この記事でわかること
- 角栓が取ってもまたできる理由
- はがす・押し出すケアの注意点
- 化粧品で言えるケアの範囲
角栓を取ってもすぐにまた出てきて、取る意味があるのか迷いますよね。
結論から言うと、角栓は皮脂と古い角質が毛穴で固まったもので、皮脂が出るかぎりまたできます。だから、取りきるより、ためにくくすることを考えましょう。
角栓は、皮脂が出続けるかぎりまたできる
角栓を取っても、皮脂が出ることは止まらないので、時間がたつとまたできます。
毛穴は毛の出口であり、皮脂の出口でもあるからです。皮脂は毛穴を通って、肌の表面へ出続けます。
たとえば、クレイパックで皮脂を落としても、2時間後には皮脂がもとより多く戻っていたという結果があります。
取ったぶんで終わりではなく、出口からまた皮脂が出てくると考えるとわかりやすいです。
皮脂が出口を刺激して、古い角質がはがれ残る
角栓ができるきっかけは、皮脂です。
皮脂からできる物が毛穴の入口を刺激すると、角化=角質が厚く硬くなることが進みます。すると古い角質がはがれにくくなり、そこに皮脂がたまって固まります。これが角栓です。
皮脂が出るたびに、この流れがくり返されます。
出続ける
刺激される
はがれ残る
角栓になる
皮脂が出るたびにこの流れがくり返されるので、取っても取ってもできるように感じるのです。
取りきるより、やさしく洗ってためにくくする
角栓は無理に取りきるより、やさしく洗ってためにくくするのが基本です。
はがすパックは角栓を取るのに有効ですが、はがすときの刺激が強いので、頻繁に使うのは避けましょう。指で押し出すのも控えます。
化粧品で言えるのは、クレイパックなら「皮膚を清浄にする」、サリチル酸などの角質ケアなら「肌を柔らげる」までです。にきびは、医薬部外品で「にきびを防ぐ」まで。赤く腫れたら皮膚科へ行きましょう。
洗いすぎず、やさしい洗顔料で毎日洗うことを続ければ大丈夫です。
まとめ
- 角栓は、皮脂と古い角質が毛穴で固まったもの
- 皮脂は毛穴から出続けるので、取ってもまたできる
- 皮脂が出口を刺激すると、古い角質がはがれ残る
- はがすパックや押し出すのは控えめに
- 化粧品で言えるのは「皮膚を清浄にする」などの範囲
取りきるより、やさしく洗ってためにくくすることを続けましょう。
よくある質問
角栓は、取ってもまたできるのはなぜですか?
毛穴から皮脂が出続けるからです。皮脂からできる物が毛穴の入口を刺激すると、古い角質がはがれにくくなり、そこに皮脂がたまって固まります。
毛穴パックで角栓を取ってもいいですか?
使えますが、頻繁に使うのは避けましょう。はがすときの肌への刺激が強いためです。指で押し出すのも控えましょう。
化粧品で角栓をできにくくできますか?
化粧品で言えるのは、汚れを落として皮膚を清浄にするところまでです。クレイパックで皮脂を落としても、2時間後にはもとより多く戻っていたという結果があり、皮脂が出ること自体は止まりません。
この記事で参照した情報
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「角栓」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「毛穴」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「皮脂」
- 日本化粧品技術者会(SCCJ) 化粧品用語集「パック」
- 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)
- Sarruf FD, et al. Clay-Based Cosmetic Formulations: Mineralogical Properties and Short-Term Effects on Sebum Regulation and Skin Biomechanics. Cosmetics 2025;12(5):219
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」(日皮会誌133(3):407-450)
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「にきび」Q23