この記事でわかること
- クリームが肌の上でしていること
- 量の目安の幅と、5か所に置いて広げる手順
- 塗り薬の物差しが当てはまらない理由
クリームはなんとなく塗っているけれど、どれくらいの量を、どう広げればいいのか迷いますよね。
結論から言うと、クリームは顔の5か所に置いてから、中心から外へ広げるのが基本です。量は、使っているクリームの説明に合わせれば大丈夫です。
クリームは、油の成分で角層の水分を逃がさないために塗る
クリームの役目は、油の成分で肌の表面をおおい、角層の水分が逃げるのを防ぐことです。肌の乾燥は、いちばん外側の角層から水分が逃げて、足りなくなることで起きるからです。
クリームには、肌の表面になめらかに伸びて水分を逃がさない、エモリエント剤と呼ばれる油の成分が入っています。肌の上に薄いマスクをつくるつもりで、化粧水や乳液のあとにのせるように使います。乳液のあと、乾燥が気になるところだけに重ねる使い方もできます。
クリームは、うるおいを逃がさないためのふたと考えるとわかりやすいです。
量は製品の説明どおり。5か所に置いて中心から外へ広げる
量は製品の説明に合わせ、額・両ほお・鼻・あごの5か所に置いてから、中心から外へ広げます。量の目安は、製品によってパール粒大から直径約2cmまでと幅があるからです。
クリームは5か所に置いてから、すりこまずに中心から外へ広げます。
一度出す
置く
外へ広げる
少し重ねる
まず手の甲などに一度出し、5か所に置いたら、両手で包み込むように、ゆっくりなじませます。こすったり、すりこんだりはしません。
ほおは、額や鼻、あごより皮脂が少ないという結果があります。乾燥が気になるところには、最後に少しだけ重ねます。
塗り薬の約0.5gは、クリームの量の目安ではない
指で量を測る方法を見かけて、クリームにも使えるのか迷う人は多いと思います。人差し指の先から第1関節までの約0.5gは、塗り薬の量の目安で、化粧品のクリームの量を決めるものではありません。
これは、皮膚科で塗り薬の量を伝えるための物差しです。塗りすぎて肌に残る感じがするときは、量を見直しましょう。くわしくはクリームの塗り方の記事へ。
まとめ
- クリームは、油の成分で角層の水分を逃がさないために塗ります
- 量はパール粒大から直径約2cmと幅があり、製品の説明に合わせます
- 額・両ほお・鼻・あごの5か所に置き、中心から外へ広げます
- すりこまず、乾燥が気になるところに少し重ねます
手元のクリームの説明を、いちばんの目安にしましょう。
よくある質問
クリームの量はどれくらいですか?
製品によってパール粒大から直径約2cmまで幅があります。使っているクリームの説明にある量に合わせましょう。
クリームはどう塗ればいいですか?
額・両ほお・鼻・あごの5か所に置いて、中心から外へ広げます。両手で包み込むようにゆっくりなじませ、すりこみません。
塗り薬の約0.5gの目安はクリームにも当てはまりますか?
当てはまりません。皮膚科で塗り薬の量を示すための目安で、化粧品のクリームの量はこれで決めるものではありません。
この記事で参照した情報
- 資生堂 ビューティーインフォ「クリームの正しい使い方」(2023年1月9日)
- Long CC, Finlay AY. The finger-tip unit — a new practical measure. Clin Exp Dermatol 1991;16(6):444-447
- Youn SW, et al. Regional and seasonal variations in facial sebum secretions. Skin Res Technol 2005;11(3):189-195
- 花王 化粧品Q&A「化粧水の後に使うのは乳液とクリームのどちら?」
- 日本化粧品工業会 化粧品用語解説「保湿とエモリエント」
- 日本化粧品工業会「化粧品の使用説明書について」