この記事でわかること
- 「薬用」と「医薬部外品」の関係
- 薬用で言える効能の範囲
- 化粧品との本当の違いと、箱の見方
「薬用」と書いてあると、ふつうの化粧品よりよく効きそうな気がしますよね。
結論から言うと、「薬用」と書いてあっても、何にでも効くわけではありません。薬用は医薬部外品の通称で、言える効能は国が認めた分だけです。よくある3つの誤解を順に見ていきましょう。
誤解1:「薬用」は薬ではなく、医薬部外品の通称
薬用は薬ではなく、医薬部外品のうち化粧品に近いものの通称です。名前に「薬」の字が入っているので、薬の仲間だと思いますよね。でも、医薬品・医薬部外品・化粧品は、法律で別々の区分です。
法律の条文に「薬用化粧品」という言葉はありません。箱には、法律で決まった区分の名前である「医薬部外品」の文字を書く決まりがあります。「薬用」を見たら、医薬部外品のことと読みかえましょう。
誤解2:言える効能は、承認された分だけ
薬用の商品が言える効能は、その商品が国から承認を受けた分だけです。医薬部外品は、1品ずつ審査を受けて承認されるからです。
たとえば薬用の化粧水やクリームなら、「にきびを防ぐ」「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」のような、承認された言葉が効能になります。承認の範囲を超える広告はできません。くわしくは広告のルールの記事へ。
にきびを防ぐ薬用の商品が、しみにも向くとは限りません。薬用かどうかより、何の効能が承認されているかが大事です。
誤解3:作用が緩和なのは、化粧品も薬用も同じ
法律では、医薬部外品も化粧品も「人体に対する作用が緩和なもの」とされています。この条件がないのは医薬品のほうです。
分かれ目は強さではなく、承認の有無です。箱の〈有効成分〉の欄には効能を担う成分が書かれ、その量も承認で決まっています。化粧品で言えるのは、決められた56項目までです。
薬用の商品は、箱のこの3か所を順に見ると、何に向く商品かがわかります。
の文字
の欄
の欄
買うときは、まず「医薬部外品」の文字、次に〈効能・効果〉、最後に〈有効成分〉の順に見ると、何のための商品かがわかります。
まとめ
- 薬用は医薬部外品の通称で、薬とは別の区分
- 言える効能は、その商品が承認された分だけ
- 作用が緩和なのは化粧品も医薬部外品も同じ
広告の言葉より、箱の〈効能・効果〉と〈有効成分〉の欄を読んでみましょう。くわしくは医薬部外品の記事へ。
よくある質問
「薬用」と「医薬部外品」は同じですか?
薬用は、医薬部外品のうち化粧品に近いものの通称です。法律で決まった区分は「医薬部外品」で、箱にはこの文字を表示する決まりがあります。
医薬部外品と化粧品の違いは何ですか?
国が1品ずつ承認しているかどうかです。医薬部外品は承認された効能を書けます。一般の化粧品は届け出で販売でき、言える効能は56項目の範囲です。
薬用なら、化粧品より作用が強いのですか?
強い弱いで分けた区分ではありません。法律では、医薬部外品も化粧品も「人体に対する作用が緩和なもの」に入ります。
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