この記事でわかること
- 角質を取る方法の強さの違い
- 化粧品と医師が行うピーリングの差
- 足用の酸の商品を使うときの注意
ピーリングでつるんとした肌になりたいけれど、肌を傷めないか、どれを選べばいいのか迷いますよね。
結論から言うと、ピーリングは古くなった角質を取り除くお手入れで、方法によって強さが大きく違います。顔は化粧品の洗顔料や化粧水で、足用の酸の商品は短い時間から、が基本です。
ピーリングは、要らなくなった角層を取って肌をなめらかにすること
角質を取るとは、要らなくなった角層=肌のいちばん外側の層を取りのぞき、肌をなめらかにすることです。
顔の角層は、乾燥や年齢などで生まれ変わりやはがれ落ちが滞ると、くすみやごわつき、粉ふきにつながります。この表面の古い角層を、こすったり酸の働きで取りのぞいたりするのがピーリングです。
ピーリングは、肌の表面の要らなくなった角層を取りのぞいて、なめらかにします。
方法には強さの段階があります。弱い順に、軽石、スクラブ、洗顔料や化粧水、美容医療です。酸で角質をはがすケミカルピーリングを仕事として行えるのは、医師だけです。酸の濃さは、医師が10〜30%、化粧品は数%以内です。
使い方は、部位に合った強さを選ぶこと
ピーリングは、角層の厚さに合わせて、部位ごとに方法を変えます。同じ体でも、場所によって角層の厚さが違うからです。
かかとやひじは、軽石などで軽くこすります。硬い角層を取ることができます。顔には、角質を取る成分の入った洗顔料や化粧水を使います。化粧水をひたしたコットンで、軽くふき取る方法もあります。
足用の酸の商品は、表示よりも大幅に短い時間から試します。公的な相談機関が、こう呼びかけています。
足用の酸の商品は、顔と同じに考えない
足用と顔用を同じに考えないことが、いちばん大事です。角層は、足の裏が約50層、顔は約10層で、5倍の差があります。
足用の商品では、表示どおりに使ったのに、化学やけどと診断された例があります。くわしくはピーリングの記事へ。
足用の酸の商品は顔用とは別のものと考えて、短い時間から試すと覚えておきましょう。
まとめ
- 角質を取る方法には強さの段階があります
- ケミカルピーリングを仕事として行えるのは医師だけです
- 足用の酸の商品は表示より短い時間から試します
化粧品で言えるのは、肌をなめらかにするなどの範囲までです。
よくある質問
ピーリングとスクラブの違いは何ですか?
スクラブは、粉末の入った洗浄料の仲間です。酸で角質をはがすケミカルピーリングとは別のもので、こちらを仕事として行えるのは医師だけです。
市販のピーリングとクリニックのピーリングは何が違いますか?
酸の濃さが一桁違います。医師は10〜30%の濃さで使い、化粧品では数%以内で配合されます。
足用のピーリング商品を使うときの注意はありますか?
表示よりも大幅に短い時間から試しましょう。表示どおりに使っても、化学やけどと診断された例があります。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「角層除去」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「ケミカルピーリング」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「スクラブ剤」
- 日本皮膚科学会「ケミカルピーリングガイドライン(改訂第3版)」(日本皮膚科学会雑誌118巻3号 347-355、2008年)
- 化粧品公正取引協議会「化粧品の表示に関する公正競争規約施行規則 別表1【種類別名称】」
- 国民生活センター「酸を使ったフットケア商品-角質ケアをうたった商品で化学やけどやひどい痛みも!-」(2019年3月7日公表)
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)