この記事でわかること
- A反応が出るしくみ
- 軽いときにできること
- 使うのをやめて皮膚科へ行く目安
レチノールを使い始めたら赤みや皮むけが出て、このまま続けていいのか不安になりますよね。
結論から言うと、軽いうちは回数を減らして保湿し、はれやかゆみが続くならやめて皮膚科へ、が目安です。この線を先に知っておくと、あわてずにすみます。
軽ければ回数を減らし、はれや水ぶくれが出たらやめる
赤みや皮むけが軽いうちは、使う回数を減らし、保湿を足して様子を見ます。はれ・かゆみ・ヒリつきが続くときや、水ぶくれが出たときは、使うのをやめて皮膚科に相談しましょう。
化粧品の業界団体の注意書きの基準も、赤み・はれ・かゆみなどが出たら使うのをやめ、皮膚科専門医などに相談するようすすめています。使っていた製品は、相談のときに見せられるよう、とっておきましょう。
軽ければ減らす、はれや水ぶくれはやめどき、と覚えておきましょう。
A反応は、量が多いほど出やすい刺激
A反応は、塗る量が多いほど出やすい、レチノールの刺激です。A反応という言葉は、使い始めの赤み・皮むけ・ヒリつきの呼び名で、医学用語ではありません。研究では、レチノイドによる肌の刺激として扱われます。
塗るレチノイドの刺激は、ふつう量が多いほど出やすいとされます。肌の中でレチノイドを受け止める仕組みが、塗った量でいっぱいになることが一因です。
だから、A反応が出たらまず量を減らすのが近道なのです。
1日おきの夜に戻して、保湿と日焼け止めを足す
使い方は、1日おきの夜に戻し、保湿と日中の日焼け止めを足します。米国皮膚科学会も、レチノイドは夜だけ使い、慣れたら少しずつ増やすよう案内しています。
軽いA反応のときは、この4つで肌を休ませながら続けます。
使う
戻す
足す
日焼け止め
レチノイドは肌を日光に敏感にすることがあるので、日中は日焼け止めを使います。化粧品で言えるのは「乾燥による小ジワを目立たなくする」まで。製品の注意書きが優先で、合わなかったときの治療は皮膚科の話です。はじめての濃さは濃さの選び方の記事で解説しています。
肌が落ち着いたら、1日おきの夜から少しずつ増やしていきましょう。
まとめ
- A反応は医学用語ではなく、レチノールの刺激の呼び名
- 軽いうちは回数を減らし、保湿と日焼け止め
- はれ・かゆみが続く、水ぶくれが出たらやめて皮膚科へ
迷ったら、まずお休みして肌の様子を見ましょう。
よくある質問
A反応が出たら、レチノールはやめるべきですか?
軽い赤みや皮むけなら、回数を減らして様子を見ます。はれ・かゆみ・ヒリつきが続くときや、水ぶくれが出たときは、使うのをやめて皮膚科に相談しましょう。
A反応は、医学用語ですか?
医学用語ではありません。研究では、レチノイドによる肌の刺激として扱われ、塗る量が多いほど出やすいとされます。
A反応が出ている間の保湿と紫外線対策は?
保湿を足し、日中は日焼け止めを使います。米国皮膚科学会は、レチノイドは肌を日光に敏感にすることがあるため、夜だけ使うよう案内しています。
この記事で参照した情報
- Milosheska D, Roškar R. Use of Retinoids in Topical Antiaging Treatments: A Focused Review of Clinical Evidence for Conventional and Nanoformulations. Adv Ther 2022;39:5351-5375
- American Academy of Dermatology. Retinoid or retinol? (2021年5月25日更新)
- 日本化粧品工業会「化粧品の使用上の注意表示に関する自主基準」(2016年12月1日)
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「かぶれ Q2」
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)