商品とブランドやさしい解説

ミシャの成分を解説|ファーストエッセンス・クッション・BB・ビタシーの全成分の読み方

あるコスメオタク・2026.10.18・成分解説

ミシャの成分は、商品名や説明に出てくるビタミンCやレチノール、コラーゲンを見ただけでは、どのくらい入っているかまではわかりません。名前の成分は、成分表のどこに書かれているのでしょうか。

名前や説明に出てくる成分は、全成分の8番目にあるものもあれば、50番目より後ろにあるものもあります。この記事では、導入美容液、クッションファンデ、BBクリーム、ビタミンCの美容液、レチノールの美容液の5つの商品の全成分を、並び順から読んでいきます。

この記事で取り上げるミシャの5つの商品と、全成分の数。

この記事で全成分を読む、ミシャの5つの商品 商品 全成分の数 紫外線を防ぐ成分 ザ ファースト トリートメント エッセンス 5th 導入美容液 15 なし M クッション ファンデーション(ネオカバー) クッションファンデ 59 SPF50+・PA+++ M プロカバー BBクリーム BBクリーム 69 SPF42・PA+++ ビタシープラス 美容液 ビタミンCの美容液 56 なし タイムレボリューション レチ500ショット美容液 レチノールの美容液 60 なし 5つとも医薬部外品の表示はなく、化粧品として売られています 日本で公開されている全成分の表示による(2026年10月17日)

ミシャの成分を読む前に。2000年に韓国で始まったブランド

ミシャは、2000年に韓国で設立された化粧品のブランドです。日本には2006年に、ほかの韓国の化粧品会社より先に日本法人をつくって進出しました。報道によると、はじめは韓国と同じ商品を並べていましたが、BBクリームなどの売れ筋が固まり、並行輸入品と見分けにくくなったことから、日本向けの商品づくりに切り替えたとされています。

そのため、日本で売られている商品は、韓国の商品と処方や成分の並びが同じとは限りません。この記事では、アットコスメに載っているブランド提供の公式情報と、大手ドラッグストアの公式通販に載っている全成分を2026年10月17日時点で確かめて使います。5つとも医薬部外品の表示はなく、日本では化粧品として売られています。

5th・ビタシー・レチ500・8種のコラーゲン、名前の言葉の意味

ザ ファースト トリートメント エッセンス 5thの5thは、シリーズの5代目を表す呼び名で、配合量の数字ではありません。この商品の15の成分はエッセンスの製品記事で1つずつ見ているので、ここではほかの商品と並べるときに使います。名前に入った言葉や数字は、成分の量ではなく、商品の特徴を表していることが多いと考えて読むと、取り違えが少なくなります。

名前や説明に入っている言葉と数字が表すもの。

名前や説明の言葉が表すもの 5th ファースト エッセンス シリーズの5代目を表す呼び名 配合量の数字ではない ビタシー ビタシープラス 美容液 ビタミンCのこと 成分表にはビタミンCの仲間が3つ レチ500 ショット美容液 レチはレチノールのこと 500の意味は成分表からはわからない 8種のコラーゲン BBクリーム 保湿成分として挙げられている 名前にコラーゲンが入る成分が8つ 言葉の意味は、どれもブランドの説明によるものです 日本の成分表には、配合量の%は書かれません

ビタシープラスのビタシーはビタミンCのことで、ブランドはこの美容液を、ビタミンCとコラーゲンで引き締まったハリ肌を目指すビタミンC美容液と説明しています。レチ500のレチはレチノールのことで、説明の注記ではレチノールは整肌成分とされています。500という数字が何を表すかは、成分表からは読み取れません。日本の成分表には、配合量が書かれないためです。

BBクリームでは、ブランドが8種のコラーゲンを保湿成分として挙げています。全成分で名前にコラーゲンが入っている成分を数えると、ちょうど8つありました。紫外線を防ぐ表示は、クッションファンデがSPF50+・PA+++、BBクリームがSPF42・PA+++です。

名前や説明の成分は、6番目から62番目まで位置が違う

名前や説明に出てくる成分の位置は、商品によって大きく違います。レチ500ショット美容液では、レチノールが8番目にあり、7番目のナイアシンアミドのすぐ後ろです。ビタシープラス 美容液にはビタミンCの仲間が3つあり、3-O-エチルアスコルビン酸が11番目、ビタミンCそのものの名前のアスコルビン酸が45番目、アスコルビルグルコシドが55番目です。説明にあるコラーゲンは、加水分解コラーゲンとして40番目にあります。

名前や説明に出てくる成分が、全成分の何番目にあるか。

名前や説明に出てくる成分は、成分表の何番目? 商品 成分の名前と、全成分の何番目か ファースト エッセンス 5th 酵母発酵エキス 6番目 ビフィズス菌培養溶解質 8番目 レチ500 ショット美容液 レチノール 8番目 ビタシープラス 美容液 3-O-エチルアスコルビン酸 11番目 アスコルビン酸 45番目 アスコルビルグルコシド 55番目 M クッション ファンデーション チャ種子油 35番目 ツボクサエキス 46番目 加水分解コラーゲン 47番目 M プロカバー BBクリーム 名前にコラーゲンが入る8つの成分 50・51・52・53・54・57・60・62番目 10番目まで 11番目より後ろ 日本で公開されている全成分の表示による順番(2026年10月17日)

クッションファンデの説明には、シカやコラーゲン、緑茶の種のオイルが美肌成分として挙げられています。成分表で見ると、緑茶の種のオイルにあたるチャ種子油が35番目、シカにあたるツボクサエキスが46番目、加水分解コラーゲンが47番目です。BBクリームの8つのコラーゲンは、50番目から62番目までの、全成分の後ろのほうにまとまっています。いちばん位置が前なのは、エッセンスの6番目の酵母発酵エキスでした。

クッションとBBは、紫外線を防ぐ成分が5番目までに並ぶ

クッションファンデとBBクリームは、紫外線を防ぐ成分が全成分の5番目までに3つずつ入っています。クッションファンデは、2番目に酸化チタン、4番目にメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、5番目にサリチル酸エチルヘキシルです。BBクリームは、3番目に酸化チタン、4番目にメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、5番目に酸化亜鉛です。

クッションファンデとBBクリームの全成分の上から6つと、色の成分の酸化鉄。

クッションとBBの成分表の上のほうを比べる M クッション ファンデーション SPF50+・PA+++ M プロカバー BBクリーム SPF42・PA+++ 1 水 2 酸化チタン 散乱剤 3 シクロペンタシロキサン 4 メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 吸収剤 5 サリチル酸エチルヘキシル 吸収剤 6 メチルトリメチコン 14 酸化鉄 色の成分 1 水 2 シクロペンタシロキサン 3 酸化チタン 散乱剤 4 メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 吸収剤 5 酸化亜鉛 散乱剤 6 トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 12 酸化鉄 色の成分 紫外線散乱剤 紫外線吸収剤 色の成分 どちらも散乱剤と吸収剤の両方を使っています 色の成分は、1%以下の成分と同じく順不同で書いてよいことになっています

酸化チタンと酸化亜鉛は、紫外線をはね返す紫外線散乱剤です。メトキシケイヒ酸エチルヘキシルとサリチル酸エチルヘキシルは、国の化粧品基準で決められた一覧に載っている紫外線吸収剤で、どちらの商品も散乱剤と吸収剤の両方を使っています。2つの違いは吸収剤と散乱剤の記事で取り上げています。

紫外線を防ぐ成分が入っていても、この2つは医薬部外品ではなく化粧品です。化粧品の効能の範囲には「日やけを防ぐ」も含まれていて、紫外線を防ぐことは化粧品として言える範囲です。上位にはシクロペンタシロキサンなどのシリコーンの仲間も並んでいて、肌の色を整える酸化鉄は14番目と12番目にあります。

名前にない成分では、ナイアシンアミドとセラミドNPが5つすべてに

名前に出てこない成分にも、5つの商品に共通するものがあります。ナイアシンアミド、アデノシン、セラミドNPの3つは、5つすべての全成分に入っています。ナイアシンアミドはエッセンスで5番目、レチ500で7番目、ビタシープラスで8番目と、スキンケアの3つでは10番目までにあり、クッションファンデでは12番目、BBクリームでは17番目です。

名前にない成分が、5つの商品の全成分の何番目にあるか。

名前にない成分も、何番目かで見る ファースト エッセンス M クッション ファンデ M プロカバー BBクリーム ビタシー プラス 美容液 レチ500 ショット美容液 ナイアシンアミド 5番目 12番目 17番目 8番目 7番目 アデノシン 12番目 32番目 24番目 25番目 16番目 セラミドNP 15番目 50番目 30番目 29番目 56番目 ビフィズス菌培養溶解質 8番目 12番目 11番目 アルブチン 10番目 22番目 10番目まで 11番目より後ろ 入っていない 上の3つは、5つの商品すべてに入っています 全成分の数は15〜69と違うので、番号を商品どうしで比べないでください

アデノシンは12番目から32番目、セラミドNPは15番目から56番目と、どの商品でも中ほどより後ろです。ビフィズス菌培養溶解質はスキンケアの3つに共通し、エッセンスで8番目、レチ500で11番目、ビタシープラスで12番目にあります。レチ500にはこのほかにも、乳酸菌などの菌や発酵の名前がつく成分が36番目から44番目に9つ並んでいます。

ナイアシンアミドやアルブチンは、医薬部外品では有効成分として使われることもある成分です。アルブチンはBBクリームで10番目、ビタシープラスで22番目にあります。ただし、この5つは化粧品なので、医薬部外品として国が認めた効能はうたえません。化粧品として言える範囲の目的で入っている成分として読むのが正確です。

成分表は多い順、1%以下と色の成分は順不同

成分表は配合量の多い順に並べる決まりですが、1%以下の成分と色の成分は順不同で書いてよいことになっています。しかも、どこからが1%以下なのかは表示されません。そのため、上位の水や保湿剤、紫外線を防ぐ成分は多く入っていると読めますが、後ろのほうの成分は、順番から量の多い少ないを比べることはできません。

番号を商品どうしで比べるのも、正確ではありません。全成分の数はエッセンスが15、BBクリームが69と大きく違うので、同じセラミドNPでも、エッセンスの15番目は最後、BBクリームの30番目は真ん中より前です。番号は、同じ商品の中での位置として見るのが基本です。

香りの成分の書き方も商品で違います。香料は中身を書かずに香料の一語でまとめて書いてよく、クッションファンデは59番目、BBクリームは69番目の最後に香料があります。BBクリームでは、そのほかにリモネンやリナロール、シトロネロールなど香りの成分の名前が31番目から39番目に並びます。ビタシープラスとレチ500には香料の表示はなく、ラベンダー油やオレンジ果皮油などの精油が入っています。

エッセンスには、香料も精油も入っていません。同じ名前の商品でも、国や時期によって処方や並びが変わることがあります。日本で買う商品は、手元のパッケージの成分表で確かめるのが確実です。

まとめ

名前の言葉は商品の入り口、成分表の並びは中身の手がかりです。同じブランドの中でも、商品ごとに並びを見ると違いがつかみやすくなります。

よくある質問

ミシャのビタシープラス美容液には、どんなビタミンCが入っていますか?

ビタミンCの仲間が3つ入っています。全成分の11番目に3-O-エチルアスコルビン酸、45番目にアスコルビン酸、55番目にアスコルビルグルコシドがあります。

レチ500ショット美容液のレチノールは何番目ですか?

全成分の8番目で、7番目のナイアシンアミドのすぐ後ろです。500が何を表すかは、配合量が書かれない日本の成分表からは読み取れません。

ミシャのクッションファンデやBBクリームは医薬部外品ですか?

どちらも医薬部外品の表示はなく、化粧品です。紫外線散乱剤の酸化チタンと、紫外線吸収剤のメトキシケイヒ酸エチルヘキシルが全成分の5番目までに入っています。

BBクリームの8種のコラーゲンは、成分表のどこにありますか?

全成分の50番目から62番目までの間に8つあります。69ある成分の後ろのほうで、ブランドは保湿成分として挙げています。

ミシャの商品に共通して入っている成分はありますか?

ナイアシンアミド、アデノシン、セラミドNPの3つです。この記事で取り上げた5つの商品すべての全成分に入っていますが、何番目かは商品ごとに違います。

この記事で参照した情報

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この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

ひとことメモ:仕上がりや使用感には個人差があります。記載内容はブランドが公表している情報、および実際に使用した際の内容に基づくものです。

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