- 成分表示の名前
- マイカ
- 入っている理由
- パウダーやアイシャドウにつやとすべりを出すため(体質顔料)
- 安全性のめやす
- アメリカでは目のまわりを含む化粧品の色材として認められ、日本の化粧品基準にも配合量の制限はありません
この記事でわかること
- マイカが入っている理由
- マイカが多いメイク用品と成分表の位置
- 塗る話と吸い込む話、それぞれの見方
パウダーやアイシャドウの成分表で「マイカ」を見つけて、何の粉なのか、肌にのせても大丈夫なのか気になりますよね。
結論から言うと、マイカはメイク用品に、つやとすべりを出すために入っている粉です。肌に塗ることについては色材として認められていて、気をつけたいのは粉を吸い込むことのほうです。
マイカは、つやとすべりを出すための薄い板の粉
マイカは、つやとすべりを出すための、薄い板の形をした粉です。天然の鉱物「雲母」をくだいたもので、細かくしても薄い板の形のまま残るのが特徴です。
雲母は、くだいても薄い板の形のまま残ります。
くだく
粉になる
すべりが出る
板の面がなめらかなので、肌の上でよくすべり、つやが出ます。肌へのつきもよいとされます。色をつけるためではない粉、体質顔料として使われます。
多いのは、パウダーやアイシャドウなどのメイク用品
マイカが多いのは、粉を使うメイク用品です。おしろい、ファンデーション、アイシャドウ、チーク、口紅などに使われ、粉が主役の製品では、成分表の前のほうに出ることもあります。
酸化チタンなどで薄くおおうと、パールの輝きを出す粉にもなります。粉の種類はメイクの粉の記事で、似た粉はタルクの記事で解説しています。
塗る分には色材として認められ、気をつけるのは吸い込み
肌に塗る話と、粉を吸い込む話は分けて考えます。場面が違うと、見るべき点も変わるからです。
塗る話では、アメリカの食品医薬品局が、目のまわりを含む化粧品の色づけに使ってよい色材として認めています。日本の化粧品基準でも、配合量の制限はありません。
吸い込む話では、マイカの粉じんを仕事で長く吸った人に、じん肺の報告があるとされています。作業場での話ですが、パウダーをはたくときは粉を舞わせすぎないようにしましょう。
まとめ
- マイカは、雲母をくだいた薄い板の粉です
- パウダーやアイシャドウにつやとすべりを出します
- 肌に塗る話と、粉を吸い込む話は分けて考えます
パウダーは、ブラシで軽くはたいて使いましょう。
よくある質問
マイカは、何のために入っていますか?
パウダーやアイシャドウに、つやとすべりを出すためです。薄い板の形をした粉で、肌の上でよくすべり、肌へのつきもよいとされます。
マイカを肌に塗っても大丈夫ですか?
アメリカでは、目のまわりにも使える色材として認められています。日本の化粧品基準でも配合量の制限はなく、メイク用品に広く使われています。
マイカの粉を吸い込むのは心配ですか?
仕事で粉じんを長く吸った人には、じん肺の報告があるとされます。これは作業場での話で、肌に塗る話とは別です。パウダーをはたくときは、粉を舞わせすぎないようにするとよいでしょう。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「マイカ」
- 米国食品医薬品局(FDA)「Color Additives Permitted for Use in Cosmetics」
- 米国食品医薬品局(FDA)「Listing of Color Additives Exempt From Certification; Mica-Based Pearlescent Pigments」Federal Register 2002;67(206):65311
- 化粧品基準(平成12年9月29日 厚生省告示第331号)
- 厚生労働省 職場のあんぜんサイト GHS対応モデルSDS「マイカ」(2018年3月16日作成)