この記事でわかること
- 化粧下地の役割と、「毛穴」「色補正」の言葉の意味
- 下地とファンデーションのSPFを重ねたときの考え方
- 色つき下地を肌の悩みから選ぶ方法
化粧下地は種類が多くて、「毛穴カバー」「トーンアップ」「UVカット」と言葉もいろいろなので、どれを選べばいいのか迷いますよね。
結論から言うと、化粧下地の役割はファンデーションの化粧もちを上げることと、肌色や質感を見た目に整えることです。言葉のイメージではなく、自分が何のために使うかで選べば迷いません。
下地は、化粧もちと見た目を整えるもの
化粧下地は、ファンデーションの土台を作り、肌の見え方を整えるためのものです。どちらも、肌そのものを変えるのではなく、見た目を整えるメーキャップの働きです。
化粧下地の役割です。どれも見た目を整えるメーキャップの働きです。
化粧もち
ファンデーションを密着させ、くずれにくくする
見た目を整える
色ムラや質感を、カバーして見せる
紫外線を防ぐ
UVカット機能をもつ下地も多い
たとえば、肌表面の凹凸をならしてファンデーションがつきやすい状態にしたり、赤みを隠したり、ツヤやマットの質感を足したりします。
宣伝でよく見る「毛穴を消す」「くすみをとばす」は、化粧品で認められている効能の範囲には入っていません。できるのは、凹凸や色ムラをカバーしてなめらかに見せることです。「なくす」ではなく「見せる」と考えると、期待しすぎずに選べます。
「化粧下地」は表示の名前で、中身の決まりはない
「化粧下地とは何か」を中身で決めた公的な決まりはありません。あるのは、商品を選ぶ目安になる表示の名前の区分だけです。
化粧品の表示のルールには、商品の種類を表す名前の一覧があり、そこに「化粧下地」があります。同じ区分に、メークアップベース、メークアッププライマー、プレメークアップという呼び方も並んでいます。これは表示のための分類で、どんな中身なら化粧下地と呼べるかを決めたものではありません。
だから「下地とBBクリームの違いは?」「下地と日焼け止めの境目は?」と迷っても、決まった答えはないのです。名前より、その商品に何ができるかを見るのが近道です。
SPFは足し算にならない。でも重ねれば防ぐ効果は高まる
下地とファンデーションのSPFは、足し算になりません。SPF20とSPF30を重ねても、SPF50と考えることはできないからです。
ただ、重ねて塗れば、紫外線を防ぐ効果は高まります。数字を足して安心するより、適量をムラなく塗ることと、必要に応じて塗り直すことのほうが大事です。
SPFは、主に肌が赤くなる日焼けを起こすUVBを防ぐ効果の目安で、数字が大きいほど効果が高くなります。50をはっきり超えるものは「SPF50+」と書かれます。PAは、肌を黒くし、じわじわ影響するUVAを防ぐ効果の目安で、「PA+」から「PA++++」までの4段階です。読み方は日焼け止めと同じです。
色つき下地は、肌の悩みから選ぶ
グリーンやパープルなどの色つき下地は、赤み・くすみ・血色のなさといった、自分の肌の悩みから選ぶとわかりやすいです。商品は「この色はこの悩みに向く」という組み合わせで案内されているからです。
| 色 | 向く悩み |
|---|---|
| グリーン | 赤みをカバーして、肌のトーンをそろえて見せる |
| パープル・ラベンダー | くすみをカバーして、明るく見せる |
| イエロー | 暗い部分を明るく見せて、自然なトーンに整える |
| ピンク | 血色感をプラスして見せる |
「補色」や「色相環」といった色の理論で説明されることも多いですが、選ぶときは表の組み合わせを覚えておけば十分です。
選ぶときは「何のために使うか」から決める
下地は、まず何のために使うかを決めてから選びます。化粧もちを上げたいのか、色ムラを整えたいのか、紫外線を防ぎたいのかで、選ぶものが変わるからです。
下地は、この順番で考えると選びやすくなります。
決める
場面で
悩みから
好みで
紫外線を防ぐ機能は、使う場面で選びます。日常の買い物くらいなのか、長い時間外にいるのかで、必要なSPFやPAを考えましょう。下地でも、SPF19・PA++のものからSPF50+・PA++++のものまで幅があります。
色は肌の悩みから選び、ツヤかマットかという質感の好みは最後に決めます。ベースメイクは下地とファンデーションの組み合わせで決まるので、ファンデーションとの相性もここで見ましょう。スキンケアの最後に使うベースプレップのような、肌を整える下地もあわせて考えると、選ぶ軸がそろいます。
まとめ
- 化粧下地の役割は、化粧もちを上げることと、肌色・質感を見た目に整えることです
- 「毛穴を消す」ではなく「カバーして見せる」が、化粧品でできることです
- 「化粧下地」は表示の名前の区分で、中身の決まりはありません
- 下地とファンデーションのSPFは足し算にならないものの、重ねれば防ぐ効果は高まります
- 色つき下地は肌の悩みから選び、紫外線対策は使う場面で選びます
下地は宣伝の言葉が派手になりがちです。でも「何のために使うか」が決まれば、選ぶ基準はぐっとシンプルになります。
よくある質問
化粧下地の役割は何ですか?
ファンデーションの化粧もちを上げることと、肌色や質感を見た目に整えることです。紫外線を防ぐ機能をもつ下地も多くあります。
化粧下地で毛穴はなくなりますか?
毛穴をなくすことはできません。できるのは、凹凸や色ムラをカバーしてなめらかに見せることです。「毛穴を消す」は、化粧品で認められた効能の範囲に入っていません。
下地とファンデーションのSPFは足し算になりますか?
足し算にはなりません。SPF20とSPF30を重ねてもSPF50にはなりませんが、重ねれば紫外線を防ぐ効果は高まります。
色つき下地は何色を選べばいいですか?
肌の悩みから選ぶとわかりやすいです。赤みにはグリーン、くすみにはパープル、暗い部分を明るく見せたいときはイエロー、血色感にはピンクが向きます。
化粧下地と日焼け止めの違いは何ですか?
中身で決まった違いはありません。「化粧下地」は表示のための名前の区分で、どんな中身なら下地と呼べるかは決められていないからです。