成分辞典1分でわかる

1分でわかるラウレス-4・7|入っている理由と安全性

あるコスメオタク・2026.10.20・更新 2026.10.21・成分解説
成分表示の名前
ラウレス-4、ラウレス-7 など(ラウレス-数字)
入っている理由
水と油をなじませるため(乳化・可溶化)。ラウレス硫酸Naとは別物
安全性のめやす
アメリカの専門家委員会は、刺激にならないよう処方されていれば今の使い方で安全と結論づけています

この記事でわかること

  • ラウレス-○が入っている理由と数字の意味
  • ラウレス硫酸Naとの違い
  • 評価機関が出している安全性の結論

成分表でラウレス-4やラウレス-7を見ると、シャンプーでよく聞くラウレス硫酸Naと同じものなのか、肌に強くないのか、気になりますよね。

結論から言うと、ラウレス-4やラウレス-7は、水と油をなじませるために入っている乳化剤で、ラウレス硫酸Naとは別の成分です。刺激にならないよう処方されていれば、今の使い方で安全と評価されています。

ラウレス-○は、水と油をなじませる乳化剤

ラウレス-○の役目は、油を小さな粒にして水に散らす乳化と、香料や油分を透明に溶かす可溶化です。水と油は、そのままでは混ざらずに分かれてしまうからです。

ラウレス-○は、ラウリルアルコールに酸化エチレンをつないだ非イオン界面活性剤です。油になじむ部分と水になじむ部分の両方をもつので、油の粒のまわりを囲んで、水の中に散らばらせます。

ラウレス-○は、油の粒を囲んで水の中に散らばらせます。

水と油は
分かれる
油の粒を
囲む
油が小さな
粒になる
乳液に
なる

名前の数字は、つないだ酸化エチレンの数の平均で、大きいほど水になじみやすくなります。クレンジングが水で白くにごるのも、この働きです。

乳液やクリーム、クレンジングのほか、シャンプーでは洗浄を助ける役目で入り、成分表ではまん中から後ろのほうに出ることが多い成分です。見かけたら、水と油をなじませる裏方と読んでおけば十分です。

ラウレス硫酸Naとは、硫酸がつくかどうかで別の成分

名前がそっくりなので、同じものだと思いますよね。ラウレス硫酸Naは、ラウレス-○の先に硫酸がついた、別の洗浄成分です。

ラウレス硫酸Naは、ラウレス-○の先に硫酸がついた形です。

ラウレス-○ 乳化・可溶化 油になじむ部分 酸化エチレン ラウレス硫酸Na 洗浄・泡立ち 硫酸 Na ここまでは同じ 硫酸がつく

硫酸がつくと、よく泡立って汚れを落とす洗浄成分になり、シャンプーや洗顔料に使われます。成分表では、「ラウレス」の後ろに「硫酸」があるかどうかで見分けられます。くわしくは硫酸がついた洗浄成分の記事へ。

刺激にならない処方なら、今の使い方で安全とされている

アメリカの専門家委員会は、ラウレスの仲間について、刺激にならないよう処方されていれば今の使い方で安全と結論づけています。ラウレス-4を人の肌につけても、刺激やかぶれは見られなかったという結果があります。

日本の化粧品基準では、数字が8〜10のものだけ、すべての化粧品で100g中2.0gまでという上限があります。つくるときにできることがある不純物の1,4-ジオキサンは、ごく微量に抑えるべきものとされ、欧州の委員会は1kgあたり10mg以下なら安全としています。

決まりの中で使われている成分なので、成分表で見かけても心配しすぎなくて大丈夫です。赤みやかゆみが出たら、使うのをやめましょう。

まとめ

「ラウレス」の後ろに「硫酸」があるかで見分けましょう。

よくある質問

ラウレス-4やラウレス-7は、何のために入っていますか?

水と油をなじませる乳化剤・可溶化剤として入っています。乳液やクリームで油を小さな粒にして水に散らしたり、化粧水で香料や油分を透明に溶かしたりする役目で、シャンプーでは洗浄成分を助けます。

ラウレス-4とラウレス硫酸Naは同じものですか?

別の成分です。ラウレス-○は酸化エチレンをつないだところで終わる非イオンの乳化剤で、ラウレス硫酸Naはその先に硫酸をつけた陰イオンの洗浄成分です。成分表では「硫酸」の文字があるかどうかで見分けられます。

ラウレス-○は肌に悪いですか?

アメリカの専門家委員会は、刺激にならない処方なら安全と結論づけています。ラウレス-4を人の肌につけても、刺激やかぶれは見られなかったという結果があります。日本の化粧品基準では、数字が8〜10のものだけに配合量の上限があります。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

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