商品とブランドやさしい解説

メディキューブの成分を解説|PDRNピンク・ゼロ毛穴・グリシルグリシンの全成分の読み方

あるコスメオタク・2026.10.06・成分解説

メディキューブのPDRNピンクセラムやゼロ毛穴パッド、グリシルグリシンセラムには、商品名の成分がどのくらい入っていて、ほかに何が入っているのでしょうか。

商品名の成分は、成分表では別の名前で書かれていることがあり、並ぶ位置も4番目から30番目より後ろまでさまざまです。販売店のページに載っている全成分の並びを見ると、名前の成分の位置と、酸や香料のような気にしておきたい成分の位置がわかります。

商品名の言葉が、成分表では何という名前で、全成分の何番目にあるか。

商品名の言葉は、成分表では何という名前で何番目? 商品 名前の言葉 成分表での名前 何番目 PDRNピンクセラム PDRN DNA-Na 8 グリシルグリシンセラム グリシルグリシン ジペプチド-15 4 コラーゲンナイトラッピングマスク コラーゲン コラーゲンエキス 25 ゼロ毛穴パッド2.0 ゼロ毛穴 最初の酸は乳酸 4 ゼロ毛穴1DAYセラム ゼロ毛穴 最初の酸はグルコノラクトン 2 ゼロ毛穴は成分の名前ではないので、いちばん前にある酸の位置を示しています 販売店と化粧品の情報サイトに文字で載っている全成分の順番(2026年10月6日)

メディキューブは、韓国の化粧品会社が2016年に立ち上げたブランド

メディキューブは、韓国の化粧品会社が2016年に立ち上げたブランドです。ブランドの説明では、皮膚科で受けるようなケアを家でもできるようにすることを目的に始まったとされています。日本では東京都渋谷区の会社が販売元で、日本の公式通販サイトには、PDRNのピンクのシリーズ、ゼロ毛穴、コラーゲン、ディープビタCといった化粧品のシリーズと、美顔器のシリーズが並んでいます。美顔器は化粧品とは別の扱いの商品なので、この記事では化粧品の成分だけを取り上げます。

メディキューブを持つ会社と日本の販売元、日本で売られているシリーズ。

メディキューブの会社と、日本で売られているシリーズ ブランドを持つ会社 韓国の化粧品会社 日本の販売元 東京都渋谷区の会社 2016年にブランドを立ち上げ。日本の公式通販サイトには次のシリーズが並ぶ PDRN ピンクのシリーズ ゼロ毛穴 パッドや美容液 コラーゲン 美容液やマスク ディープビタC パッドなど 美顔器 化粧品とは別 この記事で全成分を見る5つの商品は、日本ではどれも化粧品 美顔器は化粧品とは別の扱いの商品なので、この記事では取り上げません

この記事で全成分を見る5つの商品は、日本ではどれも化粧品として売られています。日本の公式通販サイトでは全成分が画像で載っているため、ここでは2026年10月6日時点で、販売店の通販サイトと、化粧品の情報サイトに登録された公式の商品情報に文字で載っている全成分をもとに順番を数えています。

PDRNピンクセラムは、DNA-Naが8番目、ペプチド5種が34〜38番目

PDRNピンクセラムの全成分は、水、グリセリン、DPG、ミリスチン酸イソプロピル、グリセレス-26と続き、6番目にナイアシンアミド、8番目にDNA-Naがあります。DNA-Naは、商品名のPDRNが成分表で書かれるときの名前で、この名前からは原料がサケ由来か植物由来かまではわかりません。ブランドは、サケ由来のPDRNと5種のペプチドを配合した美容液として紹介していて、14番目には加水分解白子エキス、39番目にはサケ卵エキスも入っています。

PDRNピンクセラムの全成分の並びと、DNA-Na、香料、ペプチド5種の位置。

PDRNピンクセラムの全成分の並び 1 水 2 グリセリン 3 DPG 4 ミリスチン酸イソプロピル 5 グリセレス-26 6 ナイアシンアミド 7 1,2-ヘキサンジオール 8 DNA-Na 14 加水分解白子エキス 20 香料 22 アデノシン 26 ヒアルロン酸Na 30 加水分解コラーゲン 34〜38 ペプチド5種 39 サケ卵エキス 40 アテロコラーゲン 8番目のDNA-Naが、PDRNの名前 商品名のPDRNは、成分表では DNA-Naと書かれる 香料は20番目 香料の配合量の目安は0.01〜0.5% 香料が1%以下なら、後ろも1%以下 ペプチド5種は34〜38番目 パルミトイルペンタペプチド-4 パルミトイルトリペプチド-1 パルミトイルテトラペプチド-7 トリペプチド-1銅 アセチルヘキサペプチド-8 1%以下の成分は順不同。後ろの成分どうしは、順番で量を比べられません

5種のペプチドは、パルミトイルペンタペプチド-4、パルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルテトラペプチド-7、トリペプチド-1銅、アセチルヘキサペプチド-8で、34〜38番目にまとまっています。その前の20番目には香料があり、22番目にアデノシン、26番目にヒアルロン酸Na、30番目に加水分解コラーゲン、40番目にアテロコラーゲンが並びます。香料の配合量の目安は0.01〜0.5%とされているので、香料が1%以下なら、それより後ろのペプチド5種も1%以下の範囲にあることになります。ただし1%以下の成分は順不同で書けるため、香料より少ないとまでは言えません。

韓国の公式サイトでは、この商品はPDRNを10,000ppm含むアンプルとして売られています。ただし10,000ppmは韓国での表示で、原料としての量か成分そのものの量かも書かれておらず、日本の商品の配合量としては読めません。

ゼロ毛穴の2品は、乳酸やグルコノラクトンなどの酸が上位にある

ゼロ毛穴パッド2.0は、液をしみ込ませた拭き取りタイプのパッドで、4番目に乳酸、5番目にエタノール、8番目にサリチル酸があります。乳酸はAHA、サリチル酸はBHAと呼ばれる酸の仲間で、20番目にはベタインサリチル酸も入っています。21〜27番目にはオレンジ果皮油、レモン果皮油、グレープフルーツ果皮油、ベルガモット果実油、ローズマリー葉油、ユーカリ葉油、ラベンダー油の7種の精油が続き、34番目にツボクサエキスがあります。

ゼロ毛穴1DAYセラムでは、PHAと呼ばれる酸の仲間のグルコノラクトンが水に次ぐ2番目にあり、8番目にナイアシンアミド、10番目にクエン酸、15番目にサリチル酸、20番目に乳酸、21番目にグリコール酸と、種類の違う酸がいくつも並んでいます。25番目のヒアルロン酸Naのあとには、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、加水分解ヒアルロン酸Naなど、ヒアルロン酸の仲間が6種続きます。

ゼロ毛穴パッド2.0とゼロ毛穴1DAYセラムの、酸、エタノール、精油の位置。

ゼロ毛穴の2品で、酸はどこにある? ゼロ毛穴パッド2.0 1 水 2 メチルプロパンジオール 3 トロメタミン 4 乳酸 5 エタノール 6 1,2-ヘキサンジオール 7 グリセレス-26 8 サリチル酸 ここから後ろは1%以下 19 ヒアルロン酸Na 20 ベタインサリチル酸 21〜27 精油7種 34 ツボクサエキス ゼロ毛穴1DAYセラム 1 水 2 グルコノラクトン 8 ナイアシンアミド 10 クエン酸 15 サリチル酸 ここから後ろは1%以下 20 乳酸 21 グリコール酸 25 ヒアルロン酸Na 29〜37 ヒアルロン酸の仲間6種 角層に働きかける酸 エタノールと精油 サリチル酸は化粧品では0.2%までなので、それより後ろは1%以下 精油はオレンジ果皮油、レモン果皮油、ラベンダー油など7種

サリチル酸は、化粧品基準で100gあたり0.20gまでと決まっている成分です。つまりゼロ毛穴の2品とも、サリチル酸より後ろの成分は1%以下ということになります。そのため、パッドの精油やセラムの乳酸、グリコール酸は、位置から量の多い少ないを比べられません。酸を含むパッドとセラムを同じ日に重ねると角層に働きかける成分が重なるので、使う回数は製品の使用説明に従い、日中は紫外線対策を合わせると安心です。エタノールや精油が肌に合わない人は、パッドの5番目のエタノールと21〜27番目の精油の位置を先に見ておきましょう。

グリシルグリシンセラムの全成分に、グリシルグリシンという名前はない

グリシルグリシンセラムは、日本の公式通販サイトでは、原料の名前と10という数字が入った商品名で売られていて、化粧品の情報サイトの公式の商品情報では2026年5月の発売とされています。ところが全成分には、グリシルグリシンという名前は出てきません。全成分の上位は水、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコールと続き、4番目のジペプチド-15が、アメリカの食品医薬品局の物質データベースでグリシルグリシンの別名として載っている名前です。

グリシルグリシンは成分表ではジペプチド-15と書かれ、商品名の10は原料の配合率です。

グリシルグリシンセラムの名前と成分表 商品名の成分 グリシルグリシン = 成分表での名前 ジペプチド-15 4番目 アメリカの食品医薬品局の物質データベースで、グリシルグリシンの別名として載っている名前 商品名の10 グリシルグリシンを含む原料を10% ブランドの公表値 こうではない グリシルグリシンそのものが10% 成分そのものの%は表示されない 名前にないおもな成分と、全成分の何番目か 12番目 アデノシン 22番目 ナイアシンアミド 32番目 レチノール 33番目 アスコルビン酸 49番目 セラミドNP 55番目 サリチル酸 56番目 グリコール酸 57番目 パンテノール 59番目 グリチルリチン酸2K 末尾に アミノ酸9種

商品名の10は、グリシルグリシンそのものの量ではなく、原料の配合率です。ブランドの公表値では、グリシルグリシンを含む原料を10%配合しているとされています。名前にない成分では、12番目にアデノシン、22番目にナイアシンアミド、32番目にレチノール、33番目にアスコルビン酸、49番目にセラミドNPがあり、55番目以降にサリチル酸、グリコール酸、パンテノール、グリチルリチン酸2Kが並んで、末尾にはアミノ酸9種が続きます。グリシルグリシン自体は、アミノ酸のグリシンが2つつながった小さな成分です。

成分表は上のほうが多い順、1%以下は順不同

成分表は配合量の多い順に並べる決まりですが、1%以下の成分と着色剤は順不同で書いてよく、どこからが1%以下かは表示されません。そのため、上位の成分は多く入っていると読めますが、後ろのほうの成分どうしは順番で量を比べられません。コラーゲンナイトラッピングマスクでは、名前のコラーゲンにあたるコラーゲンエキスは25番目で、上位には水、はがすパックの膜になるポリビニルアルコール、グリセリンが並びます。

成分表を読むときの5つの注意。

成分表を読むときの5つの注意 1 上のほうは、配合量の多い順 1番目から順に多く入っている 2 1%以下と着色剤は、順不同 どこからが1%以下かは表示されない 3 香料とサリチル酸が、境目の手がかり 香料の目安は0.01〜0.5%、サリチル酸は0.2%まで 4 名前の成分が後ろでも、量は比べない コラーゲンエキスは25番目、ペプチドは34〜38番目 5 処方は国とリニューアルで変わる 日本で買う商品は、手元のパッケージで確かめる 成分表には、配合量の%は書かれません

名前にない成分では、ナイアシンアミドがマスクで5番目、PDRNピンクセラムで6番目、1DAYセラムで8番目、グリシルグリシンセラムで22番目と、4つの商品に入っています。ナイアシンアミドは医薬部外品では有効成分として使われることもある成分ですが、ここで取り上げた商品は化粧品なので、医薬部外品として国が認めた効能はうたえません。また全成分は、リニューアルで処方が変わることがあり、同じ名前の商品でも国によって並びが違うことがあります。日本で買う商品は、手元のパッケージの成分表で確かめるのが確実です。

まとめ

商品名の言葉は入り口で、成分表の名前と並びが中身の手がかりです。両方を合わせて見ると、同じブランドの商品どうしの違いがつかみやすくなります。

よくある質問

メディキューブのPDRNは成分表でどう書かれていますか?

DNA-Naという名前で書かれています。PDRNピンクセラムでは、販売店のページに載っている全成分の8番目にあります。

グリシルグリシンセラムの全成分に、グリシルグリシンという名前はありますか?

その名前はありません。4番目のジペプチド-15が、アメリカの食品医薬品局の物質データベースでグリシルグリシンの別名として載っている名前です。

商品名の10は、グリシルグリシンの配合量ですか?

グリシルグリシンそのものの量ではありません。ブランドの公表値では、グリシルグリシンを含む原料を10%配合しているという意味です。

ゼロ毛穴パッド2.0にはどんな酸が入っていますか?

4番目に乳酸、8番目にサリチル酸、20番目にベタインサリチル酸が入っています。5番目にはエタノール、21〜27番目には7種の精油もあります。

PDRNピンクセラムのペプチド5種は、少ししか入っていないのですか?

1%以下の範囲にあると考えられますが、量どうしは比べられません。20番目の香料より後ろの34〜38番目にあり、1%以下の成分は順不同で書いてよいためです。

あるコスメオタクの写真

この記事を書いた人:あるコスメオタク日本化粧品検定1級

中央大学大学院に通う大学院生。韓国コスメが好きすぎて、気になったアイテムは自腹で試して回っている一消費者です。スキンケアと、成分・制度の背景を調べるのが好きです。公的資料やメーカーの公式情報にあたって、「化粧品にできること・できないこと」を分けて書くことを心がけています。(運営方針)

ひとことメモ:仕上がりや使用感には個人差があります。記載内容はブランドが公表している情報、および実際に使用した際の内容に基づくものです。

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