アゼライン酸15 インテンスカーミングセラムのアゼライン酸は何番目ですか?

全成分の3番目で、水とPGに次ぐ位置です。ブランドの説明では、15はアゼライン酸を15%配合していることを表します。

成分表の後ろのほうにある成分は、少ししか入っていないのですか?

順番だけでは比べられません。成分表は配合量の多い順ですが、1%以下の成分は順不同で書いてよく、どこからが1%以下かも表示されないためです。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

ひとことメモ:仕上がりや使用感には個人差があります。記載内容はブランドが公表している情報、および実際に使用した際の内容に基づくものです。

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